「夢見たいだー!」
『風太郎、うる、さいぞ、』
寝起きにそんな大声出さんでくれ、
ふわぁ、、、
「1週間、よく頑張ったな、」
『風太郎もな、お疲れさん、』
「ふわぁ、上杉君、早いですね、、」
「五月、確認だがうちの学校は8時半登校だよな?」
おい、嘘だろ、、、
「そうですね、それから15分後に試験開始です」
「うん、あの時計壊れてたりしないよな?」
「い、いやーーー!」
「みんな遅いよ〜!」
『朝から、運動まじか、まぁ四葉にペースに合わせれば間に合うだろ、』
「四葉のペースに合わせる!?そんなことできるか!」
『やるしかないだろ、』
「上杉さーん!先行っちゃいますよー!」
『待って俺も行く!』
「ちょっと待ってー!私も行く!」
『はぁはぁはぁ、一花、そんなに走れたんだな、、』
「はぁはぁ、自分でもびっくりだよ〜、ノア君こそ、、風太郎君と同じくらいかと思ってた。」
『あいつはちょっと勉強にステータス全振りしたみたいな感じだしな、』
「あれっ、二乃から電話だ。」
「もしもし一花?アンタ今学校ついてる?」
「うん、ノア君と一緒に着いてるよ!」
「なら良かったわ、それじゃ、」
「えっちょ、切られたし、」
『アイツら変装してくんだろ、風太郎、俺の真似なんて出来んのか?』
「顔のパーツはにてる部分多いし、髪型何とかすれば行けそうだね、」
『逆も然りってことかよ、』
風太郎達は既に学校に着いていた俺らに変装して無事に校内に侵入できたようだ。
俺と風太郎って結構にてるんだな、、、、
そんなことを思いつつ最初のテストが始まった。
俺はいつも90点前半ぐらいの点数を取るが、あいつは違う。いつも満点だ。
今回も出来栄え的にいつもと変わらないだろう。毎回思うが風太郎はどうやって満点をとっているんだ、、もっと勉強以外にも興味を持って欲しいが、、
そんなことを思っていると、最初のテストが終わった。一花のやつ、相変わらず寝てやがる。もう少し見直ししてくれると有難いんだが、、
そんなこんなで全教科のテストを終え、採点されて帰ってきた。
俺は相変わらず90点前半だが問題はあいつらだ、
俺の予想では全教科赤点回避は無理だろう。せめて得意教科だけでも超えてたらいいんだが、、
「よう集まってもらって悪いな」
『みんなお疲れ様』
「どうしたの?改まっちゃって、」
「中間試験の報告、間違えたところまた教えてね、」
「ああ、ともかく答案用紙を見せてくれ、」
この結果で俺たちの運命は変わる。それでも精一杯やってきたつもりだ。
「はーい、私は、」
「見せたくありません!個人情報です。断固拒否します。」
『五月、俺たちは覚悟ならできてる、』
「「「えっ?」」」
事情を知らない、一花、三玖、四葉が驚いている。
後で怒られるかもな、
「じゃーん!国語は山勘が当たって30点でした!こんな点数初めてです!」
「歴史は68点、その他はギリギリ赤点、悔しい、」
「私は数学の39点だけ、いまの実力じゃこんなもんかな、」
「国数理社が赤点、言っておくけど手は抜いてないからね、」
「残念ですが、合格ラインを超えたのは理科の56点のみでした、」
『ふっ、まぁ最初の頃に比べたら大きな成長じゃないか?』
「そうだな、確実に成長している。」
「三玖、今回の難易度で68点は大したもんだ。偏りはあるがな、今後は姉妹で教えられる箇所は自信を持って教えてやってくれ」
「えっ、」
「四葉、イージーミスが目立つぞ勿体ない、焦らず慎重にな、」
「了解です!」
「一花、お前は1つの問題にこだわらなさすぎだ、最後まで諦めんなよ、」
「はーい、」
「二乃、結局お前は最後まで言うこと聞かなかったな、俺が来ないからって油断すんなよ、」
「フン、」
「フータロー、もう来ないからってどういうこと?、、、私!」
「今は話を聞きましょう、」
「五月、お前は本当にバカ不器用だな、」
「なっ!」
「1問に時間かけすぎて最後まで解けてねぇじゃねぇか!」
「ううっ、反省点ではあります。」
「自分で理解してるならいい、次からきをつけろよ、」
「あっ、父です。」
五月のスマホに電話がかかってきたようだ。
『タイミングよすぎかよ、』
「ノア君?」
「はい、上杉です。」
「ああ、五月君と一緒にいたのかい、個々に聞いていこうと思ったが、君の口から聞こうか、」
「はい、」
「ウソはわかるからね、」
「つきませんよ、ただ、次からこいつらには、もっといい家庭教師をつけてやってください」
「ということは、試験の結果は、」
「ふぅ、、なっ、、」
「パパ、二乃だけど、ひとつ聞いていい?なんでこんな条件出したの、」
「僕にも娘を預ける親としての責任があるからね、彼が君たちに相応しいのか測らせてもらっただけだよ、」
「私たちのためってことね、ありがとうパパ、でも、ふさわしいかどうかなんて数字だけじゃ分からないわ、」
「それが一番の判断基準だ。」
「あっ、そう、じゃあ教えてあげるわ、私たち5人で全ての科目の赤点を回避したわ、」
『なっ、』
「本当かい?」
「嘘じゃないわ、」
「二乃君が言うなら本当なんだろうね、これからも上杉くんと励むといい、」
『そんな技、通用するのか、』
「今回は通じたけど、結果的にパパを騙すことになった。多分二度と通用しない、次は実現させなさい!」
「ふっ、やってやるよ、」
『もう少し、長い付き合いになりそうだな、』
「ちょっとー今の何の話?」
「三玖、安心してください。彼とはもう少し長い付き合いになりそうですよ!」
「うん、五月も良かったね」
「え、ええ!?」
「はいはーいこのまま復習しちゃいましょー!」
『やる気満々だな、、』
「はぁ?それは嫌よ、」
「はいはい、逃げないの、」
「たしかに、テスト返却後の復習が一番大事だ。だがそれは今じゃなくていい、パフェとか言ってただろ?」
「フフフ」
「アンタがパフェって、」
『お前がそんなこと言うなんてな、ちょうどいい金はある、俺らも行くとするか、』
「そんないいよいいよ、5科目赤点回避記念に二人の分も奢っちゃうよ」
一花はそう言ってくれているが、、受け入れ難い誘いだな、、
「だがしかし、、」
「これも給料だと思って受け取ってください!」
『ならそうするか、』
「それじゃあ行きましょーー!!」
「えらく元気だな?四葉!」
「あ、えへへ、、」
あいつら、元気だな、、
「ねぇねぇ?」
『どうした?一花』
「さっきの話、もしかして五月ちゃんとフータロー君が喧嘩した理由?」
『まぁそうだな、、あの条件を出せされて焦ってしまった結果だな、』
「ふーん、確かに、私たちには言いづらい内容だったかもだけどさ、、私は言って欲しかったな〜」
『悪かったな、余計なプレッシャーはかけたくなかったんだ。』
「もし、あのままクビにされたら私は間違いなく言ってくれなかった君を恨んでたかも、、」
『はぁ?確かに、責任を感じさせてしまうかもだけど、、俺らが関わる前に戻るだけだろ、、』
「本当にそう思ってる?」
『えっ?』
一花は俺を真剣な目で見つめている、まるで何かを試されているようだ。
「あー、ごめんごめん。そんな固くならなくていいよ、けど、君たちは自分が思ってるより私たちに大きな影響を与えているよ、それだけは覚えておいて欲しいな」
『あー、わかった。』
あいついつもへらへらした顔をしてたからビビったが、あんな目もできるんだな、、
あいつ、やっぱ女優向いてんのかもな、