「5つ子ゲーム!イエーイ!」
「5つ子ゲームとは5本の指を私たちに見立て、隠した指から誰が出てくるか、当てるゲームです。」
「私は誰だ!」
「二乃」 「三玖かな、」 「四葉」「二乃です」
『三玖じゃないか?』
「ちょっと触るの禁止!つうか触るな!」
「くっ二乃だ!」
「残念三玖でした!」
「何故裏返っている。」
二乃の指なんて触ったら、中指たてられるわな、、、
『スー、スー、』
「次は希空さんですね!あれっ、希空さん?」
「寝かしてやれ、こいつ、今日妹の看病で寝てないんだ。」
「ええ!そうなんですか!」
「ああ、だから少しでも休ませてやりたい」
「(君も、長男してるんだね、)」
「(一睡もしてないって大丈夫でしょうか、、、)」
その後、俺たちは雪による渋滞に巻き込まれ、急遽宿に駆け込む形となった。
「おお!いい部屋だな!」
「でも、4人部屋ですよ?それを7人で」
「こいつらと同じ部屋何て絶対にいや!」
「団体のお客さんが急に入ったとかでどこも空いていなかったんだよ」
「車があるでしょ?」
「仕事があるって帰っちゃった。」
「あっほら、旅館の前に1つ部屋があったじゃない!」
『それ犬小屋だし、外だわ!』
「あ、明日死んでるよ!」
「大丈夫よ、きっと、」
『はぁ、』
「うん!いい旅館だ!文句言ってないで楽しもうぜ!」
「はーい、女子集合、」
どうやら女子同士の話し合いが始まったそうだ。
『まぁ、風太郎の言う通りだな、外泊なんていつぶりだ?』
「少なくとも、小学校以来じゃないか?それよりもあれやろうぜ!」
『なんだ?』
「トランプだ!」
『あー、懐かしいな、昔七並べ良くしてたっけ?』
「やろうぜ?」
「ひぃぃ、、」
「な、何を、、」
「トランプ持ってきた!やろうぜ!」
「トランプ?」
「あー、懐かしいな」
「何やります?」
「七並べしよう!」
七並べ、、、昔、あの子とやったな、、
試合も白熱したところで、夕飯の時間となっていた。
「すっげぇ、タッパーに入れて持ち帰りたい!」
『それはやめてくれ、、』
「でもこんなの食べちゃったら明日のカレーが見劣りしちゃいそう、、」
「あんたの班のカレー楽しみにしてるわよ」
「うるさい、」
「そういえば林間学校の予定表あまり見てなかったな、」
「2日目の主なスケジュールはオリエンテーリング、飯盒炊飯、肝試し、3日目は自由参加の登山、スキー、そしてキャンプファイヤーだ」
「なんでフータロー君暗記してるの?」
『実は楽しみだったんだよな』
「う、うるさいぞ、」
「あっ、あと新しい情報ではキャンプファイヤーの伝説は、フィナーレの瞬間手を」
「またその話か、」
そういえば、一花と風太郎が訳あってペア組むことになったんだっけ?
伝説なんか信じちゃいないが、、周りの目からはそう映るってことだよな、、、
「伝説?」
「関係ないわよ、どうせこの子達もダンスする相手なんていないでしょ、」
「アハハ、」
「まぁ、そんなくだらないこと、どうでもいいんだけど、」
「多分二乃、誰からも誘われなかったんだと思う。」
「うぅ、あんたね!」
「ああ、ほらここ露天風呂あるみたい、結構良さそう、ん?、えっ、混浴、、、」
「はぁ?こいつと部屋のみならずお風呂まで共用しろと!?」
「言語道断です!」
「なんで一緒に入る前提?」
「二乃、一緒に入るのが嫌なんて心外だぜ、俺とお前は経験済みだろ?」
『こらっ、誤解されるようなこと言うんじゃない、、』
『ふわぁぁ、眠、、』
「今日はずっとらいはの看病してくれてただろ、もう寝たらどうだ?」
『そうだな、あいつらには申し訳ないが、先に場所を決めさせてもらおう』
俺たち男子は端っこで先に寝ることにした。
「えっと、、私達も寝よっか、」
「はっ、ノア君!?(あはは、みんなごちゃごちゃ、、)」
「(君の、寝顔を見るのはこれで2回目かな、、これぐらい、平常心でいられなきゃ、友達、、、パートナーじゃないよね、大丈夫だよね、、)」
「もう朝ですよ!朝食は食堂で、、、」
バタン
「あっ、」
「はぁ、はぁ、はぁ、うそ、あれって、、」
「中野?中野じゃないか!どうしてこんなところに、、」
『みんなあの宿に泊まってたのか、、』
「そうだね、びっくりだ、」
「あっ、」
『ん?どうした?』
スマホに何か来ていたようだが、、、
「ううん、なんでもない、」
飯盒炊爨の時間となった。俺は家でたまに料理するため、食材を切る役割となった。
『あとは煮込めばいいだけだな、』
「うん、希空君、手際良くて助かるよ!何か料理とかやってたの?」
『少しな、、、』
「へぇ!すごい!」
「すごい褒められてたね〜、お姉さんびっくりだ。」
一花、、お前は洗い物担当か、、、
『そうだな、あれぐらい普通なんだが、、』
「ねぇ、さっき褒められて嬉しかった?」
『どうだろうな、』
「うそ、絶対嬉しがってたよ、」
『まぁ、あまり褒められ慣れてないんだ。』
「ふーん、じゃあこれからはお姉さんが褒めてあげる、その時、最初に出た気持ちを大切にしなよ?」
『褒めてあげるって、、』
「はい、妹の看病、よく頑張りました!」
そう言うと一花は俺の頭を撫でてきた。
『お、おい!周りの人が見てる!やめろ、』
「えー、せっかくお姉さんが褒めてあげようと思ったのに、、、まぁ、いいや、それじゃ先いくね!肝試し楽しみにしてるよ!」
『おー、、』
最初に出た気持ち、、、ね、
そんなの、恥ずかしすぎてわかんねぇよ、、、
まぁ、嫌ではなかったかもな、、
「希空!、これから肝試しやるんだが、」
『分かった。暇だし行くよ、』
「じゃあこのカツラと仮面つけてくれ、」
『おう、』
「2人とも金髪似合ってますよ!」
『ああ、』
金髪なんて、5年前のあの時以来か?
「ううーー!」「うおーー!」
「うわぁぁぁ、」
風太郎と四葉の脅かしにビビって逃げたようだ。
『俺の出番なしかよ、、仕方がない、木の上からぶら下がってみるか、』
「いいじゃねぇか、」
「私嬉しいです!いつも死んだ目をした上杉さんが生き生きとしています、」
「そうか、よみがえれて何よりだ。」
「もしかしたら来てくれないかと思っちゃったから、」
『それは、、スマン、、』
「いえいえ、いいんです!後悔のない林間学校にしましょうね!あっ次の人来ました。」
「やってやら!!」
「食べちゃうぞ!!」
「フータロー、」
「四葉もいるじゃん、あれっ、ノア君は?」
『俺はここだ!!!』
「うひゃぁ」「うわっ、」
「あっはは、びっくりした。やられたよ、」
『よし、大成功だな【仮面を外す、】』
「2人ともその金髪どうしたの?染めた?」
「いやカツラだ。それよりもこの先崖で危ないから看板通りに、、、三玖?」
「えっ何?」
「嫌だから、この先崖があるから看板通りに進めよ、」
「うん、わかってる。一花行くよ」
「え、あ、うん、ノア君」
『ん?』
「その金髪似合ってるよ、」
『はぁ?』
一花は俺に近づいてこう言ってきたが、、
耳元でそんなこと言って来んなよ、、顔が熱くてしょうがねぇ、、
ったく、さっきから、あいつのせいで変な気持ちになる。
「うふふ、」
「何だ、やけに素っ気ないな、」
「そうですか?それよりも上杉さん!まだ脅かし方に迷いがあります!」
『なら、俺と場所交換してみるか?さっきので満足したし、』
「ああ、やってみよう、、」
「勉強しろー!」
「うわぁぁぁいやーー!」
「ちょっと五月!待ちなさい!」
『あれ、やりすぎたみたいだな、』
「ん?あいつらどっちに行った?」
『やば、俺探してくる、風太郎も手伝ってくれ!』
「ああ!」
「皆さん!気をつけてくださいね!」
『五月!五月はどこだ!おーい』
「うぅ、、」
『いた五月!』
「希空君、うわぁぁぁ、怖かったです〜」
『お、おい、抱きつくな、』
「あ、すみません、、、」
『それにしてもやっと見つけた、さっさと風太郎と合流するぞ、』
俺は五月に手を差し出した。
「えっ?」
『またはぐれられても困る、繋いでおこうぜ、』
「で、ですが、、、」
『いいから、迷子になるとどっちの方がいいなんて分かるだろ、少しの間だけさ』
「では、、お願いします。」
とりあえず五月が見つかってよかった。あとは風太郎が二乃を見つけているかだな、、、
「あのー、希空君」
『ん?』
「もしよろしければ、私とキャンプファイヤー踊ってくれませんか?」
『え、俺と?』
「はい!」
まさか、五月はあの噂のことを知った上で言ってんのか?
『本当に俺でいいのか?』
「えっ?はい!希空君が良ければ、」
この感じ、多分知らないな、、、
確かに俺も四葉から聞かなかったら知らなかっただろうしな、、
知らないならそれでいいか、これもらいはへのお土産話として話せそうだし、風太郎だって、一花と踊るんだ。友人と踊ったって不思議では無いだろ、
『ああ、俺で良ければ踊るか。』
「ありがとうございます!」
『あっ、風太「待て!」
『あ?なんだ、、』
「ねぇ君、キンタロー君の兄弟?」
『キンタロー?だr「ふが、、」
「いいから、弟を演じてくれ、【耳打ち】」
『あ、ああ、兄ちゃんどこいってたんだよ、、探したんだぞ?ほら広場にみんな集まってるから早く行くぞ、、』
「あっちょっと、、、キンタロー君!待ってるから!!」
『で?どういうこと?』
「この前、二乃のやつに昔の金髪姿を見られて咄嗟に親戚の子って嘘ついたら、こうなった、」
『はぁ、、、ちゃんと誤解解いとけよ、面倒事になる前に、』
「ああ、、」