風太郎「今回は出直すとするか、」
三玖「ごめん、」
『だが、これではっきりしたな、ニ乃は俺らを徹底的に排除しようとしている。』
風太郎「そうだな、ニ乃のやつ、一生分かりあえる気がしない。」
三玖「そんなことない、と思う」
「えっ?」
「誠実に向き合えばきっと分かってくれるよ、」
「誠実に、、って、どうすりゃいいんだよ、」
「私に言われても分かんない。それを考えるのが君たちの仕事でしょ?」
『「あっ、、、」』
「誠実に、、、か、、あっ、単語帳忘れてきた。」
『何やってんだよ、、、ここで待ってるから取ってこいよ、』
「ああ、すまないすぐ取ってくる。」
誠実に、、、あいつと分かり合える日は来るのか?
『あいつ、遅いな』
「あれ〜?ノアくん?ここで何してるの〜?」
『一花、風太郎のやつ部屋に忘れ物してきたみたいでさ、取りに行ってるはずなんだが、遅いんだよ、』
「そっか、なら一緒に来ちゃいなよ?お姉さんが入れてあげる」
『、、、そうだな、ここで待ってても暇だし、また上がらせて貰う。』
カンカン
「静粛に!」
「裁判長、こちらをご覧下さい。被告は家庭教師という立場でありながら、ピチピチの女子高生の前に欲望を爆発させていました。この写真は上杉風太郎被告で間違いありませんね?」
「え、冤罪だ。」
「裁判長!」
「はい!原告のニ乃君!」
「この男は1度マンションの外に出たと見せかけて、私のお風呂上がりを待っていました。」
「お、おい捏造だ、」
「悪質極まりない犯行にこいつの今後このマンションの立ち入りを禁止を要求します。」
「な、それはいくらなんでも!」
風太郎、、、、何したんだよ、、、
「大変けしからんですな〜」
「一花!俺は忘れ物を取りに」
「プーン、」
「裁判長、」
「アハハ、」
うん、この状況を楽しんでんな、、
「異議あり、フータローは悪人顔しているけどこれは無罪、私がインターホンで通した。録音もある。これは不慮の事故、」
『それについては、俺も同感だ。実際俺は、さっきまでマンションの下に一緒にいた、そこで一花とあったしな、』
「三玖〜!希空〜」
「アンタまだこいつらの味方でいるつもり?」
「こいつははっきり言ったの!撮りに来たって!盗撮よ!」
「忘れ物を取りに来た、でしょ?」
「ッッ、、裁判長!三玖は被告への個人的な感情で庇ってマース」
「言っておくけど私は裸を見られたんだから!」
「見られて減るもんじゃない、」
「アンタはそうでも、私は違うの!」
「同じような体でしょ!」
「今は争ってる場合じゃ、、」
「五月は黙ってて、てかその写真早く消しなさいよ」
「うぅぅぅ、裁判長!」
『はぁ、進まねぇな、』
「うーん、三玖の言う通りだとしてこんな体制になるかな?」
「一花!やっぱアンタは話が分かるわ!」
「こいつは突然私に襲いかかって来たのよ!」
「フータロー、それほんと?」
「そ、そうだが、それは、」
「やっぱ有罪、切腹」
「み、三玖さん?」
『なぁ、もう1回その写真見せてもらっていいか?』
「ちょっと何よ、、」
『俺だって一応関係者だ。証言する権利はあるだろ、それに、この写真よく見たら周りに本が転がってないか?五月はどう思う?』
「えっ?え、ええ、そうですね、周りに本が転がっている様子は見て取れるため、棚から落ちた本からニ乃を守った、そうともとれますね、」
『だな、実際どうなんだよ、風太郎?』
「ああ、そうだ!ありがとうな五月!」
「お礼を言われる筋合いはありません。あくまでひとつの可能性を提示したまでです。」
五月の長所はこういう時に真面目に分析できるところだな、、たまにそれがキズになっているんだろうけど、、、
「確かに、」
「やっぱフータロー君にそんな度胸はないよね〜」
「ちょ、ちょっと、何解決した感じ出してるのよ、適当なこと言わないで!」
「ニ乃、しつこい」
「アンタね!」
「まぁ、そんなカッカしないで私たち昔は仲良し5姉妹だったじゃん?」
「うっ、」
「とはいえ俺の不注意が招いた事故だ。?悪かったな、」
「昔は、、って、、、私は」
「おい、ニ乃?」
「おい、あいつ出てったぞ、いいのか?」
「うん、ほっとけばいいよ、」
あいつは、もしかして姉妹の事が大好きだから、、、なるほどな、、
これは難儀なものだ。分かり合える所がますます、厳しくなってきたぞ、、
「ハァ、やっと家に帰って勉強ができる。」
『こっちは下で待たされた挙句、勝手に裁判してるんだけどな、、、』
「それはすまん、」
「おっ、らいはからだ。晩御飯できてるってさ、」
『おっ、それは楽しみだ。』
風太郎「(まあ、人の家に干渉しすぎるのも良くないな、)」
風太郎「ん?」
『ニ乃?』
「あ、」
「まったく使えないわね、」
「(鍵を持ってなかったのか、だからといってほかの3人に開けてもらうのもバツが悪いと、)」
「何見てんのよ、あんた達の顔なんて見たくもないわ、」
「そうか、悪かったな、(手助けなんてしたら怒られそうだしな、)」
家族のために、得体の知れない俺たちを入れないってのは警戒心として素晴らしいものだが、、、自分から嫌われ役を買われに行くことになるぞ、、現に三玖とは少しギスギスしてたしな、、
あのまま置いて帰るのも気が引けんな、、、
「はぁ、」
「何してんの?」
「どうしても解けない問題があってな、解いてから帰らないとスッキリしないんだ。」
『俺も自分の勉強疎かにしてたしな、スキマ時間は使っていかないと、、』
「あっそ、勉強勉強ってバカみたい、」
「勉強がバカとは矛盾しているな、いや、バカだから勉強しているとも言えるか、」
「うるさい、みんなバカばっかりで嫌いよ、」
『それは本当にみんななのか?』
「ええそうよ、」
「姉妹のことも嫌いなのか?それはウソだろ、」
「ウソじゃない!あんたみたいな得体の知れない男達を受け入れるなんてどうかしてるわ、私たちの、」
「5人の家にあんたなんか入らせる余地なんかない。そうお前は言ったよな、」
「もういい、黙って!」
「俺達が嫌いってだけじゃ説明がつかないんだよ、」
『あいつらの誰よりも家族のことが好きだから、俺らを入れたくないんだろう?』
「なにそれ、見当違いも甚だしいわ、人の気持ちわかった気でいて、そんなのありえないわ、キモっ」
「なによ、悪い?」
「フッ、わかるぞニ乃!俺達にも妹がいてな、」
「そうよ、私悪くないわよね、」
「えっ、」
「バカみたい!なんで私が落ち込まなきゃ行けないの?やっぱ決めた!私はあんたを認めない!たとえ、それであの子たちに嫌われようとも」
『はぁ、分かったよ、俺たちとアンタでどっちが先に諦めるか勝負とするか、』
「ニ乃、いつまでそこにいるの?早くおいで、」
どうやら二乃を心配して来たようだな、、
「三玖」
「あ、フータローもいたんだ。ちょうど良かった。明日だけど、」
「さぁ、帰るわよ、三玖」
「でも、まだ話が、」
「いいから!」
「はぁ、また厳しくなりそうだ。これだから過度な干渉は嫌なんだ。」