上杉家の長男   作:希空0123

5 / 15
5話

 

「今日は快晴の日曜日、いかがお過ごしですか?今日は東町で花火大会がありますね。」

 

風太郎「今日は丸一日休み、5つ子のことは忘れて思う存分勉強することができる。ん?この公式あいつらにも教えておいた方がいいな、って俺は立派な家庭教師か!」

 

『少しぐらい、休めよ〜』

 

ピンポン

『ん?』

 

「借金取りか?」

 

「お金ならありま、、」

 

ガチャン

「えっ?」

 

「なぜ閉めるのですか?開けてください!」

 

「何?」

 

「あなたにお渡しするものがあります。」

 

『五月?』

 

「父から預かった給料です。」

 

「お兄ちゃんの汗で諭吉さんがしわくちゃに....」

 

「1日5000円を5人分計2回、それがお二人なのでで10万円分だそうです。」

 

まさか、本当に5倍の給料を貰えるとはな、、、

 

「お母さん、お兄ちゃんがついにやりました。」

 

『良かったな、風太郎』

 

「?希空君?あなたは喜ばないんですか?」

 

『そりゃあ、嬉しいよ、でも俺にとっては、風太郎とらいは、親父にも楽させてやりたいんだ。家族が喜んでるのを見るだけで十分』

 

そうだ、俺のせいでらいはにも、風太郎にも貧しい生活をさせちまってるんだ。俺がちゃんとしないとな、、

 

五月「、、、希空君、じゃあ私はこれで」

 

「受け取れねぇ、」

 

「えっ?」

 

「確かにお前たちの家に2回行った。だが、俺は何もしてねぇ、」

 

「そうでしょうか?セクハラしてたじゃないですか、」

 

「お兄ちゃん!?」

 

「あの誤解は解けただろ!」

 

「何もしていないことはないと思いますよ、あなたの、あなたたちの存在は5人の何かを変え始めていると思います」

 

「5人て」

 

『あんたもかい、、』

 

「ハッ、、」

 

「間違えました。4人です。とにかく返金は受け付けません。どう使おうがあなた達の自由です。」

 

「らいは、なにか欲しいものはあるか?」

 

『風太郎もなにか買ったっていいんだぞ?』

 

「それを言ったら希空だってそうだろ、、」

 

「そうだな〜うーん、ゲームセンター!」

 

 

 

 

「うわわわわお兄ちゃんコインが!!」

 

「ハハハ、やったな、」

 

『どれどれ、おー!すごいじゃないか、』

 

「希空兄もやってみて!」

 

『おーし、任せろ!』

 

 

 

 

「なんでお前もきてんの?」

 

「仕方がないでしょ、」

 

「断れよ、」

 

「断れません。可愛すぎます。」

 

「分かる。」

 

 

 

 

「こっちこっち!」

 

『おっ?次はそれやるか!いいぞやろう!』

 

 

 

「らいはちゃん楽しそうですね、」

 

「ああ、らいはには家の事情でいつも迷惑をかけている。本当はやりたいことももっとあるだろうに、あいつの望みは全て叶えてやりたい。」

 

「希空君のあんな姿初めて見ました。」

 

「希空は、面倒見がいいし、とても家族思いなんだ。だからこそ、兄として俺やらいはには楽しんでもらおうと頑張ってくれている。あいつの肩代わり出来たらいいんだけどな、」

 

五月「(希空君、あなたはとっても優しい人なんですね、、、)」

 

「あー!お兄ちゃん!五月さん!みんなであれやろ!」

 

『あー、やる?』

 

「うん!みんなで来た記念に撮ろうよ!」

 

『だってよ、アハハ、』

 

写真はあまり得意じゃないんだよな、、、

 

「そ、それよりあっちの方が、、」

 

「全て叶えるんでしょ?」

 

「やっぱりお前らだけで、、」

 

『あー、五月大丈夫か?なんかすまんな、』

 

「いえ、らいはちゃんに喜んで欲しいので...」

 

「なんだが家族写真みたいだね?ほら希空兄ももっと中央に寄って!」

 

『えっ、いや、』

 

ガシッ、

「こ、こっちに来てください、、【手を掴む】」

 

『あ、ああ』

 

カシャ 

 

「お前なんて顔してんだ」

 

「あなたこそ、、」

 

「希空兄と五月さん、顔真っ赤だね!」

 

『あー、少し中の気温暑かったしな、、、』

 

「ええ!そ、そうですね〜!」

 

「希空兄、風兄、五月さん!ありがとう!一生の宝物にするね!」

 

とりあえずらいはが喜んでくれて良かった、、家庭のことは全部任せきりにしてたからな、、少しでも子どもに戻れたみたいだしな、

 

 

 

 

「結局日曜日が潰れてしまった。いやまだ夜がある!お前らも夜は勉強しろよ」

 

「はっ、、わ、私はこれで、、」

 

『い、五月?』

 

「なんだが、怪しいな宿題は出てるだろ!済ませたのか?」

 

「うわぁ、着いてこないでください。」

 

「お兄ちゃん、五月さんが4人いる。」

 

「えっ?」

 

「うわっ、」

 

「上杉さん!」

 

「なんでそいつといるのよ、五月!」

 

「もしかしてデート中?ごめんね」

 

「違います!」

 

「うわぁ、上杉さんの妹さんですか?これから一緒に花火大会に行きましょう」

 

「花火?」

 

「ちょっと待て、俺達には勉強があるし、お前たちだって宿題があるだろ、」

 

 

『風太郎、らいはが行きたそうなんだ。少しぐらいいいだろ?』

 

「行っちゃ、、ダメ?」

 

「うん、もちろんいいさ!」

 

「ただし、お前らは宿題を終わらさてからだ!」

 

「もーう!花火大会始まっちゃうわよ〜!」

 

 

 

「やっとおわった〜」

 

「みんなお疲れ様!」

 

「あれっ、花火って何時からだっけ?」

 

「19時から20時まで、」

 

「まだ時間あるし、屋台行こー?」

 

「なんだこのテンションの高さは、」

 

『祭りなんて、久々だな、、、らいは!次来れるのはいつになるか分からない!後悔のないよう全力で楽しもんな!』

 

らいは「うん!希空兄!全力で遊ぼうね!」

 

『ああ!!』

 

 

「なら金魚すくいしませんか?」

 

らいは「やるー!」

 

『俺も行く』

 

 

 

 

 

「俺は妹と来てるだけだ!」

 

「お兄ちゃん〜!」

 

「あ?」

 

「見てみて〜!四葉さんが撮ってくれたの!」

 

「もう少し加減は出来なかったのか!それに希空!お前が着いておきながら何故こうなるんだ!」

 

『らいはが可愛かったから、、しょうがない、、、』

 

 

「そうそう!らいはちゃんを見ていると、不思議とプレゼントしたくなっちゃいます!」

 

『そうだ、お礼言ってなかったな、ありがとう四葉』

 

「いえいえ〜!」

 

「らいはも言ったか?」

 

「あっ、四葉さん!ありがとう大好き!」

 

「あ〜ん、らいはちゃん可愛すぎます!私の妹にしたいぐらいです!待ってくださいよ、私が上杉さんと結婚すれば合法的に姉と妹に、、、」

 

「自分で何言ってるかわかる?あんたも四葉に変な気起こさないでよね!」

 

「ねぇよ、」

 

トン

「あ、すまん!」

 

「い、いい、」

 

「お待たせ!さっ、行こう!」

 

「ん、どこか行くのか?」

 

「ニ乃がお店の屋上を借り切ってるから、」

 

「借り切ってるだと、ブルジョアか!」

 

『住んでる世界が違うんだな、、』

 

「ちょっと待ちなさい!せっかくお祭りに来たのにあれも買わない気でいるの?」

 

「そういえばあれ買ってない、」

 

「もしかしてアレの話?」

 

「アレやってる屋台ありましたっけ?」

 

「早くあれ食べたいな〜」

 

『ん?なんだあれって、、』

 

せーの

「焼きそば/かき氷/人形焼/りんご飴/チョコバナナ」

 

「全部買いに行こー!」

 

「えぇ、、」

 

 

「らいは、離れると迷子になるぞ、お兄ちゃんたちのここ掴んでろ、【服の裾を指す】」

 

『人も多いし、そうするか、はい』

 

「はーい!!」

 

 

「らいはちゃん次は輪投げしよっか?」

 

「うんやる!」

 

「迷子になるなよ〜」

 

「あ、焼きそば!」

 

『俺も着いてく、』

 

「大変長らくお待たせ致しました。まもなく花火大会を開催します」

 

 

「あれ?ノア君は買わないの?」

 

「そうなんですか?てっきり買いたいから着いてきたのかと、」

 

『ニ乃たちの方には風太郎がいるから大丈夫だろうけど、お前たちは迷子になりそうだからな、念の為だ、、』

 

「もしかして〜、心配して着いてきた?」

おい、そのニヤケずらやめろ、、、

 

『してねぇよ、まぁ、念の為ってやつだ。ニ乃のやつに怒られるのはごめんなんだよ、』

 

『そういえば、どこの店の屋上なんだ?』

 

「それが、、、、」

 

『えっ、ニ乃しか知らない!?どうやって集まるんだよ、ここ人多すぎて電波も繋がりにくいぞ、、、』

 

「ごめんまた電話!先ニ乃と合流しといて!」

 

『あっ、おい!』

 

 

『ひとまず風太郎に電話してみるか、』

 

 

 

『繋がらないな、あいつケータイ充電してなかったしな、』

 

「まったく、あの人は何してるんですか、、」

 

『とりあえず歩いてみるか、』

 

「そうですね、、」

 

『それに、お前も俺と二人で花火見るなんてやだろ、』

 

「えっ?、、、まぁ、 」

 

 

 

 

 

『あ、おい風太郎!!』

 

「あ、希空と五月!」

 

「ニ乃と一緒じゃないんですか?」

 

「あいつなら店の屋上で待ってる。それにこの先で三玖が待ってる早く合流するぞ、あとは一花だけか、」

 

『一花が、見つからないのか?』

 

「ああ、ヒゲのおっさんに連れられたあと見失っちまった。」

 

『なら俺が探してくるよ、風太郎は2人を任せた。』

 

「ああ、お前も頼んだぞ、」

 

『おう、、』

 

 

 

『一花!おーい!一花!』

 

ったく、あいつさっきから、電話ばっかりしてどこいったんだよ、、

楽しめてんかな、、、

 

『いち、、』

グイッ、

『えっ、、、』

 

「ちょっとこっち来て、花火見た?すごいよね、」

 

『まぁな、でもいいのか?5人で見なくて、そのために勉強を頑張ったんだろ?』

 

「アハハ、いいからいいから、」

 

『ん?、、、』

 

一花「どうした?」

 

『いや、なんでも、』

トン

「ごめん、みんなとは花火を見られない、【壁ドン】」

 

『えっ、なんで、、そういえばさっき風太郎がヒゲのおっさんと一緒にいたって、、、』

 

「そのことも、みんなには秘密にして欲しい。フータロー君にもそう伝えて、」

 

『、、、、』

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。