「今日は快晴の日曜日、いかがお過ごしですか?今日は東町で花火大会がありますね。」
風太郎「今日は丸一日休み、5つ子のことは忘れて思う存分勉強することができる。ん?この公式あいつらにも教えておいた方がいいな、って俺は立派な家庭教師か!」
『少しぐらい、休めよ〜』
ピンポン
『ん?』
「借金取りか?」
「お金ならありま、、」
ガチャン
「えっ?」
「なぜ閉めるのですか?開けてください!」
「何?」
「あなたにお渡しするものがあります。」
『五月?』
「父から預かった給料です。」
「お兄ちゃんの汗で諭吉さんがしわくちゃに....」
「1日5000円を5人分計2回、それがお二人なのでで10万円分だそうです。」
まさか、本当に5倍の給料を貰えるとはな、、、
「お母さん、お兄ちゃんがついにやりました。」
『良かったな、風太郎』
「?希空君?あなたは喜ばないんですか?」
『そりゃあ、嬉しいよ、でも俺にとっては、風太郎とらいは、親父にも楽させてやりたいんだ。家族が喜んでるのを見るだけで十分』
そうだ、俺のせいでらいはにも、風太郎にも貧しい生活をさせちまってるんだ。俺がちゃんとしないとな、、
五月「、、、希空君、じゃあ私はこれで」
「受け取れねぇ、」
「えっ?」
「確かにお前たちの家に2回行った。だが、俺は何もしてねぇ、」
「そうでしょうか?セクハラしてたじゃないですか、」
「お兄ちゃん!?」
「あの誤解は解けただろ!」
「何もしていないことはないと思いますよ、あなたの、あなたたちの存在は5人の何かを変え始めていると思います」
「5人て」
『あんたもかい、、』
「ハッ、、」
「間違えました。4人です。とにかく返金は受け付けません。どう使おうがあなた達の自由です。」
「らいは、なにか欲しいものはあるか?」
『風太郎もなにか買ったっていいんだぞ?』
「それを言ったら希空だってそうだろ、、」
「そうだな〜うーん、ゲームセンター!」
「うわわわわお兄ちゃんコインが!!」
「ハハハ、やったな、」
『どれどれ、おー!すごいじゃないか、』
「希空兄もやってみて!」
『おーし、任せろ!』
「なんでお前もきてんの?」
「仕方がないでしょ、」
「断れよ、」
「断れません。可愛すぎます。」
「分かる。」
「こっちこっち!」
『おっ?次はそれやるか!いいぞやろう!』
「らいはちゃん楽しそうですね、」
「ああ、らいはには家の事情でいつも迷惑をかけている。本当はやりたいことももっとあるだろうに、あいつの望みは全て叶えてやりたい。」
「希空君のあんな姿初めて見ました。」
「希空は、面倒見がいいし、とても家族思いなんだ。だからこそ、兄として俺やらいはには楽しんでもらおうと頑張ってくれている。あいつの肩代わり出来たらいいんだけどな、」
五月「(希空君、あなたはとっても優しい人なんですね、、、)」
「あー!お兄ちゃん!五月さん!みんなであれやろ!」
『あー、やる?』
「うん!みんなで来た記念に撮ろうよ!」
『だってよ、アハハ、』
写真はあまり得意じゃないんだよな、、、
「そ、それよりあっちの方が、、」
「全て叶えるんでしょ?」
「やっぱりお前らだけで、、」
『あー、五月大丈夫か?なんかすまんな、』
「いえ、らいはちゃんに喜んで欲しいので...」
「なんだが家族写真みたいだね?ほら希空兄ももっと中央に寄って!」
『えっ、いや、』
ガシッ、
「こ、こっちに来てください、、【手を掴む】」
『あ、ああ』
カシャ
「お前なんて顔してんだ」
「あなたこそ、、」
「希空兄と五月さん、顔真っ赤だね!」
『あー、少し中の気温暑かったしな、、、』
「ええ!そ、そうですね〜!」
「希空兄、風兄、五月さん!ありがとう!一生の宝物にするね!」
とりあえずらいはが喜んでくれて良かった、、家庭のことは全部任せきりにしてたからな、、少しでも子どもに戻れたみたいだしな、
「結局日曜日が潰れてしまった。いやまだ夜がある!お前らも夜は勉強しろよ」
「はっ、、わ、私はこれで、、」
『い、五月?』
「なんだが、怪しいな宿題は出てるだろ!済ませたのか?」
「うわぁ、着いてこないでください。」
「お兄ちゃん、五月さんが4人いる。」
「えっ?」
「うわっ、」
「上杉さん!」
「なんでそいつといるのよ、五月!」
「もしかしてデート中?ごめんね」
「違います!」
「うわぁ、上杉さんの妹さんですか?これから一緒に花火大会に行きましょう」
「花火?」
「ちょっと待て、俺達には勉強があるし、お前たちだって宿題があるだろ、」
『風太郎、らいはが行きたそうなんだ。少しぐらいいいだろ?』
「行っちゃ、、ダメ?」
「うん、もちろんいいさ!」
「ただし、お前らは宿題を終わらさてからだ!」
「もーう!花火大会始まっちゃうわよ〜!」
「やっとおわった〜」
「みんなお疲れ様!」
「あれっ、花火って何時からだっけ?」
「19時から20時まで、」
「まだ時間あるし、屋台行こー?」
「なんだこのテンションの高さは、」
『祭りなんて、久々だな、、、らいは!次来れるのはいつになるか分からない!後悔のないよう全力で楽しもんな!』
らいは「うん!希空兄!全力で遊ぼうね!」
『ああ!!』
「なら金魚すくいしませんか?」
らいは「やるー!」
『俺も行く』
「俺は妹と来てるだけだ!」
「お兄ちゃん〜!」
「あ?」
「見てみて〜!四葉さんが撮ってくれたの!」
「もう少し加減は出来なかったのか!それに希空!お前が着いておきながら何故こうなるんだ!」
『らいはが可愛かったから、、しょうがない、、、』
「そうそう!らいはちゃんを見ていると、不思議とプレゼントしたくなっちゃいます!」
『そうだ、お礼言ってなかったな、ありがとう四葉』
「いえいえ〜!」
「らいはも言ったか?」
「あっ、四葉さん!ありがとう大好き!」
「あ〜ん、らいはちゃん可愛すぎます!私の妹にしたいぐらいです!待ってくださいよ、私が上杉さんと結婚すれば合法的に姉と妹に、、、」
「自分で何言ってるかわかる?あんたも四葉に変な気起こさないでよね!」
「ねぇよ、」
トン
「あ、すまん!」
「い、いい、」
「お待たせ!さっ、行こう!」
「ん、どこか行くのか?」
「ニ乃がお店の屋上を借り切ってるから、」
「借り切ってるだと、ブルジョアか!」
『住んでる世界が違うんだな、、』
「ちょっと待ちなさい!せっかくお祭りに来たのにあれも買わない気でいるの?」
「そういえばあれ買ってない、」
「もしかしてアレの話?」
「アレやってる屋台ありましたっけ?」
「早くあれ食べたいな〜」
『ん?なんだあれって、、』
せーの
「焼きそば/かき氷/人形焼/りんご飴/チョコバナナ」
「全部買いに行こー!」
「えぇ、、」
「らいは、離れると迷子になるぞ、お兄ちゃんたちのここ掴んでろ、【服の裾を指す】」
『人も多いし、そうするか、はい』
「はーい!!」
「らいはちゃん次は輪投げしよっか?」
「うんやる!」
「迷子になるなよ〜」
「あ、焼きそば!」
『俺も着いてく、』
「大変長らくお待たせ致しました。まもなく花火大会を開催します」
「あれ?ノア君は買わないの?」
「そうなんですか?てっきり買いたいから着いてきたのかと、」
『ニ乃たちの方には風太郎がいるから大丈夫だろうけど、お前たちは迷子になりそうだからな、念の為だ、、』
「もしかして〜、心配して着いてきた?」
おい、そのニヤケずらやめろ、、、
『してねぇよ、まぁ、念の為ってやつだ。ニ乃のやつに怒られるのはごめんなんだよ、』
『そういえば、どこの店の屋上なんだ?』
「それが、、、、」
『えっ、ニ乃しか知らない!?どうやって集まるんだよ、ここ人多すぎて電波も繋がりにくいぞ、、、』
「ごめんまた電話!先ニ乃と合流しといて!」
『あっ、おい!』
『ひとまず風太郎に電話してみるか、』
『繋がらないな、あいつケータイ充電してなかったしな、』
「まったく、あの人は何してるんですか、、」
『とりあえず歩いてみるか、』
「そうですね、、」
『それに、お前も俺と二人で花火見るなんてやだろ、』
「えっ?、、、まぁ、 」
『あ、おい風太郎!!』
「あ、希空と五月!」
「ニ乃と一緒じゃないんですか?」
「あいつなら店の屋上で待ってる。それにこの先で三玖が待ってる早く合流するぞ、あとは一花だけか、」
『一花が、見つからないのか?』
「ああ、ヒゲのおっさんに連れられたあと見失っちまった。」
『なら俺が探してくるよ、風太郎は2人を任せた。』
「ああ、お前も頼んだぞ、」
『おう、、』
『一花!おーい!一花!』
ったく、あいつさっきから、電話ばっかりしてどこいったんだよ、、
楽しめてんかな、、、
『いち、、』
グイッ、
『えっ、、、』
「ちょっとこっち来て、花火見た?すごいよね、」
『まぁな、でもいいのか?5人で見なくて、そのために勉強を頑張ったんだろ?』
「アハハ、いいからいいから、」
『ん?、、、』
一花「どうした?」
『いや、なんでも、』
トン
「ごめん、みんなとは花火を見られない、【壁ドン】」
『えっ、なんで、、そういえばさっき風太郎がヒゲのおっさんと一緒にいたって、、、』
「そのことも、みんなには秘密にして欲しい。フータロー君にもそう伝えて、」
『、、、、』