俺は今、テスト前の詰め込み(一花の助けあり)を行うため中野家に泊まる予定だ。
「フータローとノアは私のベット使っていいから、」
『男2人は狭いし、俺はここのソファでいいよ、』
「いやいや、客人にソファなんて使わせられないよ、」
『普段床に敷布団なんだからそれに比べたら変わんないさ、』
「なら、一緒に寝ますか!」
『いや、ダメだろ、』
四葉?お前、たまにブレーキ壊れてるよな、
「私のベット二人で使いなよ、」
『すまん風太郎、こうしてもらわないと許してくれなそうなんだ。』
「ああ、わかった。」
「スースー、」
風太郎は寝ているが、、、さすがに男二人は狭いよな、アイツらが起きる前に起きちゃえばソファで寝たってバレないよな、、
さすが、金持ちのソファは十分ベットとして使えるな、
ん?なんだか人の気配が、、、って!
なんでここに!?
俺の寝ていたソファに一花がいた。
『おい、一花、?』
「んー?ふぁぁ、おはよ、早いね、、」
『いや、なんでお前がここにいるんだよ、、』
「えー、だって夜物音したから見に行ったら、何もかけずに寝てんだもん、、、寒そうだから、来ちゃった、、」
『えっ、扉の音最大限出さないようにしてたのに聞こえたのか、、、いや、それどころじゃない、こんなところ二乃のやつに見られたらなんて言われるか、俺は行くからな、』
「行くってどこに?」
『泊まらせてもらったんだ。朝食ぐらい作らせてくれ、簡単なものしかできないけどな、』
「おはよーってなによこれ、」
どうやら2番目に起きてきたのは二乃のようだ。
あっ、もしかして食材勝手に使ったの怒るか?
『俺が作った。スクランブルエッグとベーコン焼いただけだけどな、あと勝手に食材使ったのは謝る。』
「そう、なら後で買いに行ってよね!」
『ああ、』
「うわぁ、ノア君て料理出来たんだね、」
『妹だけに頼らないよう考えてたら、簡単なものならできるようになった。』
「おはようございます、とてもいい匂いって、これあなたが作ったんですか。」
『ああ、』
「わざわざ、ありがとうございます。」
『なぁ、五月、この前は風太郎がごめんな、もしかしたら俺の態度もいつの間にか傷つけてた可能性もある。改めて謝らせてくれ、本当にごめんなさい。』
「いえ、いいんです。あれは私が八つ当たりしてしまったのが行けなかったんです。それに、素直になれない自分に嫌気がさしました。」
「朝食が冷めちゃうよ!早く食べよ?」
「はい、そうですね!」
「ええ、そうね、」
『お口に合うといいんだが、』
「とっても美味しいです!」
「うん!美味しいね」
「ええ、その、ありがとうね、作ってくれて」
今日はえらく素直だな、、、まぁ、俺にとってはその方が有難いが、、
『いいんだ、このくらい、』
『三玖と風太郎はどうした。呼びに行ってくる。』
「うん、」
確か、三玖の部屋で寝ているんだったな、
ノックしてっと、
『風太郎?』
「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
『なんだよ、入るぞ、、はぁ、、お前、』
俺の目の前には眠ている三玖と一緒に寝ていた痕跡があった。
そのシワの成り方は誤魔化せないな、、
「違う!誤解だ!三玖が起きたらいたんだ!」
『まぁ別にお前を疑ってはねぇよ、実際お前が先にこの部屋で寝てるのは知ってたしな、だが、この状況はよろしくないぞ。』
「わ、わかってる、」
すると、ノックが聞こえてきた。
開けてみると、三玖(?)がいた。
『ん?どうした、、三玖、、じゃないよな?』
「ま、まだいたんですか!とりあえず出てください!」
『う、えぇ、』
「フータロー、今度の、中間」
「用がないならいいかな、ほらもう着替えるから、」
「ええ、、ちょ、ちょっと、」
うん、これはタイミングが悪すぎだ。
ホント、あいつ運ないよな、、
「もう知りません!」
まぁ、そうなるよな、、、けど、、
『なぁ、ちょっと待てよ、』
「なんですか、」
『俺が教えるじゃダメか?』
「、、、そうですね、風太郎君に教わるぐらいなら、お願いします。」
『おけ、じゃあ五月の部屋でいいか?』
「はい、どうぞ、、」
『お邪魔します、』
遠くでは一花と三玖の話し声が聞こえる。
「フータロー君!三玖知らない?」
「と、図書館じゃないか?」
「いいね!気分を変えて図書館にしよっか!」
あっちも上手く乗り切れそうだな、、、
「なぁ、希空、今から図書館行くが、、」
『おう、行ってこい!アイツらのこと、任せた!』
「そうか、なら五月のこと、任せた。」
『ああ、勿論だ!』
『だってよ、』
「風太郎君、、、」
『まぁ、謝る機会ならいくらでも作ってやるよ、とりあえず今はマンツーマン授業だ。せっかくだ。生物どのくらいできるか見せてくれ、』
「え、ええ、今はここまで進めています。」
『そっか、分からないところはあったか?』
「えっと、ここなんだけど、、」
『ここは、こうやって覚えるんだ、ここら辺の範囲は繋げて覚えると暗記しやすいんだ。』
「な、なるほど、、」
『それにしても、よく一人でここまで頑張ったな、』
「えっ?」
『五月は真面目なんだ。多分勉強の仕方とか、覚え方とか、そういうのが分からなくて点数が伸びてないだけだと思うぞ、まぁだからなんだ、人を頼ればもっと点数が上がると思う。』
「そうですか、でしたら希空君の説明はとても分かりやすいので、これからも教えてくれますか?」
『ああ、いいぞ、だが、俺は100点をとったことがない、完璧にするためには風太郎の力も必ず必要になる、まぁそこまでのベースなら作ってやれるけどな、』
「ウフフ、十分頼もしいです。」
『生物はいい感じじゃないか?そろそろ脳をリフレッシュしよう、休憩するか?それとも他の教科やるか、どっちがいい?』
「でしたら、数学をやりたいです。」
『ああ、ならまずは今回のテスト範囲の大まかな部分となるこの問題をワーク1ページ分やってみよう。』
「はい!わかりました。」
『まぁ、この辺りまで出来ればひとまず安心だな、理科は赤点回避できるだろう。』
「ホントですか!?」
『まぁ、五月が油断することないと思うが、安心しすぎるのも注意だからな?適度にやっていこう。』
「はい!」
「ただいま〜!」
『どうやら一花たちも帰ってきたみたいだし、風太郎に謝ろうぜ?』
「えっ?そ、それは、、、」
『あいつ自身も自分が悪かったって言ってたぞ、』
「えっ?そうなんですか?」
『ああ、だから、五月も勇気出して行こう。何か言われたら俺が言い返してやるからさ、』
「、、あり、がとうござい、ます。」
ん?なんだ?歯切れが悪いみたいだが、、、
『風太郎!』
「ん?なん、、五月、、」
「その、、「すまなかった!!」
「えっ、」
「五月の気持ちも、何も分かっていなかった。俺が勝手に焦って五月を傷つけてしまった。本当にすまない、」
「はぁ、全くです。ですが、今回は私も意地になっていました。ごめんなさい。」
『風太郎、五月は一人でちゃんと戦ってた。だからさ、今度は俺達も協力して戦おうぜ。』
「ああ、そうだな、」
「でしたら、勉強を教えてください!」
「ああ!」
これで風太郎と五月の問題は解決したな、
「希空君!」
『ん?』
「ありがとうございます!」
『あっ、ああ』
すげぇいい笑顔じゃねえか、思わず可愛いと思っちまった。
「、、、、」
「一花?どうしたの?」
「み、三玖!?な、なんでもないよ〜」
「そう?」