最悪の英雄   作:山川たかし

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2話です。


転生成功したので現状を説明します

どうも皆さん。

例の知らん男に刺されて死んでから、17年が経ちました。

いや、正確に言ったら47年か。

 

どうやら俺はあの時死んだけど、転生に成功したらしい。

しかも30年後。えっと死んだのが2025年だから・・、2055年の日本に。

そして今は2度目の人生で17歳(2072年)になったばかりだ。

 

まさか本当に転生できるとは思わなかったけど、流石にラッキーすぎる。

神は俺の不幸をしっかりと見ていてくれていた。

いや~めちゃくちゃ嬉しかったな。

 

さらに。さらにだ!

飛ぶ程嬉しかったのがこの未来の日本に魔力が存在している、つまり身体能力が人間の限界をぶち破っていたことだ。

調べた結果、どうやら47年前に俺が死んでから直ぐに生きている人間、産まれてくる人間に魔力が宿り始めたらしい。

 

調べた当初は、47年前に生きていた連中を死ぬほど恨んだが、まあ今は許している。

俺の今のこの体にも魔力が流れていて、自由に操れるからだ。

 

俺は漫画のように戦いたいという夢を叶えるための最も大きな壁を乗り越えたんだ!!

 

ちなみに魔力を所有している人間は大体全人口の半分らしい。初めて知った時は鳥肌が立ったな。

俺はホントに運がいい。

 

 

話は変わって、俺は北海道の山奥に1つぽつんとある家に産まれて、今まで17年間生きてきた。両親は俺が6歳くらいの時に死んじまったからほとんど1人で生きてきた。

この17年間、俺は1人で戦うための修業を重ねてきた。産まれてすぐから、寝ている時もずっと24時間修行に費やしてきた。ホントずっとだ。

内容は総合格闘技や空手、魔力の性質について、魔力の上手い使い方・流し方などいろいろだ。

 

そして出た結論は

 

魔力は本当に最高の力だということだ!

 

俺が求めていた未知のエネルギーそのものだ。

誰でも簡単に驚異的な身体能力を得ることができて、47年前の世界では不可能とされていたことができるようになった。

拳一つで岩を簡単に破壊したり、超高速で移動したり、超高くジャンプしたりとまあいろいろだ。

 

そして今日17歳になった2072年1月24日に俺はついにこの家を出て、人間と戦いまくる。

夢を叶える時が来たんだ。

 

あ~、安心してくれ。

戦う相手は今の世界、日本にはたくさんいる。

どうやら魔力の力で個が大き過ぎる力を持ちすぎたせいで、法や警察とかがちゃんと機能してないらしく、悪人が自由気ままに暴れ回っているらしい。

まあ今もそうだけど社会が変化に対応しきれてないんじゃないかな。文明もそのせいで2025年から止まってるらしいしな。

 

俺的にはいいやつをボコるのは少し気が引けるから、丁度いいんだけど。

悪人ならいくらボコボコにしても罪悪感が少ないから。

あ~~~。戦うのが楽しみでしょうがない。

 

後、予想つくと思うけどどこも治安が最悪らしい。ネットで少し見たけど、ホントどこの建物もボロボロで薄暗い空気が流れてそうだったな。

魔力を正義のため、悪人を捕らえるために使う連中もいるらしいけど、戦力差が大きいのか解決にはまだ時間がかかるっぽい。

 

ちなみに戦闘症候群の俺が17年間誰とも戦わずに修行をしていた理由は、ある程度強くないと戦っても面白くないと思ったから。

そして今はある程度は強くなったと思ったから家を出ることにした。

 

よぉ~し。

まずはこの北海道で最も都会な”札幌”に行こうじゃないか。

どんな強敵がいるか楽しみだな~。

 

あっ!俺の新しい名前は一式政成《いっしきまさなり》な!

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