コミュ障な吸血鬼の真祖として異世界生活   作:隷属

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吸血鬼、お泊りする

2時間くらい戦闘を行った。

グレアさんが満足するまで。

グレアさんは庭園にて寝転がり肩で息をしている。

心なしか表情は晴れやかだ。

「全然勝てなかったのに。はぁ~楽しかった!」

噛みしめるように言うグレアさん。

気持ちは晴れたようだった。

「あの。グレアがすいません」

エリーゼさんは申し訳なさそうに謝ってくる。

首をフルフルと横に振り、

「…楽しかった」

実際当たり前だけど、ゲームキャラのルシアちゃんになって異常なほど身体が動くので楽しいのだ。

疲れないし。

「いやぁ~、汗1つかかねえなんてな!本当に力量差があるぜ!」

ネガティブな発言なのに全然暗い雰囲気もなくグレアさんは言う。

「あら、本当ね」

セシリアさんは私を抱きしめながら、額やほっぺをペタペタ触られる。

「でも、外で動き回ったからお風呂入りましょうね」

「おぅ、じゃあアタイと一緒にはいるか?」

「私も入りますよ」

「そうか、せっかくだしエリーゼも行くか?」

「え?え、えぇ。じゃあお邪魔させてもらうわね」

 

そうして4人でお風呂へ入る事となった。

「ウチの風呂はデケェぞぉ」

グレアさんがそう言うので色々期待しながらお風呂へ着くと大理石で出来たかなり広々としたお風呂があり、脱衣所もあった。

温泉等の完全に裸で共に湯に浸かる文化は古代ローマや日本以外だと一般的では無いはずだが、まさかここにもあるなんて。

感動しながらも皆が服を脱いでいくのを見つめながらルシアちゃんの服を脱ぐ。

今日の服は脱ぎやすくて助かった。

そしてそこからはまるでヴァルハラ、エデンだった。

スレンダー美人、長身筋肉質巨乳美人、グラマラス美人、ロリ巨乳美少女。

きれいで真っ白な大理石に裸で並ぶのだ。

壮観だ。

「ほら、ルシアちゃん。こっちおいで」

コクリと頷くと、手を引かれて椅子に座らされる。

そしてお湯を掛けて身体を手で擦ってくれる。

石鹸とか身体を擦るタオルとか無いから手で洗ってくれる。

ひゃっ!

「…ん…ぁ…」

擽ったい!でも全然声が出ない!

そして何より気持ちいい!

「ルシアちゃん、肌もすべすべで凄いね。それに真っ白、顔とか腕とかで分かってたけど全身見ると本当に綺麗ね」

さっきから何度も当たる大きな脂肪の塊。間に何も隔てるものが無いため感触も柔らかさもすべてが分かる。

「どう?気持ちいい?」

「…うん…ぁ…」

「そう!良かったわ!」

そう言いながらルシアちゃんの大きな脂肪の塊を上げたり押しつぶしたりされ綺麗にされる。

その後もお尻や足の裏、太もも何かもしっかりと擦ってくれる。

その後はお礼と称して俺もセシリアさんの身体を洗ってあげた。凄い、凄かった。

昨日今日でこんなに沢山の肉の塊を揉めるとは。

何というかルシアちゃんはハリのある感じで揉んだ分押し返してくる高反発、セシリアさんのは柔らかさ重視でどこまでも沈み込む低反発だった。

 

洗い終わりお風呂に入る。

当然セシリアさんの上に座る。

「ふふっ、ルシアちゃん。今日は一緒に寝ましょうね」

コクリと頷く。

「ん~~。可愛い」

お腹に腕を回してぎゅ~と抱きしめてくれる。

人肌に触れ合うと多幸感があってね。

「ルシア。凄えリラックスした顔してんな。…寝そうな感じか?」

グレアさんが向かいに座り、横にエリーゼさんも座る。

「ふふっ。温かいお風呂は気持ちいいですよね。見つけて良かったです」

このお風呂は温度を決めて水を出す魔道具を使用しているらしい。

勢いはそこまで出ないため屋敷に設置するように増築したのがこのお風呂らしい。

その魔道具を発見したのがエリーゼさんらしい。

ありがとう、エリーゼさん。

お陰でこの楽園入りする事が出来ました。

「……ここ、凄い」

「まぁ、良かったです。メイド達にも伝えておきますのでいつでも入りに来てくださいね?」

わぁ〜有り難い。

そうして暫く楽園を満喫した後、お風呂を出る。

アイテムボックスから寝巻きを取り出す。

今回はもこもこ系のウサギさんだ。

「きゃー!可愛いー!やっぱり今朝可愛い服着てたよね!少ししか見れなかったのが残念だったの!」

セシリアさんから抱きしめて持ち上げられる。

「そうでした。ルシアさんにはそれがありましたか。寝巻きを用意するように指示を出してしまいました」

まぁ、インベントリはこの世界に流石にないしね。

特殊な事が出来ると知ってても対応が追いつかないのは良くあるよね。

何かたくさん入るアイテムボックスとかはありそうだけど多分あっても魔道具だろうね。

 

さて、常世渡りを試そう。

これを見せるのはどうだろうか。

見せても良い気もするがヤバい能力は隠しておこう。

眷属化とか魅了とか。

「……トイレ」

「あ、はい。あっちですね。付いてきてください」

そうしておトイレへ案内された。良かった個室だね。

「…先、部屋に行ってて」

「はい、分かりました。2階の右手前の部屋です。待ってますね」

そう言ってセシリアさんは部屋に戻ってくれる。

デリカシーがある。

さて、

常世渡り

【冒険者ギルド】

【うたた寝ケットシー】

【はじまりの森】

【幽世】 ←

うん、問題なく増えてたね。

冒険者ギルドでも寝てたからそこも保存されている。

多分一定時間そこで寝るが判定なのだろう。

運ばれている所全てを保存するのはおかしいからね。

そうなると明日も宿屋のうたた寝ケットシーは出てくるね。昼ごろまで寝てたし。

次は眷属招来で…………鈴鹿呼ぶかな?

コウモリちゃんだと騒いで気付かれそうだし。

…でも明日呼ぶって言ったしなぁ。

でも幽世に行くと中々返してくれなさそうだしなぁ。

はぁ〜、やり方を変えよう。

幽世顕現

各プレイヤーが持つ固有の空間を顕現させる能力であり、内と外を明確に区切り切り離して押し付ける空間支配系能力。

トイレの空間内だけを顕現範囲に指定して幽世を呼び出す。呼び出した場所は幽世内の最上階、玉座。

この能力内では私の幽世の特性が押し付けられる。

幽世顕現は大人気のあるステージクリア報酬であり、大体皆出来るがゲットしてからが楽しい。

この能力の登場から幽世顕現時の効果と自作キャラのシナジーを考えたり、キャラの設定や幽世の作成に力を入れるようになるプレイヤーが一気に増えた。

色んな意味で良い能力だ。

俺も吸血鬼っぽい能力と居城を作れたと思う。

「…眷属招来【コウモリちゃん】」

そして血の陣でからコウモリちゃん達が現れる。

「助けに来たぜ、ルシア」「もぅ大丈夫!私が来た!」

コイツら…登場のセリフ考えてたな。

「…ん。2人共ありがとう…変わった事はあった?」

「無い!」「今日はヴェルちゃんがずっと鬼だった!」

うん、鬼ごっこの変化はどうでもいいかな。

ヴェルがずっと鬼って事は人間形態か。

向こうは新月か。誘われて断れなかったのかなぁ。

見たいなぁ。作った設定通りに動いて喋るNPCをもっと見てみたい。

コウモリちゃん達もこんなに可愛いんだから皆凄く可愛いだろう。

「……明日はそっちに行く」

「Your Welcome!」「お・も・て・な・し!」

何がどういたしましてだよ。

言いたいことは何となく分かるけども。

「……ゴメンね…戻すね」

本当に呼んで確認しただけになってしまったけど返そうとするとえっ?という表情をするコウモリちゃん達。

「添い寝は?」「寝れるよ!」

期待に満ちた目で見てくるコウモリちゃん達。

こ、心が痛い。

だが、居城内だけでも数百人は働いているコウモリちゃんに対して毎日添い寝はどの道出来ない。

下手に特別扱いにならないようにもここはビシッと、

「……今日は無理」

「そっか……」「……」

…………戦乙女(ヴァルキリー)の皆ならコウモリちゃん達も受け入れてくれるよね?

だ、駄目だ駄目だ!

言う事全部聞いてたら回らないんだから。

我慢も覚えなきゃ!

「…明日も呼ぶから」

「…本当?」「私達呼ぶ?」

「…うん」

一部を優遇しない。なんて難しいのだろう。

明日、幽世でそこら辺の細かい方針も整えよう。

 

コウモリちゃん達を慰めてぎゅ~と2人を抱き締めて暫く頭を撫でる。

ようやく立ち直ったコウモリちゃん達を幽世へ戻して、顕現も解く。

慰めるのに時間が掛かって遅くなったな。

そう思いながらセシリアさんの部屋へ入る。

「あれっ?思ったより速かったですね。私はてっきり……あ、いえ何でも無いです」

?どういう事だろうか。

普通に時間掛かったと思うけどな。

幽世は時間停止か何かがあったって事だろうか?

…でも幽世に戻したコウモリちゃんは普通に時間経過してたっぽかったよな?

「さぁ、こっちにおいで」

うっ、コウモリちゃん達と添い寝キャンセルした後セシリアさんと添い寝するのにちょっと罪悪感が……

いや!セシリアさんと添い寝の約束を先にしてた!

だから、約束守るだけ!

明日はちゃんとコウモリちゃん達と寝る!

そう決意を新たにセシリアさんと同衾する。

 

セシリアさんがおいでと手を広げている所に入り込むと頭を抱きしめられて胸に引き寄せられる。

谷間に挟まれながらセシリアさんと見つめ合う。

甘い香りに柔らかい身体、優しい表情に興奮と安心が同時に押し寄せてくる。

出来るだけ密着するべく、足を絡ませて背中に腕を回して全力で抱きつく。

そしてセシリアさんのお腹に胸を押し付ける。

…もうずっとここに居る。

「ふふっ、ぼんやりしてますね。…よしよし」

セシリアさんは優しく後頭部を撫でてくれる。

 

 

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