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領主様の土下座敢行を経て、改めて正式に芙蓉様の問題解決を依頼された。報酬はこちらの望むままにとらせるとのことで、その代わりなんとしても芙蓉様を助けてほしいと、鬼気迫る表情でお願いされた。
失敗すれば間違いなく首チョンパだな、と内心びくつきながら領主様には、お任せくださいと返答した。
殴られ、閉じ込められ、殺害宣言までされて、普通の人間なら一目散に逃げることだろう。俺でも領主様の娘が芙蓉様じゃなかったらどうしていたことか。まあでも、目の前で困ってる人がいて、助けられるのであれば助けたいというのが俺の心情だ。領主様にもいったが、俺は気にせず明日も美味しいご飯を食べたいのだ。ただ李信さん曰く、本来の領主様はもっと理性的で優しい方とのこと。ここまでの強行に出ているのは、彼の奥様の状態と、これまでの霊媒師の件が理由らしい。
領主様の奥様はとても美しく、巷でもおしどり夫婦として有名だったそうだ。ただ体が弱い方らしく、表に出ることは少なく、よく体調を崩して寝込むことがあったそうだ。そのためストレスにも人一倍弱かったそうで、自身の愛娘の変わり果てた姿を見てしまい、この2ヶ月間ずっと寝たきりでうなされ続けているらしい。最初は領主様も娘の状態はお抱えの名医に見せればすぐに治り、奥様の体調も同じく良くなると思っていたそうだ。しかし結果はうつ手なしと診断、医者でダメならばと今度は著名な霊媒師たちを呼んでみたそうだ。
そのどれもが、名ばかりの詐欺師ばかりだったという。
薬と称して芙蓉様に害のあるものを飲ませようとしたり、黙っている代わりに金銭を要求してきたものたちが後をたたなかったそうだ。それゆえ、あれほどまでに霊媒師という単語に従者の男性も苛烈に反応したのだ。
当然、そのようなことをしでかした霊媒師たちの末路は語るまでもないだろう。
呼んでも呼んでも、来るのはこちらの弱みに漬け込み金をせしめようとする詐欺師ばかり。その間も芙蓉様と奥様の容体は悪化する一方。都の領主としての責任と家長としての責任、八方塞がりの中、誰に助けを求めたらいいのか分からず、領主様の心はすり減っていったそうだ。そんな中、俺の噂を聞き、藁にもすがるような思いと、また嘘なのではという疑念がぐちゃぐちゃに絡まった結果、今回のような強硬手段に及んだのだそうだ。
親とは時に、子供のためならば如何なる所業にも手を染められるものだ。それは現代社会に生きていた頃に見た事件やニュースからも容易に想像ができる。愛ほど歪んだ呪いはない、とは某最強の言葉だが、皮肉なものである。まさに領主様は奥様と芙蓉様への愛ゆえに、苦しみ歪んだのだ。当然俺に対する行動は非難されて然るべきものだ。だがここは薬屋世界、領主と平民の命の価値は等価ではない。それもまた、領主がこのような行動に出た理由の1つなのだろう。この世界は実に、厳しいものだ。
報酬については、芙蓉様の問題が解決してからとお伝えし、まずは芙蓉様の状態を確認することにした。しかしすでに時間は朝4時を回っており、芙蓉様も食事をやめて今は眠っているとのことで、本格的な調査は翌日に行うこととなった。久方ぶりの霊媒師もとい呪術師の仕事である。気合を入れて取り組んでいく。
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あっという間に夜が明け朝となり、俺は芙蓉様に会いに行った。昨夜の姿が嘘のように、芙蓉様は微笑みながらこちらに挨拶をしてきた。さりげなく、会話の中で昨日の夜の出来事を覚えているか確認してみるも、案の定芙蓉様は何1つ覚えておらず、すぐに寝室に入ったとしかおっしゃらなかった。昨夜はあれだけ汚れていた口元も指も、今では白魚の如く綺麗な状態になっている。前に一度、ご自身の手からご飯や魚などの匂いがしていたことに違和感を持たれたことがあったそうで、それ以降眠っている間に侍女たちがいつも綺麗にしているのだという。
「黒曜様?昨日の夕食はいかがでした?」
「芙蓉様のおっしゃる通り、実に美味しかったです。堪能させていただきました」
「それはよかったです」
笑いながら、ご飯を口に運んでいく。今回は領主様同席の元、一緒に食事を摂らせてもらっている。昨夜見たあの蜘蛛の糸に似た呪力が食事中に出てくるのではないかと予想して、お願いをしたのだ。しかしながら、食事中に芙蓉様の呪力の中に、あの呪力は確認することができなかった。
確かに糸のような呪力が見えたのだが、もしや夜にしか出てこないのではないだろうか。ご飯を口に運びつつ、そのようなことを考えていた。昔じいちゃんに聞いたことがあるのだが、蜘蛛は出てくる時間帯によってその意味が変わるらしい。『朝蜘蛛は幸運をもたらし、夜蜘蛛は不吉な象徴』と言われることがあるらしい。それが今回の件と関係があるのかは分からないが、同じ蜘蛛の話だ。夜に悪事を働いているというのはあり得るだろう。
その後、朝食だけでなく念の為昼食の際も呪力を確認したが、同じように呪力の線は同様に確認できなかった。しかし前回呪力の線を確認したのは深夜である。俺は夕食ないしは深夜に出てくるのではないかと予想を立て、改めて夕食に確認をすることにした。次に、李信さんから聞いた蔵の方を見に行くことにした。蔵は話に聞いた通り、屋敷の中にあるものの中でも最も大きく、他の蔵にはない瓦の装飾や所々に施された金細工などから、いかにこの蔵が長い間珍重されていたのかが見てとれた。今回、お目付役として従者の方・白峰さんに案内をしてもらい、蔵に関して色々と質問をさせてもらうこととなった。
「ここ50年ほどは食糧庫として使っていたのですが、現領主様の祖父の代より前までは、武器や骨董品をしまっていたと聞いております」
「骨董品ですか。」
「...なんでも現領主様の祖父の代以前は、収集癖のあるご当主様が多かったそうです。今でこそ茘国の属国となっておりますが、以前は小国とは言え一国の主だったのです。この地に都を作ることとなった際も、わざわざこの蔵だけは、蔵のハリや装飾を分解し、わざわざこの地で全く同じように作り直したとのことです。ただその際に蔵の中身の殆どを献上したらしく、それ以降は食糧庫として使い始めたとのことです」
わざわざ解体して作り直すほど思い入れのあった蔵とは、またなんとも負の感情が溜まりやすそうな物件だ。元々骨董品や武器を置いていたのであれば、蔵の装飾や部品にもそれなりに負の感情や想いが染み込んでいた可能性は高い。しかしわざわざ作り直して、かつ50年近く食糧庫として使っていて今になって呪霊が発生したというのは、あまりに都合が良すぎるかもしれないが......。
「なぜ、最近になってこの蔵は使用をやめたのですか?」
「...蔵を管理していたものによると、運び込まれた食料の総量が、少しではありますが合わなかったそうです。最初は気のせいかと思いましたが、それが何度も繰り返し起こったそうでして...。加えてなぜか蜘蛛がたくさん出るようになったため、使用をやめたのです。」
備蓄の減少に、蜘蛛の大量発生。単なる偶然か呪霊かはこれだけでは判断できない。しかし、昨日見た呪力は蜘蛛の糸のように見えた。備蓄の減少と蜘蛛は関係があるように思える。どちらにせよ、備蓄がどんどん減っていく蔵なんて気味が悪いし、使用しなくなるのも理解できる。
そう考えながら、改めて蔵を見上げてみる。太陽の中、大きく聳える蔵からは、どこかこちらを圧倒するような感覚を感じられた。
しかし、でかい蔵だ。屋敷の食料を入れるにしても、こんな馬鹿でかいサイズの蔵がいるのだろうか?
「この大きさですと、屋敷の食糧だけでは空きが出てきそうですね。」
何しろ米俵でおよそ300俵は入りそうな蔵だ。屋敷の食料だけでは明らかにスペースが余るのが目に見えている。一体何をどれだけ入れていたのか。
「...いえ、違いますよ?この蔵は確かに屋敷で使う食料も保存していましたが、本来の用途はそうではありません」
「へ?じゃあ何を保存してたんです?」
「...税ですよ。ほとんどは茘国に献上する税を納める蔵として使っていました。まだ芙蓉様が幼い頃に、屋敷の食料ではなく税の食料に手をつけそうになった時は、それはもう怒ったものですよ。それ以降、税の食料には近づかず、屋敷の食料だけ時々イタズラで食べていたみたいですがね。都の姫としては褒められた所業ではありませんが、年頃ゆえ、可愛いものと見逃しておりましたがね」
......税を納めるのに使用していた蔵。元々は武器・骨董品を収めていた場所で、わざわざ部品に解体してまで、再建するほど思い入れのあるもの。そんな場所で起こった、謎の備蓄の減少と蜘蛛の大量発生......。
怪しい。
これだけ条件が重なれば、十分、負の感情が溜まって呪霊が発生した可能性が考えられる。だが、後もう少し、後1つ決定的な何かがあったのではないだろうか。
税を納める蔵としても、50年近く使っていたわけだ。もっと早く呪霊が発生してしていてもおかしくないはず。
何か、決定的な何かがあったはずなんだ。
「...白峰様、牛車で食料を運ばれていたのは、1ヶ月前が最初ではありませんよね?」
「...ええ、違います。一番最初は2ヶ月前です。」
「蔵の使用をやめたのは?」
「1ヶ月半ほど前です。」
「つまり、牛車で食料を運んだ半月後に、備蓄の減少と蜘蛛の大量発生が起きたのですね?」
「そうです。」
なるほど。であれば、キーは2ヶ月前の最初の牛車にあるのではないだろうか。
「その時は、なぜ食料を運んだのですか?」
「...さる貴人を招くことになり、歓待のために食料を集めたのです」
「その時の食料はここに?」
「ええ」
読めてきたぞ。じゃあ、次の質問の答えも、おそらく予想通りだろう。
「その時の都の人たちの反応はどうでしたか?」
「それは.........」
「良いものではなかったです」
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日は落ち、夕食の時間となった。再び芙蓉様と共に食事を行い、芙蓉様の纏う呪力に目を凝らしてみる。すると、昨夜ほどでは無いにせよ、確かに薄く細い呪力の糸がその身に絡み始めていた。その色は蜘蛛の糸のように白くもあり、だが時折見せる色はドス黒いドブのヘドロのようであった。予想は的中していたようだ。同時に、芙蓉様のあの奇行は病気ではなく、呪霊の仕業であると結論づけることができる。
今はまだ、糸の数は1本だけ。確実に祓うために、深夜になるのを待つ。
時間は流れ、草木も眠る丑三つ時。侍女の方達が暗い顔で食事の用意をしている中、領主様と一緒に広間にて芙蓉様を待つ。やがて匂いにつられて、芙蓉様がのそのそと、広間にやってきた。寝ていたため髪はボサボサになっており、目には虚な光を宿している。口からは絶えず言葉にならない声を発し、その姿は昨夜と同じ幽鬼そのものである。そして膳を目にするや否や、目を見開き食事を始めた。
もう眼を凝らす必要もない。芙蓉様の体には、悍ましいほどの蜘蛛の糸が、絡みついていた。主に芙蓉様の頭部に集中している糸は、大量の白髪と表現できるほどの量となっており、次第に体中に絡み付き、芙蓉様が食事をするたびに、淡く輝きを放っていた。
「...確認しました。間違いなく取り憑かれています」
俺の言葉を聞き、領主様の顔が哀しみで歪んだ。手は服を強く掴み、ギリギリと音が聞こえてきそうだ。だが、もう大丈夫である。
相手が呪霊であれば、俺の反転術式で消し飛ばせる。
全身を覆う反転術式の出力を上げ、食事を続ける芙蓉様に近づいていく。瞬間、食事をやめてこちらを凝視してくる。目は爛々と輝き、明らかにこちらに対して敵意を滲ませている。自身を害する存在がやってきたと感じたのだろう。芙蓉様は食事をやめ、こちらに唸り声を上げて飛びかかってきた。だが、それはこちらとしても好都合である。俺は両手を広げて、飛びかかってくる芙蓉様を傷つけないよう、優しく抱きしめた。
”反転術式”
瞬間、白い正の呪力が芙蓉様の体全身を優しく包み、その身を覆っていた糸を根こそぎ消し飛ばした。
「っあ.........」
同時に、芙蓉様の体から力がふっと抜け、こちらに倒れかかる。
「芙蓉!!」
芙蓉様の様子を見て、領主様が慌てて駆け寄ってくる。不安と恐怖でくしゃくしゃになった顔は、やがて芙蓉様のお顔を見たことで、安心と喜びで解けていた。
ボサボサだった髪は艶やかな光を持ち、その顔は先ほどとは異なる安らかな寝顔へと変わっていた。
「...無事、芙蓉様に取り憑いていたものを祓うことができたようです。ただ、まだ原因となるものが残っている可能性が...ってうお!?」
「黒曜殿!!!」
俺の言葉は最後まで続かず、芙蓉様ごと抱きしめてきた領主様の両腕に遮られてしまった。
「感謝する!!心の底から感謝するぞ!!ありがとう、本当にありがとう......!!」
目と鼻から滝のような水を流しながら、強くこちらを抱きしめてくる。安堵して感情が振り切ったのか、ものすごい力で抱きしめてきて、こちらの声も届いていない。いやせっかく寝た芙蓉様起きちゃうからちょっと加減して...。
「ちょ、わかりましたから!!まず先に、説明!説明させてください!!!」
「すまない、取り乱した...。」
「いえ、お気持ちは分かりますので、お気になさらず...」
あの後もしばらく興奮冷めやらずといった状態で、ようやく落ち着いてくれた。まあずっと悩んでいたことが解決したのだ。はしゃぐのも無理はない。
「...それで、これで娘はもう大丈夫なのだな?」
「おそらく、しばらくは大丈夫でしょう。ただ、最後に原因と思われる場所のお祓いもしなくてはいけないかと」
「原因となる場所?それは一体...」
「......屋敷で最も大きく、最も古い、あの蔵です」
俺は、李信さんと白峰様から聞いた情報から推理した今回の騒動の原因を語った。今回の騒動の原因となったのは、おそらく2ヶ月前にさる貴人を招くために行った宴から始まったのだろう。白峰様に聞いたところ、屋敷に貴人を招いての宴を行ったその月は、都とその周辺で食糧不足が起きていたとのことだ。何千・何万と人が餓死するような飢饉が発生したわけではないが、食糧不足は人々の生き死にに直結する重大な問題だ。今でこそ賑わっているものの、その当時の都では食料がいつもよりも乏しく、活気も少ない状態だったとのことだ。
加えてその月は茘国に税を納める月でもあった。当然食糧不足のため税にも影響は出てくる。領主様は国に税金を下げるよう要請したそうだが、結果は拒否。さらにその時期に合わせて、都に貴人がやってくることとなってしまい、領主様としても食糧不足の中歓待をせざるを得なかったとのことだ。
「その貴人というのが、自称美食家の性格のひん曲がった男でしてね。とにかく見栄を張りたがるもので、今回の来訪に際しても盛大に祝い、自分の訪れを民に知らしめよと言われたのです」
その時に男が言ってきたのが、『手に入らない珍味を山と用意し、自身と一緒にそれを都中に見せつけろ』というものだった。食料難のなか、珍味を山と積んだ牛車など引こうものなら、民からの非難は想像に難くない。しかし相手はそれなりの地位に付く男、領主様は渋々食料を集め、貴人と一緒に牛車でそれを見せつけて歩いたという。その当時、領主様の背景を都の人々も知ってはいたそうだ。だが、例え状況を知っていた都の人たちでさえ、こう思ったことだろう。
”俺たちは苦しいのに、なぜあんなに食料を持っていくのか”
頭では理解できても、感情は別。負の感情は大きく膨らみ、それらは貴人と運ばれる食料、そして領主様へと集中することとなる。同時に税に対しても不平不満は溜まったのだろう。牛車の食料と、税に対しての悪感情。それらが一気に向けられた食料が詰め込まれた先が、あの蔵である。長年武器や骨董品を貯蔵していた過去を持つ蔵のため、溜まっていた負の感情もなかなかのものであろう。そこに、人々の悪感情が一手に向けられた食料が詰め込まれてきた。
結果、蔵の中に長年溜まっていた負の感情が、呪霊を生み出したのだ。あくまで推理だが、先ほどの糸は全てあの蔵のある方向へと向かっていた。十中八九間違いないだろう。
「以上が、今回の騒動の真相でしょう。見えた糸は、どれも蔵のある方向へと伸びていたため、間違いないでしょう」
「......なるほど。私が民に与えてしまった不安と不満が、巡り巡って娘に来たというわけか...。領主として、情けないな」
下を向き、悲しそうな声で呟いた。領主様とて避けれるものなら貴人の件は避けたかっただろう。だが面子というものがある。今回のことは、起こるべくして起こったとしか言いようがない。誰が悪いと言えば、その貴人が悪いのだ。やるせないものである。
ただ、今回で呪霊からの取り憑きは排除した。念の為芙蓉様の寝所には俺が作ったお守りを置いていただくようにも伝えた。お守りには、応用型の反転術式を付与している。一定範囲内の生物を癒すフィールドを発生させるちょっとした自信作だ。効果は安眠・リラックス効果をもたらす程度だが、正の呪力フィールドを形成するため3級の呪霊までなら侵入を防いでくれる。今回の呪霊の等級はわからないが、本体ではなく糸を飛ばしていることから絡め手タイプの呪霊と予想できる。であれば、正面切っての戦闘はそこまで強くない可能性が高い。糸も比較的すぐに消し去ることができたことから、せいぜい3級くらいの呪霊であろう。万が一何かあっても、お守りを通じて把握することができるから対処も可能だ。
「今日はもう時間も遅いため、明日、改めて蔵の調査と呪霊の討伐を行います」
散々芙蓉様を苦しめてくれた礼は、しっかりしないとな。
「よろしく頼む...」
事件を解決したわけではない。しかし、芙蓉様はもう夜にあのような行動を取る事はないだろう。領主様の奥様に関しても、この件が終わったら治してあげるつもりだ。万事順調に進んでいる。次期に、みんな笑顔になれる。
そう思っていた。
翌日朝、芙蓉様が行方不明になった知らせを聞くまでは。
黒曜
9歳:力強い!!!
領主
52歳:ワハハ!!!(嬉し泣き)
芙蓉
12歳:ZZZ...ZZZ...
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等級:■級
能力:■■成の■■
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