タクヤはヒナ委員長に乳首責めされても死なないんだよな! 作:桃次郎
ヒナによるタクヤへの渾身の乳首責めにより、タクヤの万魔殿移籍は阻止された。あの後マコトは意外にも素直に引き下がりその場を後にした。安堵するヒナ達風紀委員会だったが、マコトとヒナ双方から受けたリンチ一歩手前の暴力的な乳首責めは、タクヤの乳首に深いダメージを与え。丸一日の休養を余儀なくされるのであった。
「ハオォォ...ォー...!」
「.......」
ここはゲヘナ学園の保健室。タクヤは損傷を受けた乳首の治療のために、シャワーを浴びる暇もなくこちらに足を運んでいた。今は救急医学部のセナの手で乳首に軟膏を塗ってもらっている最中である。
汗臭い男の乳首に軟膏を塗るという精神的苦痛からか、セナは先程から無言でタクヤの乳首に軟膏を塗り込んでいる。対するタクヤは軟膏が傷に染みるのか、肩と大胸筋を震わせ、痛みに耐えていた。
「どう?痛い?」
「ハァハァ...き、きもチィースッ!」
そうか、気持ちがいいのか。なら遠慮は無用とセナは軟膏の入った容器に人差し指を突っ込むと軟膏の量を増やし施術を速めた。あーすっげー!とタクヤはそのイオリの尻のような胸筋をさらに揺らすのであった。
「はい、これで終わり。予備の軟膏も渡しておくから」
「ありがとナス!」
ふとタクヤは保健室の中を見渡す、そういえばここで俺は目が覚めたんだったなと、少し前のことを思い出すのであった。
「そういえばタクヤはここに来るのは久しぶりだったわね」
タクヤがこのゲヘナ学園の敷地内で、全身ずぶ濡れの競パン姿で倒れている姿を偶然にもパトロールのために校内を巡回中だったヒナに発見され保健室に運び込まれたのは今から半年前の事だった。
運ばれる最中、うわ言のように「マサヒコさん」「水中ブリッジ3時間は流石に無理ッス」と呟いていたタクヤ。救急医学部の献身的な看病のおかげで意識を取り戻したが、タクヤは過去の記憶を全て失っていた。
いったい彼はどこから来たのか?なぜゲヘナ学園の敷地内で倒れていたのか?その徹甲弾のような乳首はなに?など、救急医学部立ち会いの元での風紀委員会や万魔殿による尋問が行われたが、当人の記憶がない以上、これらを追求することは不可能であった。
しばらくの間、ゲヘナに正体不明の北京原人現るとキヴォトス中の話題を集めたがそこは犯罪都市キヴォトス。連日起こる美食研究会や温泉開発部やその他学生の起こすテロ騒ぎのせいか次第に人々の関心も薄れ、事態は収束していくのであった。
そしてタクヤは助けられた恩返しをしたいと思い、自らゲヘナ学園風紀委員会へ志願したのであった。当人は身に覚えがないそうだが頭上にはヘイローも備わっており、キヴォトスで戦っていくにおいてはなんら問題はなかった。
銃器の扱いも風紀委員会での訓練を経て200m以上から300m以下の標的ならスコープを覗かずとも片手で狙い撃ちできる程に上達している。特に秀でているのはタフネスであり、拳銃からライフル程度なら簡単にはじき返し、対戦車ライフルくらいなら食らっても問題ない程である。
しかし今回は分が悪かった。ヒナによる乳首責めはタクヤ自慢のタフネスを一撃で粉砕したのだった、やっぱりヒナ委員長はすごいとタクヤは思うのであった。
夜、保健室での治療を受けた後タクヤは寄り道せず真っ直ぐに自室へ戻り、療養していた。部屋着の超ローレグ競パンに着替えて貰った軟膏をタクヤは何度も塗り、乾けば塗り、また塗り、そして塗る。治療に専念しているためシャワーを浴びる暇もない。傷んだ乳首は普段よりも一層感度が増し、塗る度に呻き声を挙げるタクヤ。塗りすぎたせいか、最早胸筋全体が軟膏まみれになっており、日焼けした肌色と相まってブリの照り焼きのような状態だ。
胸筋ぬるぬるで最高にえろえろな状態に仕上がったタクヤは独り悶々としていた。
(ヒナ委員長の乳首責めすごかったぜ…)
ヒナのポルシェ並みのエンジンのような腕力で乳首をつねられたタクヤはこう思うのであった、如何にしてふたたびヒナ委員長に乳首を抓りあげられるようにするにはどうすればいいのか。
いっそマコト議長の誘いに乗って万魔殿に入ってみるか、そうすればタクヤを取り戻そうとヒナ委員長はタクヤに襲いかかり、首根っこならぬ乳首根っこを引っ張って強引に連れ戻してくれるだろうか。
罵倒されながら乳首を引っ張られ、風紀委員の部室まで連れていかれて20人以上、30人風紀委員の衆目の元で服をビリビリに破かれて、全裸にひん剥かれて……
「タクヤ!タクヤのマ〇コ評判よ!私にもヤラせて頂戴」
「ああっダメっす!まだ洗ってないし」
「いつも洗っているじゃない」
後ろから抱かれて、乳首もみもみ
マ〇コに終幕:デストロイヤーがブスり!
あっあー!なんだ、妄想かとひとりごつタクヤ。そんな風にベッドの上で悶えていると不意に部屋のインターホンが鳴る。
誰だこんな夜中に?とドアの覗き穴を見るとそこにはなんとヒナ委員長がいた。
「ウッス!どうされました?」
「!?」
ヒナに会えた喜びと驚きでタクヤは部屋着の超ローレグ競パン姿のまま着替えるのも忘れてドアを開ける。対するヒナは突如現れた激エロガタイのビルダー姿のタクヤに動揺し、そして同時にシャワーも浴びてないタクヤから放たれる男くせー野獣の香りに鼻腔を刺激され思わず「コ゚ッ!」と小さく嘔吐くのであった。
純情なヒナには些か刺激の強い姿だったが、そこはゲヘナ最強の風紀委員長。動揺を最小限に押さえながら持参した紙袋をタクヤに渡す。お見舞いの品だった。開けてみると中に入っていたのは、すっげー!ヴーヴ・クリコのシャンパンじゃん!と喜ぶタクヤ。ラベルをよく見るとノンアルコール、半分ガッカリ。
「ノンアルコールですまないけど受け取って」
ペコリと愛らしい会釈をするヒナ、折角だからと入ってどうぞとするタクヤ。そんなの悪いわと遠慮するヒナだったが大丈夫大丈夫へーきへーきと軽快な話術でヒナを部屋に案内するのだった。
「かんぱ〜い!」
ヒナあれあれよという間にタクヤのペースに乗せられた己を恥じていた。元より口下手のきらいがあるが、まさか手負いの1年生に言いくるめられるとは。と、グラスを片手に複雑な顔をするが、元気そうなタクヤの顔を見れたのはヒナを安堵させた。
これならあと2日程休んでもらえればもう全開だろうとヒナはグラスを傾けた。さあまた忙しい毎日が始まるぞと思った矢先、タクヤの口から信じ難い言葉が飛び出すのであった。
「あのさ、万魔殿に転部した風紀委員は、幸せになれるんだってさ」
タクヤの口から出てきたのはなんと万魔殿への転部を希望する声だった。それと
同時にヒナは、タクヤの意図を読む。この原人は再び乳首責めをされたいのだ。私を言葉で煽り、乳首を弄らせたいのだろう。
まったく、侮られたものねとヒナは思ったが、同時に喉を撫でるヴーヴ・クリコの味と部屋に充満するタクヤの男くせー香りはヒナの思考を狂わせ、鈍らせた。
「知らないわよ、そんなの」
気が付けばヒナはタクヤを押し倒していた。カーペットに背を任せ、腹筋の上にはヒナが馬乗りになっていた。天井のシーリングライトが二人を照らす。小柄なヒナの体格とは不釣り合いな大きなヘイローとツノが、今は一段と大きく見える。
「貴方、その淫乱な乳首が乾く暇がないわね」
ヒナのギン目がタクヤの射抜く。ああ、これからまたあの暴力乳首責めが始まるんだと胸と乳首をわくわくさせるタクヤ。軟膏まみれの乳首にヒナの手が無遠慮に伸ばされる、はずだった!
ヒナの指がタクヤの乳首に触れた瞬間、にゅるんっと指が滑った。今のタクヤは胸筋全体が軟膏によってぬるぬるのえろえろに仕上がったいた。ヒナの指先は明後日の方向に滑っていく。
滑る乳首を前に思案するヒナ、しかしそこはゲヘナ学園最強の風紀委員長。天才的な発想でこの窮地を脱するのであった。
以前シャーレのオフィスで見た先生の秘蔵のコレクション。不可抗力とはいえ先生のプライベートを垣間見て赤面したが、その中のひとつにヒナは惹かれるものを覚え、再生したのを覚えている。確か、題名は『俺たち激受けっス2』
「!!」
なんとヒナは乳首責めを阻害していた軟膏の滑りを逆に利用し、乳首を指先で弾き出したのだ。小指と薬指を重ねて支えにしながら、中指を前後させてタクヤの乳首を弾くヒナ。そして予想外の責めに「あーすっげー!」と嬌声を部屋に響かせるタクヤ。
「オッオッオッオッオッッ!」
ヒナの指先が奏でる乳首の調に腰を跳ねさせ悶えるタクヤ、オットセイのような嬌声を上げながらヒナを乗せて跳ね回るその様はまるでロデオのようだ。
ゲヘナ学園最強の女の指はいつしか残像が形成される程の速度にまで達していた。ヒナ脳裏に悔しがるマコトの顔が浮かぶ、悪いわねマコト。タクヤは私たち風紀委員会のモノよと、ひとり勝ち誇るが、ヒナはタクヤを引き止める事に執心するあまり、己の腕力を失念していた。
「お”お”お”お”お”お”お”お”お”ッッッ!!!?お”お”お”お”お”お”お”お”ッッッ!!!!」
突如として両乳首から発生した耐え難い発熱に先程まで部屋を揺らしていた嬌声とは別の断末魔にも似た声をあげるタクヤ。無理もない、残像が発生する速度の指先はタクヤの乳首の滑りを瞬く間に乾燥させ、それでもなお続く乳首責めによりタクヤの乳首から火が発生したのである。乳首を焼き焦がす激痛に叫ぶタクヤだが、それでもヒナの指が止まることはなかった。
「……」
朝からシャワーを浴びていないタクヤの身体から放たれる、男くせー体臭を長時間嗅いだ事によって、ヒナはある種のトランス状態に陥っていた。彼女の指は既に音速を超える速度に到達している。タクヤの両乳首を刺激する度に風が発生し、乳首から上がった炎はみるみるうちに部屋を乾燥させていた。奇しくもそれは、竜巻の発生条件を充分に満たしていたのだった。
「!!!!????」
タクヤは本日何度目かわからぬ驚愕に腰を抜かしていた。自分の乳首に火が付いたと思えば、次は大胸筋の中央部から風がぶつかり合ってつむじ風が発生したではないか。
つむじ風はヒナの指が乳首を弾く度に強くなり、竜巻の呼んでいい強さになるまで2秒以上、3秒以下もかからなかった。さらに竜巻にタクヤの乳首を焦がす火が巻き込まれ、火災旋風となってタクヤの部屋を焼き尽くすのであった。
「タクヤ!?なんの騒ぎですかこれは!!」
「あ”お”お”お”お”お”お”お”お”ッッッッッ!!!!!!!」
騒ぎを聞きつけたアコが乳をぼるぼると揺らしながらタクヤの部屋のドアを蹴破り押し入る。そこにあったのは胸筋から発生した火災旋風に絶叫するタクヤと、未だトランス状態から醒めず、無言でタクヤの乳首を絶えず責めているヒナの姿だった。
絶句するアコ、その胸中に渦巻くのは怒りと嫉妬だった。あの北京原人が!ヒナ委員長に目をかけられて良い気になっていると思ったら今度は部屋に連れ込んで乳首責めをされているなんて!何故私ではないのですかヒナ委員長!私の方がおっぱいは大きいはずです!それともなんですか!?ヒナ委員長は北京原人がタイプだというのですか!?なら私は……ネアンデルタール人になってみせます!!!
「うほぅう……うほうほうほぉーう!!」
トランス状態のヒナの耳に北京原人とは異なる、別の類人猿の声が届く。ヒナは無言で声のする方に顔向けると、そこにはネアンデルタール人のモノマネをするアコが居た。
「うーうほ!うほぅう!」
「……」
「ほーうほ!うほうほーう!」
「……」
「ほほ!うっほほうほーう!」
「アコ、なにやってるの」
突如現れたネアンデルタール人の奇行にヒナは正気へと戻された。アコ、以前からおかしな子だと思っていたがここまでとはとヒナは平時の思考を取り戻す。それと同時に周囲の状況に気がつくと慌ててタクヤを抱えて部屋を飛び出すのであった。
タクヤの部屋から火事が起きたとの知らせを聞き、慌てて自室を飛び出したマコトを待っていたのは、左右の乳首が鎮火した蚊取り線香のように炭化させ失神するタクヤと、頭を抱えるヒナと、そんなヒナに乳首責めを懇願するネアンデルタール人の姿であった。
以前SNS上で発表されたミレニアムサイエンススクールの最新の研究データによると、人間は理解不能の状況を目の当たりにすると「おお」としか言えなくなるらしい。そんな馬鹿なと当時のマコトは思ったが、どうも正しいようだ。
「おお」
轟音と男くせー体臭を巻き上げながら未だ消火の目処が立たぬ火災旋風を目の当たりにしてマコトはそう呟くのであった。
当作はハーメルンのブルーアーカイブを原作とする二次創作の中で最も『乳首』という単語が多い作品だと自負しております。
ふざけるな!僕/私の作品こそが一番乳首が多いんだぞ!という作者の方は是非とも名乗り出てください。
負けないぜ!