私はエレナ・ヴァルハイト。
教会に仕えている。
二十四歳、聖女見習いだ。
人々からは「慈悲の聖女」と呼ばれ、孤児院や貧民の支援に尽力してきた。
その日、私は教会の近くで、一人の幼い女の子を見つけた。
黒髪を乱れさせ、汚れた服を着た小さな子。
でも、その子は不思議な雰囲気を纏っていた。
幼い顔立ちなのに、どこか妖艶で、甘い微笑みを浮かべている。
「どうしたの? こんなところで一人で……両親は?名前は言える?」
私は跪いて声をかけた。
その子…クロは、上目遣いに私を見て、静かに微笑んだ。
「お父さんもお母さんも居ないよ。名前は……クロ……”とっても大切な人”がつけてくれた名前なの」
その声は幼いのに、どこか甘く溶けるような響きがあった。
私は胸が締め付けられるのを感じた。
「ああクロ……可哀想に。今日は私の家に来なさい。温かいスープを作ってあげるから」
私は庇護欲に駆られ、彼女を連れて帰った。
最初は純粋な母性だった。
クロは幼くて無力で、私が守ってあげなければいけない存在だった。
毎朝、彼女の髪を梳き、服を着替えさせ、食事を作ってあげた。
クロは私の膝の上に座り、甘えるように体を預けてくる。
「エレナお姉ちゃん……温かい」
その言葉が、私の心を溶かした。
私はクロを抱きしめ、額にキスをした。
「クロは私の宝物だよ。ずっと守ってあげるからね」
しかし、日が経つにつれ、母性だけでは説明できない感情が生まれてきた。
クロは幼いのに、仕草や視線が年不相応に妖艶だった。
上目遣いに私を見つめ、小さな指で私の胸元を優しく撫でる。
唇を少し湿らせ、甘く微笑む。
「お姉ちゃんの匂い……好き。もっと、近くで感じたいなあ……」
私はそのたび、体が熱くなった。
これは母性ではない。
これは……禁断の感情だ。
夜、クロを寝かしつけた後、私は一人でベッドに横たわった。
目を閉じると、クロの姿が浮かぶ。
(クロの小さな体……柔らかい肌……私の胸に顔を埋めて……)
指が、気づけば自分の大事な所に触れていた。
私は息を荒げながら、クロとの妄想に浸った。
クロが私の脚の間に顔を埋め、小さな舌で丁寧に奉仕する。
幼い唇が吸い付き、甘い声で囁く。
今度は私がクロの大切な所に…
「エレナお姉ちゃん……クロ、どこでもいいよ……
お姉ちゃんのためなら」
私は体を震わせ、絶頂を迎えた。
しかし、余韻が引いた瞬間、激しい罪悪感が襲ってきた。
「はっ……!」
私は飛び起き、濡れた指を見て顔を青ざめた。
「神様……私は……何てことを……クロはまだ幼いのに……私は聖女なのに……」
私は床に膝をつき、邪念を掻き消すように激しく祈った。
「クロ……ごめんなさい……お姉ちゃんは……汚い女です……」
それでも、私はクロを愛することを止められなかった。
クロは私の心を、完璧に掴んでいた。
「お姉ちゃんは…クロのこと、好き?」
そう上目遣いに聞いてくるたび、私は胸が苦しくなった。
ある夜、クロは私の首筋に顔を埋め、小さな唇で軽く吸うようにキスをした。
「エレナお姉ちゃん……クロ、全部お姉ちゃんにあげる」
私は体を震わせながら、彼女を抱きしめた。
私はもう、母性だけでは済まない感情を抱いていた。
同性への恋。
幼い子への恋。
そんな禁断の恋慕を、私はどうすることもできなかった。
しかし、幸せな時間は突然終わった。
ある朝、教会の使者たちが私の部屋にやってきた。
「その子は危険です。聖女エレナよ、神託が降りました。あなたの愛情が魔女を育ててしまったのです。今ならまだ間に合います」
私は必死にクロを抱きしめたが、力ずくで引き離された。
「クロ……!」
クロは静かに私を見て、微笑んだ。
「エレナお姉ちゃん……大丈夫。また会おうね」
「クロ……!」
私は叫んだが、彼女は連れ去られた。
数日後。
教会から”浄化済み”の箱が届けられた。
箱を開けた瞬間、私は膝から崩れ落ちた。
中には、クロの無残な遺体があった。
幼い体は血とあざに覆われ、首や胸、太ももに指の形をした痕や歯の跡が残っていた。
衣服は引き裂かれ、秘部周辺には血がにじみ、乾いた白い液体が付着していた。
私は震える手でクロの体を抱き上げた。
冷たくなった肌。
明らかに何者かに陵辱された形跡を残したまま、苦痛に歪んだ顔で横たわっていた。
「クロ……」
私は彼女の遺体を抱きしめ、激しく嗚咽した。
「私が……守れなかった……あなたを……こんな目に遭わせて……」
後で知った。
教会の上層部…
そのある人物が、幼くも美しいクロに目を付けていた事を。
結局、彼女を守れなかった。
後悔と憎しみが、私の胸を焼き尽くした。
その瞬間、私は目覚めた。
これまでは無かった、真の聖なる力が爆発的に覚醒した。
それは、クロを失った悲しみと、教会への激しい憎しみから生まれた力だった。
私の周囲に、純白の光が溢れ始めた。
光の強さでクロ以外の周囲が焼け焦げる。
それは今までの、人々を癒す慈悲の光とは明らかに異なっていた。
優しさではなく、激しい意志と憎しみに満ちた光。
私はその光の中で、静かに微笑んだ。
「クロ……お姉ちゃん強くなったよ。この力は……あなたを失った代償だ」
数ヶ月後。
私は”鉄の聖女”として、教会に大きな影響力を持つようになっていた。
腐敗した権力者を次々と粛清し、魔女狩りの基準を厳しく見直した。
無差別な弾圧は減り、多くの魔法使いが「管理」の下で生き残れるようになった。
しかし、私の本当の”秘密”は、教会の最深部にある隠し部屋にあった。
そこには、聖なる光で包まれたガラスの棺が置かれている。
私の力で完全に修復された、クロの遺体が眠っている。
毎夜、私はその部屋に一人で入り、ガラスの棺の前に跪く。
私は棺を開け、冷たい体を抱き上げた。
「クロ……今日も綺麗だね」
私の聖なる光が、クロの体を優しく包み込む。
陵辱の痕跡、血とあざ、引き裂かれた傷。
すべてを聖なる力で消し去り、幼い体を純粋で美しい姿に戻っていた。
穢された肌は白く滑らかに。
抉れた胸の傷は消え、幼い体はあの日のままの柔らかさを取り戻す。
私は修復済みのクロを抱きしめ、首筋に顔を埋め深呼吸した。
「クロ……お姉ちゃんは、全部綺麗にしてあげたよ。あの汚らしい男たちの痕跡は、もうどこにもない」
冷たい肌の感触。
幼い体を抱きしめ、私は震える声で囁く。
「クロ……大好きだよ。お姉ちゃんは、あなたを永遠に愛している」
私はクロの小さな唇に自分の唇を重ね、冷たい感触を味わいながら、涙を流す。
この行為が、私の秘密の趣味になった。
毎夜、聖なる力で劣化しつつあるクロを完璧に修復する。
純粋で美しい姿に戻してから、抱きしめ、撫で、愛でる。
罪悪感と愛が混じり合い、私の聖なる力をさらに強くする。
「クロ……お姉ちゃんは、もう優しい聖女ではいられない。あなたを忘れることも、絶対にできない」
私はガラスの棺の中で、クロの遺体を永遠に愛で続ける。
この歪んだ愛が、私を”鉄の聖女”として、教会を変えていく原動力になっていた。
クロ……
あなたは永遠に、私のものだ。
最後に、私は静かに呟いた。
「クロ……お姉ちゃんは、あなたのせいで……同性愛の……幼児性愛者に目覚めてしまった。神様に許されない罪を、背負ってしまった……でも……それでも、私は…」
そういえば近頃、私についてある噂が流れている。
“聖女エレナ様は、幼い女の子ばかりを集めて、夜な夜なアレな行為をしている”
という、穢らわしい噂だ。
事実だ。
だが私はその噂を耳にしても、ただ微笑むだけだった。
「まあ本当なんですけどね。でもクロのような素晴らしい女の子はいないよ?だから安心してね?」
私はクロの遺体を抱きしめながら、
静かに笑った。
♢
意識が戻る。
体が大きい。
今回は複製体を間違えなかったな。
よしよし。
幼女の姿で目覚めるなんて、久しぶりだった。
聖女エレナとの日々……なかなか悪くない。
聖女のお姉ちゃんが、私を「クロ」と呼んで、母性たっぷりに抱きしめてくれる。
夜は一緒に祈りを捧げ、優しく撫でられ、キスをされる。
授乳プレイが出来なかったのは残念たが、相手は処女だ、仕方がない。
それに、年不相応に妖艶に振る舞ってみせると、エレナは母性と背徳感で顔を赤らめて、どんどん私に夢中になっていく。
あれも良い反応だった。
初めてのおねロリ体験……良い味だったわ。
まあニセモノの、おねロリだけども。
純粋なお姉ちゃんが、幼女の私に堕ちていく過程は、予想以上に甘くて、哀れで、面白かったなあ。
「エレナお姉ちゃん……あなたはきっと、今も私のことを想っているよね。ありがとう、その想いが何よりの栄養だよ」
私は立ち上がり、随分と減った複製体を眺めてぼんやりとしていた。
「そろそろ補充しとくかぁ」