隔週連載!
普通女子のいろめがね
【希望と危険のバランス感覚】
いやあ、本当に素晴らしいですね。体を動かすって!
最近になってやっとウインディに騎乗することを許されました。早く治して飛びたい、波に乗りたい。
どうも皆さんこんにちは。ヒガ・マシロです。なんだかんだと連載3回目を迎えました。連載がいつまで続くのかと聞いても、編集の返事はいつでも『当面です』。
こんなに先が見通せないことは初めてかもしれません。不安です。
さて、今回は『じくうのゆがみ』についてお話したいと思います。
『じくうのゆがみ』って皆さんご存じでしょうか。
急に現れる不思議空間。
中にポケモン達がいる。
どこに現れるか分からない。
どれも正解です。
『じくうのゆがみ』とはポケモン達の住む世界と私たちの住む世界が一時的に重なり合う事で生まれる空間で、たいていの場合10分程度で消えてなくなります。
この空間はシャボン玉にも見える薄い膜状のもので覆われ、地上のオーロラともいわれる程、幻想的な光景でもあります。もし近所で発生する予兆があれば見に行ってもいいかもしれません。ただ、見学行く場合はマナーを守って見に行ってください。
そこに『じくうのゆがみ』があるからは免罪符ではなく、ただの我が儘になってしまう事もありますから。
さて、今回『じくうのゆがみ』について書こうと思ったのは、最近身近な場所で『じくうのゆがみ』を見たからです。そして、そこに挑む無謀な人を見たからです。
これは注意です。そして人によっては警告になります。
これを読んでいるあなた。
そして『強いポケモン』を求めているあなた。
『じくうのゆがみ』に入るには要件があります。
ジムバッジ4つ以上の保持者。
戦える人。これです。
ジムバッジ4つというのはポケモンを所持しているだけではなく、ポケモンバトルを取得の要件にしています。すなわち、ポケモンの領域内での最低限の自衛の手段を持っている人とみなされる訳です。
ペーパーテストで取得できる、ジムバッジ1つ目と2つ目。そして実地としてポケモンの世界、『彼方』におけるポケモンの捕獲が必要な3つ目。バッジ3つと4つには明確な線引きがされているのです。
戦えること。自分の身を守れること。
それが野生のポケモンと単独で向き合う最低要件なのです。
確かに『じくうのゆがみ』内には時に『強い』とされるポケモン達が出現します。
そして今は情報が一瞬で拡散される時代です。
『じくうのゆがみ』内で『強いポケモン』を捕まえたと、ポケモンガチャであたりを引いたと吹聴する輩もいます。
きっと嘘ではないのでしょう。
しかし、私はそれをお勧めいたしません。
先日も『強いポケモン』を求めて『じくうのゆがみ』内に入っていった人を見ました。
私自身は、『じくうのゆがみ』を見ることは初めてではなかったですし、『強いポケモン』と出会ったこともありませんでしたから、引き留めることはしなかったのです。しかし、彼らは捕らえようと考えていた『強いポケモン』と遭遇し、成すすべなく怯えていました。自分のポケモンを出すことすらできずにです。
ポケモンレンジャーの助けがなければ怪我、いや亡くなっていたかもしれません。
『じくうのゆがみ』に入ることを否定するわけではありません。
しかし、入る人は覚悟を決めてください。
自分の命を失うかもしれないという覚悟です。
『強いポケモン』はゲームのデータではありません。あなたに触れて、あなたを壊せる存在です。
ちなみにですが昨年の日の元で発生した『じくうのゆがみ』の数は海上や、人里離れた山奥などを除くと802個。
死者の数は『2』だそうです。
これを多いと考えるか少ないと考えるかはあなた次第ですが、きちんと研鑽を積んだ上で挑むべき場所だと肝に銘じて頂ければと思います。
『強いポケモン』をあなたの希望とするか、それともあなたの危険とするか。
あなたの準備と覚悟にかかっています。
臆病になってください。
危険に敏感になってください。
野生はあなたを考慮してくれません。
必ずピッピにんぎょうを持参し、逃げる準備は整えておいた方が良いと私は思います。
あと、これだけはいわせてください。
私たちの国のポケモンレンジャーは優秀です。彼らに避難を求められたら従ってください。
今回は以上です。暗い話題になってしまいましたが、『じくうのゆがみ』自体は美しいので、機会があれば周りに迷惑をかけないようにして、直に見てみることをお勧めして終わりにしたいと思います。