ウロボロスD×D   作:生卵

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第三話

「ギャアァァァァァァァ!!!」

 

 星が簡単に消し飛ぶ威力のブレスが赤い龍から放たれる。それも明確な敵意を持ってたった一人の存在にだ。無敵の存在である彼?が敵として認識する存在はほとんどいない、にもかかわらず今現在その彼に襲われている人物、お察しの通り俺である。

 

 二天龍など豆腐のように簡単にバラバラにできる爪が連続で襲ってくるのを回避し、俺が以前撃ったビームみたいな火力のブレスを防ぎながら、どうしてこうなったのかを考えていく。

 

 

 

 

 

 グレートレッドは不機嫌だった。いつものように次元の狭間を泳いでいたら突然ビームが飛んできて自分に当たったのだ。それだけならばまだよかった、何せその強さ故に今まで自分に傷を与えた者などいなかったので、たかだか星も砕けぬ力が当たった所で当たった事すら気付かない程だ。だが今回は相手が悪かった、本人に自覚は無いとはいえその身体は最強の龍神のもの、グレートレッドに対しダメージどころか無防備に受ければ暫く動けなくなるくらいの威力があった。

 それは油断していたグレートレッドの腹に直撃し、それを受けてその場に踞っていた所に止めとばかりに衝撃波がきて地面に叩き付けられたのだ

 。

 その後グレートレッドはキレた、それはもう盛大に。自分はただ次元の狭間を泳いでいただけなのに突然攻撃を受けたのだ、誰にも迷惑を掛けていないのにいきなりぶん殴られれば温厚な奴でもキレるだろう。

 

 その後ずっと自分を攻撃した奴を探してしいたが、いく先々でビームを受けたり(主人公のせい)、エネルギー弾にぶつかったり(だいたい主人公のせい)、衝撃波を叩き付けられたり(全て主人公の(ry )と散々な目に会いながらも、力の気配から全て同一人物の仕業だと理解しさらに怒りを溜めていた。

 そしてある日怒りの対象がこの次元の狭間に入って来たことを察知したグレートレッドは嬉々としてその場に向かった、ついにそいつをぶちのめせるからである。次元の狭間の外については殆ど知らないが、この中ならばどこに居ようが見付け出す自信があるので後は如何にして奴をここから出さないか、やどうやってぶちのめしてやろうか等と考えながらだ。

 

 相手を見付け出したグレートレッドが先ずしたことは自分が最初に受けたこと、つまり超火力のビームである。嘗て受けたそれの数倍はある威力のブレスを此方を見て呆けている奴に向けて放ったが、奴はそれを両腕をクロスさせ防いでみせた。

 もとよりこの程度で殺れるとは思っていなかったので今度は自らの爪牙をもって攻撃し始めた。

 空間ごと爪で引き裂き、次元ごと牙を持って喰らう、たまに思い出したようにブレスを放ち、その巨体で持って押し潰す。そんなことを暫く続けていると、途中から回避に徹していた相手も反撃を始め爪を振るえば拳で殴り、噛み付こうとすれば頭突きをかまし、ブレスを放てばビームを撃つ、など拮抗し始め、そうこうしている間にお互いにテンションが上がってきたのか、だんだん攻撃一発一発の威力が上がり始め、果ては相手が自分と同じ位の大きさをもつドラゴンに変身し、攻撃の威力が跳ね上がったりしたことを面白く思うなど、怒りの対象をぶちのめすという本来の目的を見失い始めていた。

 

 

 

 

 

 マジでどうしてこうなった。

 

 最初の内は回避に専念していたが、相手が余りにもしつこいものだからついイラッときて反撃してしまい、其所からはもう余波で星が消し飛ぶ程の攻防を繰り広げていたが、テンションが上がり遂にはドラゴンの姿に戻ってしまい怪獣大決戦みたいことになってしまった。

 つーかこのままだとヤバくね?俺らがぶつかり合う度に次元の狭間に穴が空いて壊れて逝くんだけど。これ宇宙崩壊の危機じゃねえの!?

 

 何とかして止めたいけど彼方さんなんかすげー怒ってるんだよなー。俺何かしたっけ?初対面の筈だよな?

 あっ、何かすげーチャージしてる、まさか今までで一番の高威力のブレス吐くつもりかよ!?

 やべぇあんなの食らったら死ぬぞ。威力的に回避も無理っぽいなアレ、仕方ないこっちも最大火力のブレスで迎え撃とう。

 そうしてオーラを口に溜める、只溜めるのではなく圧縮しつつ溜めていく。こうした方が威力が高いからだ。

 

 

 

 十数秒程で互いにチャージが終わり、いざ放とうとしたその時。

 

 

 ボゴォ!

 

 

 グレートレッドが誰かにぶん殴られて気絶した。

 

「えっ?」

 

 一体何が、と思った瞬間頭に凄まじい衝撃が走った。

 

 薄れ行く意識の中見えたのは、逆立った金髪にガングロのインド人みたいな奴だった。

 

 

 

 

 

 てか第六天波旬?

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