超劇場版 ケロロ軍曹 嵐を巻き起こせ!スターダストメモリーズ であります!! 作:虹武者
西澤邸地下特別格納庫
そこにはケロロ軍曹がひっそりと作っていた等身大モビルスーツが並んでいる。それを黒い靄がだんだん纏わり付き吸収している。
「ダメェ!それはシャア専用ゲルググ!それは陸戦型ガンダム!それはジ・O!それはズゴック!それはハイゴッグ!それはジムスナイパーカスタム!それはケンプファー!」
ケロロ軍曹がムンクの叫びみたいな顔で叫ぶ。黒い靄はだんだん吸収したモビルスーツで形を作り怪物となった。
「待て!なんで家の地下にあんなもんがあるんだよ!?」
いつの間にか裏になっていた桃華がケロロ軍曹を掴み振り回す。しかし、それどころではない。今からでも向かわなければならない。
「ここからだと遠いぞ!」
「ならば…冬樹殿!」
「えっ!?」
「ケロボールであります!」
「う、うん!」
冬樹は自分の部屋の引き出しからケロボールを取り出しケロロ軍曹に渡す。
「大事なケロボールを
(いえ。没収しているだけです。)
ガトト少佐の発言を心の中で訂正する夏美。ケロロ軍曹は急いで全員を近くに寄せケロボールのボタンを押す。その瞬間、特別格納庫に瞬間移動した。
「お父様!ポール!」
「桃華!」
「お嬢様!来てはいけません!」
梅雄とポールが桃華を制止する。その間も怪物はどんどん形を変えていく。ガトトロボットにケンプファーの頭部やジオングや陸戦型ガンダムの腕、ドムの足など様々なモビルスーツが歪に融合したキメラとなった。
「なんだあれは?」
「私が連れてきてしまった怪物だ。」
ガトト少佐は格納庫にあったビームサーベルとバズーカを装備して梅雄の隣に立つ。ケロロ軍曹は怒りZガンダムで迎え撃つ。
「貴様ぁ!よくも…よくも我輩のガンダム達をぉ!」
血涙流して怒るケロロ軍曹。先制でハイパー・メガ・ランチャーを撃つ。怪物は腕でガードするも腕が破壊された。
「よしっであります!」
「いや、まだだ。」
梅雄はまだ警戒している。怪物は黒い靄を伸ばし別の腕を生成した。その腕で梅雄やポールを殴り飛ばした。桃華が心配して駆け寄る。
「何でありますかあれ!?」
「こちらも何度も一部の破壊はできた。が、すぐに再生した。」
「あの時と同じだ…」
怪物はさらに残骸やケロロ軍曹達が造っていた武器なども吸収しさらに大きくなっていった。ケンプファーの頭部の下が口のように裂け咆哮をあげた。
「あんなのどうやって倒せば…」
ガトト少佐が飛びながら怪物に向けてバズーカを撃ち続ける。しかし、効果はなく怪物はガトト少佐に体当たりした。そのまま天井に穴を空け西澤邸の庭から地上に出た。
「クッ…」
「待て!」
ギロロ伍長が追いかけミサイルを放つも効いていない。怪物は全身からモビルスーツの武器などを出して全体にビームや実弾で攻撃した。
「タママインパクトォォ!」
フライングボードで出たタママ二等兵がタママインパクトで攻撃した。命中し身体の一部が破壊されるもまた黒い靄が出ては他の部品や地面の土、瓦礫を取り込んで再生した。
「これでもダメですぅ。」
「我輩が相手するであります!」
ケロロ軍曹がZガンダムを怪物の前に移動させビームサーベルで首を斬った。それでも怪物は止まらない。再び黒い靄が繋がり元に戻った。
「本当に不死身でありますか…」
怪物は背中きらブースターを出す。
「あれは…ステイメンのブースター!?」
怪物はブースターを点火させ空を飛んだ。そのままガトト少佐に突撃した。ガトト少佐はなんとか耐えるも怪物の突撃から振り切れずにいた。
その様子を見ている2人の女子中学生がいた。夏美のクラスメイトで長い黒髪の霜月やよいが指を差す。
「ねぇ。あれ何かな?」
「あれ?」
もう1人のクラスメイトである師走さつきがやよいが指差した方向を見る。怪物がガトト少佐を食べようと口を開けた。ガトト少佐はなんとか耐えている。怪物は西澤タワーに激突しそのまま引きずるように移動する。
ケロロ軍曹達がその後を追う。一応、アンチバリアで周りからはケロロ軍曹達は見えていない。怪物は地面に激突し掘り進める。
「まずいぜぇ隊長。このままだと…」
「まさか…!」
宇宙人街
そこは地球人に知られず各地に隠された、異星人が行き交う秘密エリアだ。そこには多くの宇宙人がいた。その時、天井が崩落し怪物が落ちてきた。
「なんだぁ!?」
近くにいた宇宙人ヴァイパーが叫ぶ。そこになんとか怪物きら抜け出したガトト少佐が飛んでくる。
「ケロン人!」
「すまない。あれは私が連れて来てしまった怪物だ。」
「はぁ!?」
ガトト少佐はバズーカを捨てる。もう弾はないようだ。怪物は周りの瓦礫を取り込んでさらに大きくなる。肩からハイゴッグの腕が伸びビームカノンで辺り構わず乱射を始めた。
宇宙人達は驚き逃げ惑う。しかし、そんな中でも逃げない宇宙人がいた。黒髪の男性が目を見開いたまま怪物の前に立ちはだかる。隣にはウサギ耳のカチューシャを着けた女の子もいる。
「はーはっはっ!」
「お兄ちゃんが怒っている。」
男性はコゴロー。556とも表記される。ケロロ軍曹の幼馴染みで宇宙探偵である。女の子は妹のラビー。
「癒着!」
コゴローが叫ぶとヘルメットを装着しレーザー竹刀を装備した。
「行くぞ!」
コゴローが挑む。怪物はビームを撃つヴァイパーを殴り飛ばす。
「俺の出番ここまでかぁ!」
コゴローが怪物の足を斬る。しかし、また再生した。そこにケロロ軍曹達が到着する。
「556!」
「ケロロか!」
コゴローの隣にケロロ軍曹が立つ。そこにガトト少佐もビームサーベルを装備して立った。さらに、タママ二等兵達も到着する。
「軍曹~!」
「冬樹殿!」
「あんた達だけに任せるわけないでしょ!」
夏美がパワードスーツ、桃華がスーパーアーマーを身に纏う。冬樹も両肩にビームキャノンを装備した姿で参戦する。遅れて秋もビームライフルを持って到着した。
「ママまで…」
「冬樹と夏美に任せっきりなんてママ失格よ。」
「さすがママ殿でありますな。」
怪物はケロロ軍曹達に向けてビームカノンを撃つ。ケロロ軍曹達は散開して避ける。怪物を囲み攻撃を開始する。怪物も身体中きらビームを放ち応戦する。すると、背中からフィナと同じ触腕を伸ばしてきた。
「あれは!」
「フィナと同じ触腕だよ!」
「やはりフィナの種族を食っていたか。」
怪物が触腕から黄緑色の粒子を放つ。ケロロ軍曹達が警戒すると怪物はビームサーベルを出して攻撃した。さっきよりも動きが良くなっている。
「こいつ、俺達の記憶から戦い方を学習したのか!」
「そんな脳があるとはな。」
怪物のビームサーベルをケロロ軍曹がビームサーベルで受け止める。すると、怪物の下腹部から隠し腕が伸びビームサーベルでZガンダムの両足を攻撃した。
「まずいであります!」
ケロロ軍曹はなんとか避けるもダメージを受けてしまった。ガトト少佐が怪物の股下からビームサーベルで隠し腕を斬る。
怪物は雄叫びをあげると腕を地面に突っ込んだ。その瞬間、地面から吸収したガンダムの頭部でできたガンダムヘッドが現れた。
「陸戦型ガンダム!ステイメン!ZZガンダム!なんて姿に!」
ケロロ軍曹の顔が大変なことになる。ガンダムヘッドが攻撃を始める。それをコゴローが受け止め斬る。しかし、ガンダムヘッドも黒い靄が繋がり再生する。タママ二等兵や桃華もガンダムヘッドを破壊するもまた再生する。
「どうしよう…」
「ぐぬぬ…」
怪物が周りの瓦礫を取り込もうとする。そこにケロロ軍曹がZガンダムを変形させ突撃してきた。
「ここから…居なくなれぇ!」
Zガンダムが怪物の身体を貫く。しかし、怪物は黒い靄を伸ばしてZガンダムを取り込んでいく。ケロロ軍曹は慌てて脱出した。黒い靄がケロロ軍曹を捕まえようとする。
その時、斬撃が黒い靄を斬った。ケロロ軍曹が上を見上げるとドロロ兵長とくノ一姿の少女が降りてきた。少女の名前は東谷小雪。夏美のクラスに転校してきた忍者である。
「夏美さ~ん!」
「小雪ちゃん!」
小雪が夏美に抱き付く。ドロロ兵長もケロロ軍曹を救出して離れる。
「助かったでありますドロロ兵長。」
「ケロロ君。今まで僕のこと忘れてなかった?」
ギクッ!とケロロ軍曹と私(作者)が震える。ドロロ兵長がブツブツ言っている。そこに怪物が腕を伸ばして攻撃をしてきた。
「ドロロ兵長!」
「左手は…添えるだけ。」
ドロロ兵長が怪物の腕を細切れにする。心配した冬樹がケロロ軍曹に駆け寄る。
「再生できなくなるまで斬る。」
「さすがドロロ兵長であります。」
「大丈夫、軍曹?」
腕がバラバラになるも黒い靄は健在だ。黒い靄は周りの瓦礫を取り込んで再び腕を生成する。そのまま鞭のように振り回した。ドロロ兵長は避けるもケロロ軍曹は弾き飛ばされた。さらに、近くにいたコゴローやガトト少佐も弾き飛ばした。
「軍曹ー!」
運良く避けた冬樹が駆け寄る。ケロロ軍曹が起き上がると顔にブリーフを被ってた。まるで某変態仮面だった。
「軍曹…」
「なんでありますか冬樹殿?」
冬樹がスマホでケロロ軍曹の顔を見せる。
「なんでありますかこれ!?」
ケロロ軍曹がブリーフを投げ捨てる。そこに黒い靄が襲ってきた。冬樹が叫ぶ。ケロロ軍曹がくしゃみをする。黒い靄が吹き飛ぶ。それを見た冬樹は何かを発見した。
ケロロ軍曹の思い出
ケロロ軍曹で初めて知った四字熟語は"暗中模索"