超闘争ALT プロジェクト・ファンタズマ -i 作:独立傭兵月兎(仮)
それでは、どうぞ…
超闘争第25話の最後から分岐します。
「ごめん、なさい…っ」
一瞬、渡り鴉の動きが固まる。
ヤチヨによる干渉が、九朗の動きを封じた。
「な…ッ」
「■■■…!」
あからさまな隙を見せた九朗の喉元に、明確な死が迫る。
「…ごめんね、九朗。
でも、これで──」
これで、かぐやは月に帰り、輪廻は廻る…
その筈だった。
「ーーーまだだ…!!」
瞬間、光の膜が渡り鴉を覆った。
「ッ!?なにが、起きて…!?」
確かに九朗を止めた筈のヤチヨは、混乱していた。
その輪廻は認めないと言わんばかりに、九朗を殺す筈の一撃が防がれた。
それを実現したのは、この日のために九朗が仕込んだ「二つ目のとっておき」。
ターミナルアーマー。
それは致命傷を受けた際に一度だけ、五秒間の強力なバリアを展開する。
九朗に与えられた五秒と言う短い猶予は、
しかし目の前の敵を殺すのに十分すぎる時間であり。
「───沈めよやァ!!!!」
攻撃が防がれたことを理解する時間すら与えず、
彼の刃は最後の敵を跡形もなく粉砕した。
「すごい、ホントに全部倒しちゃった…」
「…待たせたな、かぐや。
迎えに来た。」
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SIDE かぐや
「──彩葉、はやくはやくっ!」
「はいはい、そう焦らないのっ」
卒業ライブが終わってすぐに、私は九朗の部屋へと駆けた。
何故か、不安そうな顔をしている彩葉をぐいぐいと
引っ張って、玄関を開ける。
九朗。
私を護ってくれた、大好きな人。
私を迎えに来てくれた、大事な人。
カッコつけるだけつけて何故か急に目の前から消えた、恥ずかしがりやな九朗。
私は彼に何をしてあげられるだろうか。
特製の手料理を振る舞う?
また一緒に歌う?
何時も通りに、KASSENに明け暮れる?
…それともやっぱり、
「暗月の大剣」を作ってあげようかな?
よし、思い付くこと全部やっちゃおう!
これからは時間なんて幾らでも取れるし、彩葉と九朗とずっと一緒にいられるし!
…そんな私の幸せな未来は幻想だったんだと、直ぐに気付かされることになる
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もっと早くに気付けた筈だった。
あまりにも静かすぎる玄関。
開けたらいつもカヨコか広美が必ず出迎えてくれていた。
リビングのドアを開ける。
「…へ?」「…嘘」
「九朗さん、くろうさん。起きてください。
嘘ですよね、こんな、こんなこと…」
うわ言のようにその名を呼びながら、
彼を揺さぶるカヨコ。
「ぁ…彩葉さん、かぐやちゃん…
遅かった、です、ね…。」
色んな感情がぐちゃぐちゃになった顔で、此方に顔を向ける広美。
「なに、これ…」
その中心には、確かに九朗がいた。
だけどその目は見開かれ、虚空を睨み続けていた。
まるで、魂が抜かれてしまったかのように。
「どうして?」
誰にも答えられない問いが、私の口から零れた。
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「う、そ…
どうして、君が…
九朗が、此処に居るの?」
「久し振りだな、ヤチヨ。
それとも、かぐやと呼ぶべきかな?」
この三次創作書いた人の仮説:
スマコンを介して8000年をインストール(ダウンロード)できるなら、光を逆流させれば九朗のタマシイをツクヨミにアップロード出来るのでは??
…一日一話、合計十話で完結する予定でス