超闘争ALT プロジェクト・ファンタズマ -i   作:独立傭兵月兎(仮)

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幕引きは近い。





ALT-8. in the end

「ようやく来たわね、戦バカ!」

 

「ああ、久しぶりだな、彩葉ッ!

それよりも…」

 

愉しそうに、九朗が私を見た。

「かぐや、また成長したようだな?」

 

ああ、やっとまた声が聞けた。

だけど今すぐにでも抱きつきたい衝動は抑えて。

 

「勿論だよ!

かぐや、まだ九朗を倒せてないもん!」

 

負けじと、声を張り上げる。

この日のためにいっぱい練習して、

何度も死にかけて。

九朗に追い付きたくて、全力だった。

 

だから…

「だからこそ、今日!

かぐやが九朗を倒すよ!」

 

「…ククッ、言葉は不要か。

 

見せてみろ、お前の力」

 

そう言い終わるや否や、私と九朗は同時に飛び出した。

 

 

 

─────────────────

「かぐや、聞こえる?事前の話の通り、まずは一定の距離を保って!」

 

「わかった…っ!」

 

彩葉の声と自分の直感をたよりに、動きを組み立てる。

今私の目の前に相対するは、九朗。

その身体を包む黒い鎧はまるで機械人形のようで、

その手に握られるはツクヨミには似つかわしくない武器…

 

 

 

"HINAWA(火縄)"。

九朗がこの一年でずっと扱い続けてたらしい、

新しい武器(カテゴリ)

狙いはつけづらい上に、撃つ毎に反動と言う名の「ブレ」が生じる。片手で撃つ以上は尚更…らしい。

そして何よりも…

 

「一度撃つ度に一秒以上もの隙が生まれる、ハズ、だけど…!」

 

「…踏み込めないっ!」

 

 

ある筈の大きすぎる隙。

九朗はそれを「交互に撃つこと」「合間合間にステップを挟むこと(クイックブースト)」でこちらの攻撃を躱しながら、

反動と隙を上手く逃している。

だから対処法は…

 

「──ここっ!」

 

ステップの切れ目を見切って肉迫、

懐に潜り込む。これだけだ。

 

 

「しまった…!」

 

この距離なら、長物は使えない。

私は大槌を振り抜いて──

 

「なんてな」

 

彼から、電流が迸る。

感じた悪寒に身を任せ、一目散に飛び退いた。

 

その予感は正しく、目の前で蒼白い花火が咲いた。

咄嗟に棄てて巻き込まれた「うなテボハンマー」はバチバチと音を立て、壊れた。

「───っかぐや、無事!?」

 

「あっっぶなかったぁ…」

 

 

「これも避けるか、流石だな…!」

 

 

 

 

「おおーっと!渡り鴉いきなりの自爆!しかし体力は少しも減っていないぞ!?」

「コレは新しいウルト…なのか!?」

 

 

 

よくみれば、九朗の衣装から赤い光が漏れている。

きっとさっきの自爆モドキは直ぐには使えない。

だけど…

 

(九朗にはまだ、月光がある)

 

九朗の腰元には、暗くて青い光を発する刀が…

「暗月の大剣」らしきものが下げられていた。

…厳密には、鞘の中で光を発するこれは「月隠」なのだが、当のかぐやは知るよしも無かった。

 

 

「まぁかぐやも持ってるんだけど、ね!」

 

自分の腰の…もうひとつの刃を抜く。

それは、九朗が遺し、砕けた筈の月光…

しかし打ち直されたその刃は禍々しくも、美しい赤に染まっている。

 

「名付けて、月光ー赤偏(レッド・シフト)

まだまだ行くよっ、九朗!!」

 

 

 

─────────────────

 

 

 

飛びかかって、撃たれて、切り結んで。

戦況は殆ど膠着…いや、私が劣勢だ。

 

…やっぱり、強い。

そして、速い。

なにより、九朗が扱う武器の扱い方が恐ろしく正確で、理にかなっているのだ。

まるで、始めから扱い方を知っているかのよう…

 

 

 

 

 

 

いや、それが当然の世界で闘い続けていたのなら

 

 

 

 

 

 

「あれが、九朗の…レイヴンの、本来の動きなの…?」

 

 

 

 

じゃあ、私は、何?

 

 

 

 

 

 

 

 

──そんなことどうだっていい。

 

 

 

 

私は、九朗に勝ちたい

 

そのためなら…!

 

 

 

 

─────────────────

 

「─────だったらぁあああああッ!!!」

 

私は月光で、左腕を根本から斬り飛ばす。

 

「かぐやっ!?いったい何をー」

 

彩葉が悲鳴をあげる、だけど、今はーー!!

 

「「犬DOGE」ッ!!!」

「バゥッ!!」

 

懐から飛び出した「犬DOGE」はそのまま私の左肩に噛みついて、その姿を変えた。

 

「ほう…!」

「まさか…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『───オーバードウェポンの接続を確認』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




「かぐや」構成
両手武器:「うなテボハンマー」大槌
腰:「月光ー"REDSHIFT"」光波ブレード
背中:「犬DOGE"デロリアン"」???
ULT:******** *****
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