【元吸血鬼王女】死刑執行官カルミーナの悩み 作:haku728
▷カルミーナ・ド・ラキュレ 200歳
元ベルランド王国王女にして、大東拘置所の死刑執行官。銀髪ロングヘアに真っ赤な瞳、コウモリのイヤリングがトレードマーク。一癖も二癖もある死刑囚相手に毎回悪戦苦闘している。血液に味の素と焼酎を混ぜたカクテルが日常の癒し。かつてロゼリア帝国の侵攻から国民を守るため降伏を選び、国を追われた。故郷への帰還を胸の奥に秘めながら、今日も都会の中で生きていく。
▷碇谷泰造(いかりやたいぞう) 51歳
カルミーナの家主。白ジャージの背中に《喧嘩両成敗》の文字。口は悪く怒鳴り声が絶えないが、カルミーナの仕事の愚痴を全部聞いてきた男。腕っぷしが強く、かつて悪(わる)を成敗する集団を率いていたが、今は解散している。ガサツで不器用だが優しく彼女を見守る。
▷銀城絢斗(ぎんじょうあやと) 59歳
レディ・ヴァンパイア・コンセプトカフェ「ローズブラッド」店長。黒燕尾服に赤バラ刺繍のマント。重度のゴシックホラーオタク。カルミーナに接客ロープレとホラーDVD鑑賞を課す厳しさの裏に、店とキャストへの本物の愛情がある。
▷白鳥瑠偉(しらとりるい) 28歳
大東拘置所の若手刑務官。爽やかな笑顔で死刑囚の死に「害虫が駆除されただけでしょ」と言ってのけるサイコパス。いつもカルミーナをディスるが、彼女を助けることもあり、考えの読めない人物。
▷黒羽冴子(くろばねさえこ) 25歳
ローズブラッドの看板ヴァンパイアメイド。人間だが、カルミ―ナよりもはるかに吸血鬼らしく振る舞う。接客で男性客を悶絶させるコンカフェの完成形。清滝春人の姉であり、カルミーナと春人を繋いだ人物。
▷清滝春人(きよたきはると) 20歳
黒羽冴子の弟。白い肌に黒髪、半分閉じたような瞳に冷静さと妖艶さを秘める。カルミーナに自ら血液提供を申し込んだ。彼の血はカルミーナをして「これは血ではない……何か別の美しく貴いものよ!」と号泣させるほどの絶品。彼の血を飲む日は正装で臨む神聖な儀式となっている。
▷紅夜叉(べにやしゃ) 230歳
日本在来種の女吸血鬼。つぎはぎだらけの黒ワンピースにくたびれたパンプス。「人間なんかに媚びない」というプライドだけは高いが、浮浪生活で常に腹を空かしている。たびたびカルミーナのところにたかりに来て煙たがられる。
▷ベラミール・ド・ラキュレ 500歳
元ベルランド国王。カルミーナの父。三十年前に妻の死に錯乱して国を出奔し、永らく行方不明になっている。