SAO~黒の剣士と遊撃手~   作:KAIMU

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 鉄血と遊戯王が終わって、今月の週末の楽しみが無い……


六十七話 骸骨の刈り手

 クロト サイド

 

 オレ達四人がコリニアの転移門前広場にやってきた頃には、レイドメンバーと思しきプレイヤー達がかなりの人数集まっていた。まだ指定された時間の五分前だが、一様にして彼等の表情は硬い。

 

 (こりゃ、今までの比じゃねぇな……)

 

 過去のクォーターポイント……初の二十五層はともかく、予測がついていた筈の五十層でも、ここまでガチガチな空気ではなかった。

 偵察戦で十人以上の死者が出た事と、情報が全く無い事、加えて脱出不可能なボス部屋である事が、全てのプレイヤーに重くのしかかっているのは想像に難くなかった。

 

 (……無理もねぇよな……)

 

 少しの間、視線をサクラへと向ける。今でこそ普段戦う時のように凛とした表情でアスナと共にギルドメンバーからの敬礼に返礼しているが……少し前までは、普通の女の子として怯え、泣きじゃくっていたのだ。さっきまでの抱擁で少しでも彼女に安らぎを与えられていればいいが、本音を言えばオレも不安が尽きない。

 

 「よう!」

 

 「っ!?クライン……?」

 

 陽気な声と共に、背後から肩を叩かれた。過剰に反応してから、自分がこの場の空気に飲まれかけていた事に気付く。

 

 「休暇明けにいきなりボス戦はきっちぃんじゃねぇか、クロの字ぃ?」

 

 「言ってろ……LAかっさらってその鼻明かしてやるよ」

 

 悪趣味なバンダナの下でニヤつく野武士面を見るのはおおよそ二週間ぶりだが、会う度に変わらず笑いかけてくれる彼に言葉にならない安心感を抱くようになったのは、一体いつ頃だっただろうか。たった一度言葉を交わしただけで、肩から大分力が抜けていた。

 

 (ホント、敵わねぇな……)

 

 彼の陽気な人柄、その人徳。それはこのデスゲームでも決して歪む事無く、オレの目には’立派な大人’として映っていた……まぁ、女にがっつく所で台無しだけどな。その点だけはエギルの紳士ぶりを見習ってほしいところだ。

 不意に後ろから朗らかな笑い声が聞こえてきたのでそちらを見ると、武装していながらも困り顔のエギルがいた。彼の傍にはキリトとアスナ、ハルがいて、笑っていたのはこの三人だった。

 

 「エギル?お前まで参加すんのか?」

 

 「あ、あぁ……今回はマジでヤバイって聞いたからな」

 

 確かにエギルは商人であると同時に、最前線でも十分戦える一流の斧戦士でもあるが……最近はボス戦に参加する事は少なかった筈だ。それなのにクォーターポイントのボス戦に参加するのは―――

 

 「そんな顔すんなっての。危険な分戦利品には期待してんだからよ」

 

 「お前、さっき無私無欲の精神で参加したってのたまってただろ?」

 

 「いや、だからってアイテム分配から除外はねぇだろ……」

 

 二カッと格好良くサムズアップした次の瞬間、キリトのツッコミに表情を歪めるエギル。さっき彼が困り顔だったのもこの事か、と分かった途端、思わず小さな笑みを零してしまった。

 

 「おいクロト、お前まで笑う事ねぇだろう!」

 

 「あー、わりぃ。けどお前の口から無欲って言葉が出てくんのが似合わなすぎて……ってか、荒稼ぎ以外の為にお前が戦うとか……くくっ」

 

 「もうクロト、失礼だよ?エギルさんにだって他の理由があるはずなんだから」

 

 咎めるサクラを横目に笑いを静めていると、エギルがとんでもない爆弾をぶち込んできた。

 

 「当たり前だ。こっちに来てから今日まで、現実世界(むこう)で待ってるハニーを忘れた事は一度もねぇよ」

 

 「…………は?」

 

 ハニー?それってつまり……恋人?婚約者?のどっちかがいるって事か?

 

 「実はエギルさん……既婚者なんです。僕もつい最近知ったんですけど」

 

 ハルの補足説明を聞いた瞬間、クラインがエギルに掴みかかる。

 

 「テメェ!そんな話聞いてねぇぞ!?」

 

 「そりゃ言ってなかったからな」

 

 「この裏切り者ォォ!」

 

 独身男クラインが哀しき叫びを上げる。そのやり取りでエギルが言っている事が本当だと分かったオレとキリトは顔を見合わせ、次に彼の顔をそろってまじまじと見た。

 

 「……な、なんだよお前等?」

 

 訝しむエギルに対して、オレ達は思った事をそのまま口にしていた。

 

 「いや……まさかお前が結婚してるとはな……」

 

 「もしかして、もう子供がいたりとかするのか?」

 

 キリトが子供について尋ねたのは、普段ハルに対する父性溢れる振る舞い故だろう。オレだってあの二人なら、親子と言っても通用しそうだと思ったのは一度や二度ではない。

 

 「いや、まだ子供はいねぇが……お前等みたいな悪ガキはパスだな」

 

 「こっちだって悪役レスラーにしか見えねぇ親父とか勘弁だぜ」

 

 互いにニヤリとしながら、軽く拳を合わせる。友人のような、兄貴分のようなはっきりしない関係ではあるが、SAO以前ではまともな友好関係がオレにとっては得難い存在なのだ。この禿頭の巨漢と、今は拗ねている野武士面の青年は。

 

 「―――欠員はいないようだな」

 

 午後一時丁度に転移してきたヒースクリフのおっさんの第一声が、それだった。レイド全体の緊張が高まるのが肌で感じられる中、短くも確かな言葉で、おっさんはレイドを鼓舞する。

 

 「状況は既に知っていると思う。厳しい戦いになるだろうが、諸君の力ならば切り抜けられると信じている―――解放の日の為に!」

 

 おっさんの叫びに、鬨の声を上げて応える戦士達。社会性に難のあるコアなネットゲーマー達を瞬時にまとめてしまう彼のカリスマを目の当たりにするのは初めてではないが、舌を巻かずにはいられなかった。

 自称元SAO開発スタッフの一人ではあるが、それにしたってこうも容易く三十人以上のプレイヤー達をまとめ上げる姿を見ると、本当にただの研究者だったのかと小さな疑問を抱いてしまう。

 

 「キリト君、クロト君。君達の力、頼りにしているよ」

 

 こちらの心境を知ってか知らずか、おっさんは余裕のある声色でそう言ってきた。特に示し合わせた訳ではなかったが、オレ達は揃って無言で頷く。

 

 「では、ボス部屋までコリドーを開く」

 

 オレ達の返事に微かに笑みを浮かべた後、集団に向き直ったおっさんはポーチから取り出した回廊結晶を掲げる。転移結晶を越える超レアアイテムを惜しげもなく使用する事に、レイド全体から感嘆の声が零れた。おっさんのボイスコマンドによって回廊結晶が砕け散り、同時に巨大な転移ゲートが現れると、皆そこへ足を踏み入れていく。

 

 「じゃあ行ってくるよ、ハル」

 

 「うん……行ってらっしゃい」

 

 本当は引き留めたくて堪らないだろうに、ハルは健気に笑ってキリトを送り出す。

 

 「心配するなって。帰ったらまた、こうしてやるからさ」

 

 「……うん。待ってるね」

 

 あやす様に、ゆっくり優しくキリトが頭を撫でると、ハルは大きく頷いて、数歩下がった。

 

 「ほら、行こうぜ」

 

 「……ああ!」

 

 片手をそれぞれ愛する少女と繋いだオレとキリトは、反対の手で握った拳を軽く打ち合わせる。ボスに挑む前のオレ達二人だけのルーチン。自然と意識はまだ見ぬボスへと向き始めていき、オレ達はハルに見送られながらゲートへと足を踏み入れた。

 

 ~~~~~~~~~~

 

 七十五層の迷宮区は、不気味な程艶やかな黒曜石に似た素材でできていた。薄暗い迷宮内の空気は冷たく湿り、足元にはうっすらと靄がかかっている。

 

 「ちょっと……やな感じがする……」

 

 「そうだな……」

 

 少しだけ身を縮こまらせるサクラに、オレも首肯する。扉の前にいるだけで、中にいるであろうボスにかつてない程の圧力を感じる。

 

 「……サクラ」

 

 「クロト?」

 

 キリトがアスナを連れて柱の陰に行ったように、反対側の柱へとサクラの手を取り連れて行く。他のプレイヤー達は三々五々に集まってアイテムや装備の確認をしているから、誰も見てはいないだろう。

 

 「どうしたの?」

 

 柱の陰で向き直ると、彼女は首を傾げる。最愛の少女の右手を両手で包み、自分の胸に押し当てたオレは、目を逸らす事なく言葉を発した。

 

 「守るから」

 

 「え?」

 

 困惑する彼女に、そして自分自身に、誓うように。

 

 「サクラは、オレが絶対に守る」

 

 この温もりを決して失くさない。その意思を込めて、言った。

 

 「……わたしも。わたしもクロトの事、守るよ」

 

 穏やかに微笑みながら、彼女はオレの手に左手を重ねてくれた。ただそれだけで、再び張り詰めていた心がほぐれていく。

 

 「一緒に、生きて帰ろ?」

 

 「ああ!」

 

 オレはサクラを守り、サクラはオレを守ってくれる。なら後は全力で戦い、生き抜くだけだ。何が相手でも、その決意が揺らぐ事はもう無い。回廊の中央で、おっさんが十字盾を床に突き立て全員の注目を集める。

 

 「基本的にはKOBが前衛を務めるので、その間に可能な限りボスの攻撃パターンを見切ってほしいが……今回はボスの情報が一切無い為、状況に応じて柔軟に対応してくれたまえ」

 

 悪く言えば各個人の判断で行き当たりばったりという事だが、情報が無い以上他にやりようが無いのも事実だ。それにこの場にいる誰もが最前線を生き抜いてきた猛者であり、自己判断くらいはどうにかできる筈である。

 

 「―――では、行こうか」

 

 おっさんは大扉に手をかけると、躊躇いなく押し開いた。まるでオレ達を奈落の底へと誘うかのようにゆっくりと開く扉。得物を握る手に力が籠る。

 

 「死ぬなよ」

 

 「へっ、オメェらこそ」

 

 「今日の戦利品で一儲けするまで、くたばる気は無いぜ」

 

 ふてぶてしくも頼もしいキリト達の声に、気づけばオレも口を開いていた。

 

 「LAを譲る気は無ぇからな」

 

 目だけを向けると、三人ともそろってニヤリと口角を釣り上げていた。緊張しつつも普段通りな彼等に僅かに安堵した次の瞬間、抜剣したおっさんの叫びが響く。

 

 「戦闘―――開始!」

 

 剣を掲げたおっさんを先頭に、オレ達全員がボス部屋へとなだれ込む。たちまち部屋の中央まで進むが、扉が閉まる以外にボスが出現する兆しは無かった。

 

 ―――まだか………?

 

 精神を張り詰めた状態で過ぎていく一秒、一瞬があまりにも長く、焦燥感からせわしなく視線を左右へと巡らせ―――

 

 「カァ!」

 

 「ヤタ……?」

 

 何処にも出現エフェクトが見当たらないのに警告を発したヤタは、上を向いていて……その意味を理解した瞬間背中を悪寒が走る。

 

 「上だ!」

 

 オレの叫びに、全員が天井を見上げる。漸く認識されたボスの姿が浮かび上がり、カーソルと名前、最後にHPバーが表示された。ザ・スカルリーパー……骸骨の刈り手。

 

 「キシャアアアァァ!!」

 

 形容するなら、ソレは巨大な骸骨百足。部屋の中央、つまりオレ達の真上の天井に張り付いていたソイツは、その巨体でこちらを押しつぶさんとばかりに躊躇いなく落下してきた。

 

 「固まるな!距離を取れ!」

 

 おっさんの鋭い指示に、オレ達は瞬時に散開する。だが丁度ボスの直下にいた三人が、僅か一瞬だけ逃げる方向に迷った。

 

 「こっちだ!走れ!!」

 

 キリトの声に従って駆け出した三人だったが……ほんの少しの時間遅れたが故に、落下してきたボスの地響きに足をとられる。

 そして三人の内ボスに近かった二人が、その腕―――先端にある骨の鎌の一撃を受けて宙を舞った。重装甲ではないが、オレ達のような紙装甲でもない彼等だが、そのダメージからボスの攻撃力をある程度理解できる筈だ。

 彼等のHPバーはイエローゾーンでは止まらず、レッドゾーンでも減少し続け―――

 

 「……は?」

 

 ―――あっさりとゼロになった。二人のアバターが空中でポリゴン片へ変わり、レイド全体が驚愕に見舞われた。

 

 「一撃で死亡、だと……!?」

 

 「ワンパンとか……そんなんアリかよ……!」

 

 隣からキリトとクラインの掠れた呟きが聞こえる。これまでも攻撃力の高いボスは多数存在した。だがそれらも精々こちらのHPを四割削るのがやっとで、九十層クラスのあの死神で漸く六割削れるレベルだった。けれど目の前の骸骨百足は、そんなオレ達の経験を一蹴する程桁外れな攻撃力を持っている―――!

 

 「無茶苦茶だよ……こんなの……!」

 

 サクラが絞り出した言葉通り、今回のクォーターボスは無茶苦茶だ。オレ達なんざ自分の気分次第でいくらでも蹴散らせるとでも言いてぇのか、茅場(あのやろう)……!!

 

 「ギシャアアァァァ!!」

 

 「う、うわあああぁぁ!」

 

 奇声を上げながら、スカルリーパーは逃げ遅れた三人目の命を刈り取らんと骨鎌を振り下ろす。恐慌状態に陥った彼はそれを避ける事はおろか、防御する事すらできず……

 

 「―――ふん!」

 

 コンマ数秒という僅かな間に滑り込んだおっさんによって、その命を守られた。凄まじい衝撃音と共に、骨鎌がぶち当たった盾からは大量の火花が散ったが、おっさんは一切動じる事無く骸骨百足の一撃を防ぎ切ってみせた。

 

 「シギャアァ!」

 

 だがしかし、骨鎌は二つあった。おっさんが防いだのとは反対側の鎌が、唸りを上げて逃げ遅れた彼へと襲い掛かる。

 

 「下がれ!」

 

 ボスの異常な攻撃力にレイド全体が固まる中、二つ目の鎌を防ぐべく相棒が飛び出した。二刀流専用の武器防御スキル『クロス・ブロック』は下手な盾防御よりも優れた性能を誇っている上に、STR要求値がバカみたいに高い二本の剣を自在に扱う彼の筋力値なら防げる。

 

 「なっ!?」

 

 そんな希望すら、簡単に覆された。確かにキリトは骨鎌の一撃を防いでいる。防いでいるのだが……押されているのだ。少しずつ、しかし確実に骨鎌が二刀を押し下げていく様はまるで彼の命を奪わんとするギロチンのようだった。

 援護の為にオレが動き出そうとした寸前、純白の光芒が閃きキリトから骨鎌が弾き飛ばされた。

 

 「二人で受ければいける……!私達ならできるよ、キリト君!」

 

 「アスナ……頼む!」

 

 凛とした声と共に毅然とした様子でアスナはキリトを立ち上がらせる。今の彼を守るのはアスナの役目だ。もうオレがいる必要は無い。その事に僅かな悔しさと、それ以上の安堵が胸に広がる。

 

 「鎌は私達三人で防ごう!」

 

 「サクラ!全体の指揮権、貴女に託すわ!!」

 

 「はい!アタッカーは側面から攻撃してください!!」

 

 漸く見えない呪縛が解けたプレイヤー達が、反撃とばかりに骸骨百足の体へと己の武器を突き立てる。どこが弱点かすら分かっていないが、二年にも及ぶ戦闘の経験から、最も脆いだろう骨と骨の継ぎ目―――関節部を重点的に狙っている。

 

 「オラァ!」

 

 鎌の他にも攻撃手段があるかどうかが分からない以上、深追いはできない。技後硬直がほぼ無い『アーマー・ピアース』を関節へとねじ込むと、すぐさま後ろに下がる。五段あるボスのHPバーは減ったかどうかすら怪しい程の変化しか起きておらず、防御力も並外れたものである事に歯噛みする。

 

 (これじゃジリ貧だぞ……!アイツ等は交代無しのぶっ続けで持つのか……?)

 

 神聖剣によって防御し続けるおっさんと、完璧にシンクロした動きで相殺するキリトとアスナ。この三人を除いてあの骨鎌をさばける者は、このレイドにはいない。彼等だって完全に防いでいる訳では無く、骸骨百足が一撃を放つ度に僅かずつHPが減っているし、何より一度でも受け損なえば即死の攻撃に晒され続ける事による精神的な疲労にどれだけ耐えられるのかが……分からなかった。そして何より、ボスの攻撃が骨鎌以外に無いからこそオレ達は戦えているのであって―――

 

 「シュギャアァァ!」

 

 「ぐああっ!?」

 

 ―――ボスの後方から攻めていたプレイヤー達から、悲鳴が上がった。瞬時に目を向けると、鋭くとがった骨の尾が、大きく振るわれているのが見える。

 

 「エギル!?」

 

 「死んじゃいねぇが……二人やられた!」

 

 「クソがっ!!」

 

 彼の右腕には赤いダメージエフェクトが痛々しく刻まれており、HPも一撃でイエローゾーンにまで減少していた。基本は両手斧での武器防御でタンクを担う彼の防御力であれなのだ。装甲の薄いアタッカーにとっては即死に等しいダメージになる。

 

 「尻尾の反撃が来る!ボスの後ろに近づくな!!」

 

 声の限り叫んで注意喚起するが、それも焼け石に水だろう。尾の長さは相当なものであり、その気になれば側面にいるプレイヤー達全員を薙ぎ払えそうな程だ。

 どうしようも無いもどかしさを感じながらも、オレはボスの動きから目を離さない為に距離を取る。ボスの巨体を視界に収められるだけ離れると、持ち替えた弓に矢を番え、射かける。指揮権はサクラが握っているので、なるべく早くボスの動きを見切り、彼女に伝えなくてはならない。そうしなければ今回のボス、スカルリーパーによってオレ達全員の命が刈り取られるのは目に見えているのだから。

 攻撃と観察を続けながらも、終わりの見えない圧倒的に不利なこの戦いがまだ始まったばかりである事を、オレは痛感していた。




 最近評価10と1両方ついた……コレ、合う人と合わない人の差が激しいって事でしょうか……?
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