ひかりより速く、   作:おいかぜ

9 / 12
九話 敗北の渡し方

 

 十一秒九一は、夜になっても身体から抜けなかった。

 風呂から上がっても、ふくらはぎの奥だけがまだ決勝のレーンに残っている。

 

 初めての十一秒台。

 それなのに、胸の奥で先に鳴るのは十一秒六四だった。

 部のグループに、決勝の動画が送られていた。すこし迷ったあと、再生する。

 

 画面の中の私は、思っていたよりちゃんと前へ進んでいた。

 

 三歩目で落ちない。

 最後の十でも崩れきらない。

 悪くないどころではない。

 

 きちんと速いスプリンターの動きだった。

 それなのに、ゴール後の表情だけが、記録に追いついていなかった。

 

 初めて十一秒台を出した人ではなく、敗北した人間の表情だった。

 私はそこで動画を止めた。

 

 ノートを開く。

 昨日、電車の中で書いた文字がある。少しヨレたシャーペンの跡。

 

 ──届かなかったものを、止めずに渡す。

 

 読み返して、少し嫌になった。

 綺麗に書きすぎている。

 

 そう書けば、昨日の負けがすぐ役目を持つみたいだった。敗北を美化しようとしている。そういう風に読める。

 

 ──すごいね。

 ──でも、抜けなかった。

 

 ひかり先輩の二つの声が、同じ場所に残っている。

 どちらか片方だけなら、もっと楽だった。

 

 速くなった。速くなって、ひかり先輩に褒められた。速くなっても、ひかり先輩に届かなかった。どちらも本当で、だからこそ痛い、苦しい、悔しい。

 

 私はノートを閉じた。

 明日は四継予選。

 それだけを、何度も頭の中で繰り返した。

 

 

 翌朝、競技場へ向かう電車で、千秋が隣に座った。

 

「翠、寝た?」

「少し」

「少しって言う人、大体寝てないよね」

「千秋は?」

「寝た。緊張して変な夢見たけど」

「どんな夢?」

「一走なのに、バトンじゃなくてバナナ持ってた」

「それは変」

「でしょ」

 

 千秋は自分で笑った。でも、その声は少し硬い。

 一走なのに。ということは、アンカーならバナナを持っても良いと思っているのだろうか。一旦考えないことにする。千秋も本当は寝不足気味なのかもしれなかった。

 

 今日は秋の地区大会二日目。

 四×一〇〇メートルリレーがある。

 

 昨日の百メートルとは勝手が違う。一人で走るわけではない。

 

「昨日の十一秒九一、やっぱりすごいよ」

「うん」

「分かってなさそう」

 

 私は苦笑しかけて、やめた。

 

「分かってるよ」

 

 今度は、少し強く返した。

 

「すごい記録だってことは、分かってる」

「なら、いいけどさ」

「でも、悔しい」

「うん。それも分かる」

 

 千秋はペットボトルを両手で持った。

 ラベルの端が、何度も爪で起こされている。

 

「だからさ、今日、行こう」

 

 その声で、昨日の掲示板が少し遠ざかった。

 千秋は、私を慰めているだけではなかった。

 一走として口を開いている。今日のリレーを始める人として、私の敗北も繋いでくれようとしている。

 

「私、最初ちゃんと出るから」

「私も、ちゃんと受ける」

 

 私は答えた。

 

「真帆先輩から受けて、茅野先輩へ持っていく」

 

 千秋は頷いた。

 電車が競技場最寄りの駅に近づく。

 窓の外の景色が、ゆっくり流れていった。会場に着くと、昨日より風があった。

 

 テントの布が音を立て、招集のアナウンスが何度も風に削られている。

 昨日の百メートル決勝は、もう結果表の中に入っていた。

 

 今日のトラックは、今日の種目のために動いている。

 部のテントでは、真帆先輩がバトンケースを開けていた。

 

「おはよう」

「おはようございます」

「朝倉、今日はちゃんと息してる」

「判定が早いですね」

「昨日よりはね」

 

 真帆先輩は穏やかに返した。

 

「今日は、私から受ける日」

「はい」

「昨日のレーンから、そのまま入ってこないでね」

 

 私は頷いた。

 

「昨日の悔しさを消せとは言わない。でも、受ける瞬間に上からかぶせない」

 

 真帆先輩の声は柔らかい。

 けれど、指している場所ははっきりしていた。

 私が返事をする前に、茅野先輩の声が飛ぶ。

 

「朝倉」

 

 振り返ると、茅野先輩が椅子に座ってスパイクの紐を結んでいた。

 右脚には、昨日より太いテーピングが巻かれている。立ち上がるまでの一拍を、私は拾ってしまった。

 

「心配するくらいなら、今日の順番でも反復しておいて」

 

 息が詰まる。茅野先輩が、重ねて口を開いた。

 

「一走」

「宮野千秋」

「二走」

「橘真帆先輩」

「三走」

「私」

「四走」

「茅野梨央先輩」

「そう」

 

 茅野先輩はバトンケースから一本取り出した。

 金属の筒が朝の光を受ける。

 

「今日はそれ」

「はい」

 

 言葉がまっすぐ刺さった。

 昨日、ひかり先輩の前で抜けなかったと認めた。

 茅野先輩にも、その顔で渡されると受け取りにくい、と言われた。

 

 それなのに、まだ持ち込もうとしていた。

 

 十一秒九一を。

 十一秒六四を。

 

 自分一人の悔しさを。

 

「すみま、」

 

 言いかけて、止めた。

 茅野先輩が少しだけ眉を上げる。私は言い直した。

 

「置いてきます」

「違う」

「え」

「置いてくるんじゃなくて、ちゃんと持ってきて」

 

 意味がすぐには入ってこなかった。

 茅野先輩はバトンを私に渡す。

 手のひらに、冷たい感触が乗った。

 

「悔しいんでしょ」

「はい」

「抜けなかったんでしょ」

「はい」

「なら、それを腐らせないで」

 

 バトンの冷たさが、少しずつ手に移る。代わりに、バトンが熱を持つ。

 

「届かなかったなら、そこで止めないで次に渡して」

 

 その言葉で、昨日のノートが戻ってきた。

 届かなかったものを、止めずに渡す。

 

 自分で書いたくせに、まだ分かっていなかった。

 

 届かなかったことを消すのではない。

 なかったことにするのでもない。

 

 持っていく。

 ただし、自分の足に絡ませるのではなく、次へ進ませるために。

 

「そのとき、あんた一人の負けだけ持ってこられたら邪魔」

 

 きつい言い方だった。

 でも、なぜか胸の奥が少し楽になった。

 

「十一秒九一も、四十七秒九八も、千秋の出も、真帆の二走も。全部バトンに乗せて持ってきて」

 

 茅野先輩は、私の手の中のバトンを指で軽く叩いた。

 

「そういうものを持ってくるのが三走でしょ」

 

 私はバトンを握った。

 冷たかった筒が、手の温度を持ちはじめている。

 

「持っていきます。茅野先輩に、バトンを預けます」

 

 茅野先輩は頷いた。

 

「……なら、いい」

 

 片桐先生がテントへ戻ってきた。

 

「アップに入る前に確認する」

 

 先生の手には、折られていない登録メンバー表があった。

 その紙の存在だけで、胸の奥がざわつく。

 

「今日の四継登録は五人。宮野、橘、朝倉、茅野、鴻上」

 

 千秋の気配がこちらに向いた。真帆先輩は表情を変えない。

 茅野先輩は、バトンケースの留め具に指をかけたまま止まっている。

 

「言いたいことは分かる。だが、補欠の登録は必要だ」

 

 片桐先生の声は淡々としていた。

 

「予選は、一走宮野、二走橘、三走朝倉、四走茅野。基本は変えない」

 

 先生の声が、茅野先輩のところで止まる。

 

「ただし、茅野の脚は確認する。違和感が強くなったら、こちらで止める」

「走れます」

 

 返事は早かった。

 

「その判断を、お前一人に任せない」

 

 片桐先生の声が低くなる。

 茅野先輩は何か返しかけて、飲み込んだ。

 

「……分かりました」

 

 表情も声音も、分かっていないと言っていた。

 でも、それ以上は続けなかった。

 

 先生は登録メンバー表を指で押さえた。

 

「鴻上本人にも確認してある。走るとは言わなかった。だが、名前を消せとも言わなかった」

 

 名前を消せとも言わなかった。

 その一文だけが、胸の内側に残った。

 

 入部してすぐ、半年前の部室。

 記録表の前で、ひかり先輩が言った言葉。

 

 ──私の記録を抜けたら、リレーに入ってあげる。

 

 あのとき、ひかり先輩は戻る気なんてなかった。

 たぶん、本当にそうだった。

 それでも、今日の紙から自分の名前を消すことはしなかった。

 

「本人が消せと言わなかった。なら、こちらから消す理由はない」

 

 先生の言葉は、事務的だった。

 でも、その事務的な響きの奥に、何かが残っていた。

 

「勝手に期待しろという意味でもない。勝手に茅野の席を空けろという意味でもない。そもそも、急造のオーダーなんて論外。今日のベストはこのメンバーだ」

 

 その言葉は、私に向けられている気がした。

 いや、実際そうなのだと思う。

 

 走るかもしれない。

 その考えが先に来てしまった。

 

 次に茅野先輩の右脚が浮かぶ。

 嬉しかったことまで、なかったことにしたくなる。

 でも、心臓は先に反応していた。

 

「朝倉」

 

 先生が私を呼ぶ。

 

「順番を間違えるな」

「はい」

「今のチームを間違えるな。予選を走るのはこの四人だ」

「はい」

「鴻上の名前があるからといって、今のアンカーが消えるわけじゃない」

 

 茅野先輩は何も返さなかった。

 私は拳を握る。

 

「分かっています」

 

 そう返してから、少しだけ言い直したくなった。

 分かっている、だけでは足りない。

 

「分かっていたいです」

 

 片桐先生は少しだけ目を細めた。

 

「なら、走りで分かれ」

 

 私は頷いた。

 一次招集まで、まだ少し時間があった。

 

 千秋と真帆先輩は、バトンとゼッケンを確認している。

 茅野先輩は先生に呼ばれ、右脚の状態を確認されていた。

 

 私はその場に立っていた。

 行くべき場所が分からなかった。

 すると、真帆先輩が近づいてきた。

 

「行きたいんでしょ」

 

 声が出なかった。

 それでも、頷いた。

 

「ひかり、スタンド裏にいたよ」

「今、ですか」

「うん」

「私、行っていいんですか」

「すぐ戻るなら」

 

 真帆先輩は、しょうがない、というように微笑んだ。

 

「でも、言うことは間違えないで」

「……はい」

「今日は梨央に渡す」

「はい」

「その上で話すなら、行ってきな」

 

 私は頷いた。

 競技場の裏手へ向かう。

 

 スタンドの下は日陰になっていて、外より少し涼しい。

 コンクリートの壁に、遠くの歓声が低く響いている。

 

 別種目の選手たちが通り過ぎるたび、スパイクの音が小さく跳ねた。

 ひかり先輩は、自動販売機のそばにいた。

 白い上着を羽織り、肩にバッグを掛けている。

 バッグの紐が、少しだけ重そうに沈んでいた。

 

 私はそこに触れないようにした。

 

「鴻上先輩」

 

 呼ぶと、ひかり先輩は缶の飲み物を持ったままこちらへ顔を向けた。

 

「朝倉さん」

「登録メンバー表を見ました」

 

 挨拶より先に出てしまった。

 ひかり先輩は驚かなかった。

 

「そう」

「知ってたんですよね」

「知ってた」

「名前、消さなかったんですか」

「消してって言うほどでもなかったから」

 

 ひかり先輩らしい答えだった。

 でも、それだけではない気がした。

 

「走る気は、ありますか」

 

 聞いてしまった。

 聞くつもりはなかったのに、言葉が先に出た。

 ひかり先輩は、缶の表面についた水滴を親指で拭った。

 

「約束は守れてないよね」

 

 十一秒六四。

 昨日の十一秒九一。

 その差、〇秒二七。

 

 私は頷いた。

 

「抜けませんでした」

「じゃあ、私はリレーに入らない」

 

 予想していた言葉だった。

 それでも、胸の奥が沈んだ。

 私は拳を握った。

 

「約束で戻ってもらう話は、終わりました」

 

 ひかり先輩のまぶたが、少しだけ動く。

 

「終わった?」

「はい」

「諦めたってこと?」

「違います」

 

 私は首を振った。

 

「十一秒六四は、まだ追います。たぶん、ずっと追います」

「じゃあ、終わってない」

「約束の使い方だけ、終わりました」

 

 そこだけは、はっきり言わなければならなかった。

 

「私は先輩の記録を抜けませんでした。だから、約束でリレーに入ってくださいとは言いません」

「じゃあ、何を言いに来たの」

 

 ひかり先輩の声は静かだった。

 私は、登録メンバー表を思い出す。

 

 五人目の名前。

 

 そして、茅野先輩の背中。

 今日の予選で、私がバトンを渡す相手。

 

「見てください」

 

 口にしたあと、自分の声が思ったより弱くないことに気づいた。

 

「私たちのリレーを」

 

 ひかり先輩は何も返さない。

 

「千秋のスタートも、真帆先輩の二走も、茅野先輩のアンカーも」

 

 私は一度、息を吸った。

 

「私が、そこへ持っていくところも」

 

 手のひらに、バトンの感触が戻る。結局、ひかり先輩に渡すとは言えなかった。

 今私が渡す相手は、茅野先輩だ。

 

「走ってほしいとは言わないんだ」

「言いたいです」

 

 正直に答えた。

 

「でも、今それを言ったら、茅野先輩のアンカーを私が勝手に空けることになる気がします」

 

 ひかり先輩は、すぐには返さなかった。

 その沈黙だけで、何を分かっているのか少しだけ伝わった。

 

「茅野がいるもんね」

「はい」

「今のアンカーは茅野」

「はい」

「じゃあ、私じゃない」

 

 淡々とした言葉だった。

 でも、前より少しだけ温度があった。

 

「先輩が入ったら、みんな“鴻上が戻った”って言うと思います」

「うん」

「でも、そうならないように走りたいです」

 

 ひかり先輩は黙った。

 

「まだ走ってほしいって言えないから、せめて見てください」

 

 私はひかり先輩へ向き直る。

 

「私たちが、どう走っているか」

 

 スタンドの奥から歓声が響いた。

 誰かのレースが終わったのだろう。

 その音が、少し遅れてコンクリートに反射する。

 

 ひかり先輩は、自動販売機の横の壁にもたれず、立ったままだった。

 

「朝倉さんは、変わったね」

「そうですか」

「春は、私しか見てなかったのに」

 

 否定できなかった。

 私はたぶん、本当にそうだった。

 

 ひかり先輩の十一秒六四。

 

 動画の動き。

 記録表の名前。

 そこばかり追っていた。

 

「今も見ています」

「知ってる」

「でも、それだけじゃなくなりました」

「うん」

 

 ひかり先輩は、少し遠くへ顔を向けた。

 

「茅野、出る位置早くなったね」

 

 私は息を止めた。

 

「夏前より、待たなくなった。手も低くなった」

「そこまで気づいてたんですか」

「見えたから」

 

 いつもの言い方だった。

 でも、私にはその一言が大きかった。

 

「脚も」

 

 ひかり先輩は短く続けた。

 

「少し変」

「……はい」

「でも、茅野は走るよね」

「走ろうとします」

「だよね」

 

 その声は短かった。そこには、呆れや諦め、そして許しのような感情が混ざっていたように聞こえた。

 私は少しだけ、肩の力が抜けた。

 

「予選、見てくれますか」

 

 ひかり先輩はすぐには返さなかった。

 缶の飲み物を自販機横のゴミ箱に入れる。

 

「見るだけなら」

「はい」

「走るとは言ってない」

「分かってます」

「じゃあ、見てるよ」

 

 私は頷いた。

 

「それでいいです」

 

 本当は、それだけでいいわけではない。

 走ってほしい。リレーに入ってほしい。

 ひかり先輩がバトンを持つところを見たい。

 

 その気持ちは消えていない。

 でも、今はまだ、そこまで言わない。

 

「朝倉さん」

「はい」

「十一秒九一、すごかったよ」

 

 不意に置かれて、言葉が止まった。

 

 昨日も同じことを聞いた。

 でも、今日は少し違って届いた。

 

「ありがとうございます」

 

 今度は、少しだけ受け取れた気がした。

 ひかり先輩は、スタンドへ向かう通路へ顔を向ける。

 

「今日、茅野に渡すんでしょ」

「はい」

「じゃあ、そっち見て走れば」

 

 短い言葉。

 でも、胸の中にすっと入った。

 

「はい」

 

 二度目のアナウンスが流れた。

 女子四×一〇〇メートルリレー予選。

 招集所付近へ集合してください。

 私は腕時計を確かめる。

 

「戻ります」

「うん」

「見ていてください」

「見るよ」

 

 走るとは言わなかった。でも、見ると言った。それだけで幾分進んでいるような気がした。

 テントへ戻ると、千秋がすぐにこちらへ体を向けた。

 

「翠、間に合った」

「ごめん」

「大丈夫。まだバナナじゃなくてバトン持ってる」

「それならよかった」

 

 少し笑えた。

 真帆先輩が短く頷く。

 

「戻ったね」

「はい」

「ちゃんと話せた?」

「はい」

 

 茅野先輩は何も聞かなかった。

 ただ、バトンケースから一本取り出して、千秋に渡す。

 

「始めて」

 

 千秋が受け取る。

 

「はい」

 

 真帆先輩がゼッケンを押さえる。

 

 私は手のひらを開いた。

 まだ何も持っていない。

 でも、今日渡す相手だけは決まっている。

 

 招集所へ向かう前に、一度だけスタンドの端へ顔を向けた。

 ひかり先輩がいた。

 

 少し離れた場所に立っている。

 

 でも、こちらへ向いていた。

 

 私は軽く頭を下げた。

 ひかり先輩は手を振らない。

 ただ、その場所に残っていた。

 

 千秋が一走のバトンを握っている。

 真帆先輩が隣を歩いている。

 茅野先輩が少し後ろで、右脚に余計な力をかけないように歩いている。

 

 私は、その背中へ続いた。

 

 予選が始まる。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。