俺が女体化でツンデレとかありえない   作:Axelea

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かなり短め、また本編は進みません。どちらかといえば番外編です


私の妹

やぁ、みんな久しぶり。え、誰かって?凛ですけど。

わたくし、優のお姉様ですの。 

はいそこぉ、キャラブレブレとか言わない。

元々かわいかった弟がさらに可愛くなれば最高に「ハイ!」になるのも無理ないでしょ。

ってなわけで、女の子になったことにより更にかわいくなった優の家での過ごし方を、私(わたくし)この凛がお伝えしますぞ!

 

 

優は朝に弱い。平日休日関係なく、ほっとくと昼まで寝ている。仕方がないので私がいつも起こしにいっているのだが

 

「おーい、優起きろ!」

「…。」

すやすやと眠っている。ドアから声をかけるだけなんて、まず間違いなく起きない。

私の声が大きくなっていったとしても起きない。私は優の聴覚は、睡眠時に遮断されているのではないかと考えている。

 

そういうわけで、優のベッドへ近づき、揺さぶる。

「おーい、遅刻するぞ!」

と声もかけてみるものも反応なし。しかし、私はそのまま体を揺さぶる。すると、優は必ずキーワードを洩らすのだ。

 

「ぁう…いちごパふぇぇ」

こんな感じで。

なるほど。今日はいちごパフェか。

 

ここで皆さんに優の正しい起こしかたをお教えしよう。

優は、普通には起きない。しかし、呼びかけたり揺さぶるうちに、とあるキーワードを洩らすのだ。それすなわちその日にみた優の夢!そしてキーワードは十中八九が甘いものである。

ここで魔法の方程式『キーワード+飛んでっちゃうよ=起床』。

つまり、今日の場合は

「おーい優、いちごパフェが飛んでっちゃうぞー」と耳元で言う。すると

「それはらめぇぇ!」

と飛び起きる。

「おはよう、優。いちごパフェはおいしかったか?」

と少しいじめてみると

「あ、うぇ、な、なんのことかわかんないな~うん。いちごパフェってな、なんなのかな~」

と顔を赤くしてごまかそうとする。

これがまた、なかなかたまらない

 

優は高校生だが、私は卒業してしまっている。だから、学校でのあいつの振る舞いは分からない。誰か他の人にでも聞いてくれ~。

 

最近は吉良っていう前の優男が迎えにきていたりもして、青春してるなーと微笑ましいものだが、優はまだやらんぞ!なーんて頭の中で思ったりもする。

実はうちは父親がいなかったりする。だから、弟(ゆう)改め妹(ゆうな)は私がまもってあげないとね。

 

優は帰宅部だから帰るのが早い。まぁ、だいたいが寄り道して帰ってくるからそんなに早くはないのかもしれないけど、おかえりと声をかけられるのは私の方だ。

小さい時から毎日律儀に私の帰りをむかえてくれる。本人は無意識というか癖になっているのかもしれないが、私はこういう優しいところが好きだ。優だけに、ふへへ。

 

優の家での過ごし方は基本、だらだらする、だ。動かずに漫画や雑誌を読んでいたりいなかったり。

最終的にはまた眠ってしまっている。

お母さんや私が帰るのが遅いと、ご飯もたべずに寝続けるので何かと危険だ。

 

私の帰りが遅くない日は例によって女の道講習会を夕飯前にしている。

最近は、なかなか女の子の身支度、ふるまいが板に付いてきたんだけど。

「うわぁ…姉ちゃん、俺やっぱむりだよ。」

「うわっ、ぶーっあはははは!なにそれどうやったらそうなるのー?!」

メイクが恐ろしく下手だ。小さな子供が意図的におもしろおかしく顔に落書きでもしたかのようになる。

鏡を見ているのになぜそうなるのか分からないくらいに不器用だ。

 

私がいうのもなんだけど、この子メイクしなくても可愛いから大丈夫なんだけどね。といってもできないままじゃこの先辛いので絶賛猛特訓中です。

 

お母さんは仕事にいってたりするので、母の休みの日以外は私と優でご飯を作る。

 

メイクもそうだけど、結構不器用なところがあるので優には味付けはさせない。(かなり、いや恐ろしく甘党むけな味付けになるから)

ただ、材料を切ったり盛りつけたりするのは小さい頃からやってきただけあってなかなか上手い。

私にはまだまだ及ばないけど。ふふん。

 

 

夕飯が終わってしばらくすると優はお風呂にはいる。

なぜかお湯を張りながら入るので毎日必然的に一番風呂をかっさらっていく。そして無駄に長い。男だった時から長い。

一回はいると心地よすぎてあがれないんだとか。

さすがに風呂場までのぞくことは今までなかったんだけど、晴れて姉妹になったことですし、ここは一つ突撃しましょう。

 

「たのもー!」

「…、姉ちゃん!?」

一泊ほどおいて抜けた調子の返事が返ってきた。

「さて、まずは背中の流し合いからはじめよっか」

「何平然としてんだよ!隠しなさい!」

「残念だったわね、女同士何も問題はないのですわ」

オーッホッホと高らかに声を上げていると優がいそいそと風呂場から抜け出そうとするのでつかまえる。

「裸のつきあいって言うといい響きでしょ」

「それはまた随分と男らしいね」

どうやら観念したみたい。

ここからさきは禁断の領域よ。きゃわわうふふな事はさすがにお伝えできないわね。

「姉ちゃん、そこはらめぇぇぇぇ!」っていう優の声が風呂場に響いたとだけ言っておこうかな。

 

 

風呂上がりに2人でデザートのプリンを食べる。さすがにいちごパフェなんてないからね。私がケーキ屋さんのバイトをしているので(かわいいでしょ?)割と余り物や試作品をもらって帰ってくる。幸せそうにプリンを食べる優をみると、このバイトにしてよかったな~って思える。

ちなみに作ってるわけではないよ。雑用と売り子だからね。

バイトしようかなって最近優がよくつぶやくので、薦めてみようかななんて思っている。

 

優は寝るのが割と遅い。私の方が寝るのがはやいときもあるくらいだ。何してるのかはわからないけど朝起きれないんだったら正直さっさと寝て欲しかったりもする。

 

さて、日常なんてこんなもんかな。あんまり面白くなかったでしょ。

まぁ、父がいないってだけでふつうの家庭なんだからこんなものかな。

 

私って結構弟…じゃないや妹思いでしょう?

 

____

えらい目にあった。

まさか姉ちゃんが風呂の中にまではいってくるとは思わなかった。

最近姉ちゃんの暴走具合が常軌を逸している。はやく男に戻らないと姉ちゃんまでおかしくなってしまうんじゃないかな。

 

姉ちゃんは元々ハイスペックで超優秀だ。天才型なので高校のときからバイトしながらも超難関といわれる大学に通っている。

性格も頼りになるし、堂々としてカッコいいんだけどなんだろう、少し残念なところがあるんだよね。

容姿もいいからモテそうなんだけど、彼氏がいるところをみたことがない。

弟としてはすごく心配なんだけど大丈夫なのかなぁ?

姉ちゃんの弱点はたぶん、俺だ。世話を焼く癖がついちゃったのかもしれないけど、俺優先の行動をとるところが多くて困る。

俺しか知らないはずのことを知っているのも怖いし困る。

弟過保護離れしてくれると嬉しいかなぁ。

ここは一つ男にモテる講座を開くしかないのかもしれない。

俺は男にモテたことがあるわけじゃないけど(あるわけないけど)男のツボなら分かる。普段姉ちゃんは凛としてるから、構ってやりたくなるような一面を見せてやればいいんだ。えーと、たしか『ギャップ萌え』って言うんだったかな。

よし、さっそく姉ちゃんのところへいかねば!

 

俺って結構姉思いでしょ?

 

 

____

あぁ、眠い。

みなさん、おっはー!サキュバスちゃんです。

みんな元気にしてる?こっちは魔力が不足しすぎて眠いよー。不足してなくても眠いんだけどね。

 

ところでみんな、恋してるかい?私達サキュバスはみなさんのイチャイチャぱわーによって日々活動しています。特に働かなくてもいいように、自分でしっかり恋人を見つけてねー。

 

で、いま憑いてるこの子、絶対男に戻る気ないよね。いやー、そもそも男になんて戻せないんだけど。

テキトーにやって戻れたれいいけど、最悪何になるかわからないからね。しかも魔力つかうし時間かかりそうだし本当に恐ろしい。

こんなめんどくさいコトするくらいならこの子の中で寝ておきたい。

で、私が今がんばっているのが精神の女性化!

っといってもこの子が寝てる間に女になれーっていう暗示をかけてるだけだからそうそううまく行きそうじゃないけど。

何とかがんばってデレさせないとねー。あ、なんかこれ人間界にある『ゲーム』みたいでたのしーかも。

 

そのうち真剣にやってみようかにゃ~なんて。

…眠い

 

 

____

 

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