ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか-魔王と英雄-   作:凌介

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2人はモンスターフィリアで厄介事に巻き込まれる事になる


第3話怪物祭-モンスターフィリア-

ホームへと続く道を2人で歩いて帰って来た。

ホームの前ではヘスティア様が心配そうな表情で待っていた

「ただいま帰りました……神様」

「遅くなりました。すいません」

「2人ともボロボロじゃないか!特にベル君!傷だらけじゃないか!」

 

「ダンジョンに潜ってました...」

「詳しい事は後ほど俺から説明します。」

「とりあえず今はベル兄を休ませましょう」

「早く中へ!治療しなきゃ!」

「ベリル君!君が着いていながらどうして止めなかったんだい!」

 

「…………強くなりたい、自分自身が許せない…そう言って無茶するやつを、俺は...止める術を持ちません」

 

「…………そうかい。」

「とりあえず中へ入ろう」

 

その後ベル兄の手当てをして2人ともステータスを更新してもらう

ベル兄はステータスが殆どGに敏捷はFになっていた。

 

俺の方は力と敏捷がDに他のステータスも軒並みFになっていた

 

その後、ベル兄が眠ったのを確認してヘスティア様と少し話をする

 

「それで?何があったんだい?」

「……実は...2人で食事してた時に、とある冒険者が大声話してる内容にベル兄のやつ耐えられなくなったみたいで...飛び出しって今に至る感じです」

 

「本当に...それだけかい?」

「これ以上は...俺からはなんとも...」

「……わかった...何も聞かないよ…ただし!今後は無茶を少し控える事!特にベリル君!君はたまにしかホームに寄りつかないじゃないか!」

「そう言われましても...ベル兄とは別々の道を行くって決めましたし、その為の無茶なら望むところなんですけど...」

「と・に・か・く!最低でも2日に一度は帰ってくる事!いいね!」

「……はい。」

「とりあえず今日はもう休みな、君のことだ起きたら色々また動くんだろ」

「そのつもりなんで、休みますね。」

「あぁ、おやすみベリル君」

その後ベル兄の手当てをして2人ともステータスを更新してもらう

ベル兄はステータスが殆どGに敏捷はFになっていた。

 

俺の方は力と敏捷がDに他のステータスも軒並みFになっていた

 

その後、ベル兄が眠ったのを確認してヘスティア様と少し話をする

 

「それで?何があったんだい?」

「……実は...2人で食事してた時に、とある冒険者が大声話してる内容にベル兄のやつ耐えられなくなったみたいで...飛び出して行って今に至る感じです」

 

「本当に...それだけかい?」

「これ以上は...俺からはなんとも...」

「……わかった...何も聞かないよ…ただし!今後は無茶を少し控える事!特にベリル君!君はたまにしかホームに寄りつかないじゃないか!」

「そう言われましても...ベル兄とは別々の道を行くって決めましたし、その為の無茶なら望むところなんですけど...」

「と・に・か・く!最低でも2日に一度は帰ってくる事!いいね!」

「……はい。」

「とりあえず今日はもう休みな、君のことだ起きたら色々また動くんだろ」

「そのつもりなんで、休みますね。」

「あぁ、おやすみベリル君」

 

俺は自分が寝床にしている場所に戻って来て横になる

礼拝用の長椅子を二つ並べただけの簡易ベッド、寝心地も悪い

寝返りも打ち辛い、でも、不思議とどんな豪華なベッドよりも気が休まる

「それにしても......『もっと帰ってこい』.....か...」

(2人のことは嫌いじゃないんだけど...会話とあのテンションにだけはついていける気がしねぇ)

そう思いつつ目を閉じ夢の世界に旅立った

 

仮眠のつもりが目が覚めるとお昼を少し過ぎていた。

身体を起こして凝り固まった筋肉をほぐしてから武器とお金、買い物用の布袋を持ってホームを出る

 

ベル兄はまだ寝ていたので置いてきた。

 

「どうせなら一緒に買い物済ませておきたかったんだけど……。」

「まぁ、しゃーねーな」

(さて、まずは...)

 

・近場のミアハ様の店でポーションと包帯等を買い揃える

 

・携帯食と採取用ナイフを買い換える

 

・武器屋で武器の新調

 

頭の中で道筋を組み立て歩き出す。

 

ミアハ様の店に向かう途中でちょうど良くミアハ様と会った

「こんにちは、ミアハ様」

 

「やぁ、久しぶりに会うね、ベリル買い物かな?」

 

「はい、ポーションと包帯、あと傷薬を」

 

「なら、ポーションはこれをあげよう」

ミアハ様が懐からポーションを3本ほど出して手渡してくれた

「貰ってもいいんですか?」

「構わんとも、試供品だからね、気に入ったならまた買いに来ておくれ」

「ミアハ様は商売上手ですね」

「神も生活するにはそれなりに努力しなければいけないからね」

 

「さて、店までは共に行こうそこで必要なものを見繕ってあげよう」

 

「何から何までありがとうございます」

 

ミアハ様と店まで一緒に行くことになった

 

「相変わらずベルとは一緒に行動していないんだね」

 

「まぁ、お互いに別々で頑張ろうって決めましたから」

 

「なるほど、家族であり、ライバルでもあるのか、良き関係を築けているのだな」

 

「だといいんですけどね...」

 

話しているとミアハ様のお店に到着した。

「少し待っていてくれ、今必要なものを持ってこよう」

 

「お手数おかけします」

 

「構わんとも」

 

ミアハ様は店に入ってから少しして必要な物を持ってきてくれた

 

「ありがとうございます」

 

俺はお金を渡す

 

「少し、多いようだが?」

 

「少し色を付けておきます。俺は、ミアハ様の作る薬に今後とも助けられると思うので」

 

「そういう事ならば、今回はありがたく受け取ろう。また来るといい」

 

「はい、それではまた!」

 

ミアハ様の店を後にし俺は道具屋に向かいそこで採取用のナイフと

進められて鋏とベルトも購入した。

 

「あとは...武器屋か...」

 

俺は街の中心から少し外れて路地裏に入る

 

人通りが極端に減り、薄暗い道が続く

しばらく歩くと煙が立ち上る家が見えてきたので入る

 

「こんにちは」

 

「いらっしゃい...」

 

「武器を新調したいんですけど...」

 

(頑固一徹職人気質が強い感じの人だ...)

 

「何が欲しい?」

 

「その前に1つ聞いても?」

 

「言ってみろ」

 

「新しく作ってもらう事はできますか?」

 

「素材は?」

 

「ウォーシャドウの指刃で作ってください」

 

「短剣やナイフなら1つロングソードなら5つは必要だ」

 

「問題ありません持ってます」

 

「完成には2、3日かかるぞ、出来たら取りに来い、金もその時でいい」

 

「時間がかかるのはわかった」

「使える武器が欲しい、出来ればロングソードを」

 

店主は少し考え込むと徐に立ち上がった

「……待っちょれ」

店の裏に入りそこから灰色の刀身のロングソードと鞘を持ってきた

「……使えるか?」

「振ってみても?」

 

「もの壊さんのなら好きにせぇ」

 

ベリルは剣を振ってみる

「重い...何より剣に引きずられるようだ……」

 

「まだ力が追いついてないんじゃな……」

 

「この剣の名は?」

 

「……ない、ワシが鍛冶師に転向して初めて打った剣だが初心者には向かないもんになっちまったから店にもだしとらん」

 

「なぜこれを俺に?」

 

「気まぐれじゃ...理由が欲しいなら...そうさなぁ〜頑固一徹の職人からの投資とでも思っちょれ」

 

「代金は?」

 

「いらん!投資じゃと言ったろ!持ってけ!」

 

「……わかった」

 

「ガンテツじゃ、また来い」

 

「ベリル、また来る」

 

俺は武器屋を出ると1つ用事を思い出したので豊穣の女主人に向かった

 

店に行くとシルさんが出迎えてくれた

 

「ベリルさん!今日はどうされました?店は夕方からなのでまだ空いてないんですけど」

 

「昨日の夜の事を一言謝っておきたくて...」

 

「そうですか、なら案内します」

 

店主のミアさんの所に案内された俺は謝罪する

 

「昨夜の事はすいませんでした。ベル兄も後から謝罪に来ると思います」

 

「食い逃げした訳じゃあるまい、ただ色々抱えてた所にたまたま運悪く嫌な事が重なっただけだろうに…律儀な坊やだねぇ」

 

「アハハ、律儀と言えるのかはわかりませんが必要だと思ったので」

 

「まぁ、そういう事なら謝罪は受け取るさね、用が済んだなら帰んな!仕込みの邪魔だ」

 

「はい、失礼しました。」

 

「また来な!腹いっぱいにして冒険して元気に生きて戻ってくるんだよ!」

 

「また来ます」

 

店を後にした俺は少しだけ肩の荷が降りた気がした。

 

その後街を散策する事にした俺は宛もなく街を見て回る中で見覚えのある姿を見かけた気がした。

「あれ……あの子は...」

 

向こうも気付いたようで軽い会釈をして去っていった…

 

「あの時の...エルフの子か...」

 

偶然の重なりはやがて必然となり、運命と呼ばれるなんて昔読んだ本に書いていたけれど、俺は運命は自分の手で掴み取るものだと思っているし偶然の再会はそれは必要や運命とは違うと思う

 

「ま、そこまで考えることはないわな!」

 

 

その頃、向こうもすれ違った事に気付いたようで足を止めた

 

「あの時の...」

「レフィーヤ、知り合いでもいた?」

「えぇ、まぁ...ちょっと縁のある人を見掛けたので...」

「声かけなくてよかったの?」

「大丈夫です」

彼とはそう遠くないうちにちゃんとした再会が出来そうな気がするから今はこれでいい

 

 

街の散策に飽きた俺はホームに帰宅するとヘスティア様が出掛けるようで声をかけた

 

「ヘスティア様、お出かけですか?」

「ベリル君、数日留守にするからベル君を頼むよ」

「なんで俺なんです?一応言っときますけど、あっちが兄貴ですよ」

「わかってる、ベリル君、君は無茶する事に慣れすぎているけど、ベル君はそうじゃない」

「俺は多少の無茶ができるってだけで...」

「まぁ、とにかく頼んだぞ」

ヘスティア様はそれだけ言って出かけて行った

 

 

 

-ヘスティア視点-

 

僕が参加しているのは神の宴だ

普段は絶対参加しないんだけど今回は目的がある……が

今は目の前の料理だ

「なにやってんのよ、あんた……」

「ヘファイストス!」

「久しぶりヘスティア。元気そうで何よりよ。……もっとマシな姿を見せてくれたら、私はもっと嬉しかったんだけど」

ため息と共に天井を見上げる

「いやぁ良かった、やっぱり来たんだね。ここに来て正解だったよ」

「何よ、言っておくけどお金はもう1ヴァリスも貸さないからね」

「し、失敬な!ボクがそんなことをする神に見えるかい!」

「たった今、普通にタダ飯を食い漁っていたじゃない」

「うっ……どうせ残るんだし良いじゃないか」

「相変わらず仲がいいのね」

振り向くと美の女神、フレイヤがいた

「え……フ、フレイヤっ?」

美の化身というか美の権化と言うか…さすが美の女神

「僕、君のこと、苦手なんだ」

「うふふ。貴方のそういうところ私は好きよ?」

基本的に美の女神とは関わりたくないと言うのが本音だ

「おーい!ファーイたーん、フレイヤー、ドチビー!!」

「もっとも君なんかよりずっと大嫌いなやつが僕にはいるんだけどね」

「あら、それは穏やかじゃないわね」

品良く微笑むフレイヤから視線を切って回転すると大きく手を振りながら歩み寄ってくる

「あっ、ロキ」

「何しに来たんだよ、君は……」

「なんや、理由がなきゃ来ちゃあかんのか?『今宵は宴じゃー!!』ってノリやろ?むしろ理由を探す方が無粋っちゅうもんや。はぁ、マジで空気読めてへんよこのドチビ」

今更だけどロキがドレスなんて珍しいわね」

「まぁ、どっかのドチビがパーティーに行く準備をしてるって小耳に挟んでな...ドレスも着れない貧乏神を笑ってやろうと思ったんや」

「ふんっ!コイツは滑稽だ!僕を笑うために自分の無乳(コンプレックス)を周りに見せつけるなんて、君には笑いの才能があるね!」

「んなっ!?」

「あぁ、ゴメンゴメン、笑いじゃなくて穴を掘る才能だったね!……墓穴っていう穴のさぁ!」

腕を組むヘファイストスは『始まった……』と半目で二柱の神を静観する構え。

果実酒を嗜んでいたフレイヤは、相変わらず上品な様でクスッと笑みを滲ませた。

「大体その母性ゼロの胸でどれだけ男を失望させてきたんだよ!絶壁なだけに絶望とか、馬鹿じゃないの!?あっ、今ボク上手いこと言ったねぇ!」

「全然上手くないわボケェええええええええ!!」

「ふみゅぐぅぅぅぅぅ」

ロキがヘスティアに掴みかかる

その頬を両手でつまみ引っ張る縦に横に斜めに伸ばしてみょんみょん蹂躙する

その様子を名物を見るが如く集まる男神達、そして始まる賭け

結局虚しくなってロキが逃げるように立ち去るのがお約束だ

「そういえばヘスティア、貴方にもファミリアができたそうね」

全てを笑って流しつつ問いかけるフレイヤ

「そういえば、ベルって言ったかしら?白髪で赤い目のヒューマン

と対象的な黒髪で青い目のヒューマンの兄弟よね?」

「そうなんだよ!でも見た目だけじゃなくて、性格も正反対でね」

「そうなの?」

「片方はホームにあんまり寄り付かないし、無茶ばかりするし

片方はなんというかがむしゃらすぎるんだ」

「難しい問題よね...」

なんて話しているとフレイヤに耳打ちする傍付き

「2人とも私そろそろ帰るわね」

「え?もう?何か用事があったんじゃないの?」

「いいのよ、確認したいことは聞けたし」

「それにここにいる男はみんな食べ飽きちゃったもの」

『『『『『『サーセン』』』』』』

男神達の心の声が聞こえた気がした。

「で?あんたはどうするの?私はもう少しみんなの顔を見に回ろうと思うけど、帰る?」

「え〜とっその...ヘファイストスに頼みがあって……」

「この期に及んでまだ頼みですって?あんたさっき自分の言ってたこと思い出してご覧なさい」

「恥を忍んで頼む」

「聞くだけ聞いてあげる」

「ボクのファミリアの子供達に武器を作って欲しいんだ!」

「冗談じゃないわ自慢する訳じゃないけど、ウチの店のオーダーメイドがいくらするかわかってるの?」

「わかってる値が張るのは知ってるよ」

「ならお金を貯めて出直してきなさい話はそのあとよ」

立ち去ろうとするがヘスティアはなおも頭を下げて頼んでくる

「今じゃなきゃダメなんだ、頼むよヘファイストス、この通り!」

 

そして現在、丸1日ずっと同じ体制で私の前にいる小さな親友にため息をつく

「そもそもなんなのよ、その格好?」

「……土下座」

「ドゲザ?」

「タケミカヅチから聞いた頼み事と謝罪の最終奥義」

額に手をあて交流のある男神の顔を思い浮かべる

ヘファイストスは一度窓の外に目をやってから問いかける

「……ヘスティア、教えてちょうだい。どうしてそこまでするのか」

「……あの子達の力になりたいんだ」

「今、あの子達は今、変わろうとしているっ。それぞれ目標を見つけてベル君は高く険しい山をベリル君は自分自身の信念を貫き通す茨の道を進もうとしてる。危険な道だだから欲しい、あの子達の助けになれる力が!道を切り開ける武器が!」

「ボクはあの子達に助けられてばっかりだっ!ていうかひたすら養ってもらってるだけだ!ボクはあの子達の主神なのに神らしいことは何一つだってしてやれない!」

最後は絞り出すようにしてヘスティアはぐっと身体を強ばらせた。

「もう、何もしてやれないのは嫌なんだ...ベル君とベリル君はいつか必ず道を違えた末にぶつかる事になるかもしれないけど、それでも、今の彼等の力になりたいんだ」

その言葉はヘファイストスを動かすに足りた

「……わかったわ。作ってあげる、あんたの子にね」

ぱっと瞠目した顔を振り上げたヘスティアにヘファイストスは肩を竦めてみせる

「私が頷かなきゃ、あんた梃子でも動かないでしょうが」

「……うんっ、ありがとう、ヘファイストス」

「―――で、言っておくけどちゃんと代価は払うのよ。何十年何百年かかってもぜったいにこのツケは返済しなさい」

「わ、わかってるさっ、ボクだってやる時はやるんだっ。あぁ、良いとも、いいさ、ベル君への愛が本物だって、身をもってヘファイストスに証明してあげるよ!」

「そうやって1人にばかり構うからもう片方が寄り付かないんじゃないかしら?」

「ぐっ……でも、ずっと最初からなんだ...だから」

「はいはい、そっちは後でゆっくり聞いてあげるわよ」

ヘファイストスは壁に作り付けされた飾り棚へ向かった

細長い棚には新品同然に磨き抜かれてるショートハンマーが数点並べられている

「アンタの子達が使う獲物は?」

「え……ナ、ナイフとショートソードなんだけど...ショートソードを使ってるベリル君は武器を新調したいと言ってたよ」

「新調?それはナイフとかに持ち替えたいとか言ってた?」

「ショートソードじゃ決定打に欠けるとは言っていたよ、もう少し重さのある武器を使って馴染ませたいとも」

「そう、わかったわ」

それだけ言うとヘファイストスは紅緋色の鎚を取った。

余計な装飾が一切施されていない機能重視のハンマーを、腰に常備しているポーチにしまい込む

そして素材を選び出す

「へ、ヘファイストス。もしかして君が武器を打つのかい?」

「そうよ、当たり前でしょうこれは完璧にあんたとのプライベートなんだから私の事情に【ファミリア】の団員を巻き込むわけにはいかないわ」

なんか文句ある?と眼帯をしてない左眼でジロリと1睨みする

ヘスティアは首をブンブンと横に振る

「文句なんてあるもんか!天界でも【神匠】と謳われた君に作ってもらうんだ、むしろ大歓迎だよ!」

「アンタ忘れてない?ここは天界じゃないのよ私は一切『力』を使えないんですからね」

「構うもんか!ボクは君に武器を打ってもらうのが1番嬉しいんだから!」

「あんたも手伝いなさいよ!」

「あぁ!全力で手伝うよ!」

「駆け出しの冒険者に持たせる1級品の武器...さて、どうしようかしら?」

ある意味新しい挑戦とも言える作業に少しばかり心が踊った。

 

-ベル視点-

 

神様が出かけられてから3日目の朝まだ神様は帰ってこない

ベリルもちょっと籠って金策するとか言ってたけど、1人で迎える朝はちょっと寂しいなと思いつつ今日もダンジョンへと思ってメインストリートを歩いていると酒場の店員さんに声をかけられた

「おーい待つニャそこの白髪頭ー!」

自分に指を向けて『僕ですか?』と確認するとこくこくと頷かれた

「おはようございます、ニャ。いきなり呼び止めて悪かったニャ」 「あ、いえ、おはようございます。……えっとそれで僕に何か?」

「ちょっと面倒ニャこと頼みたいニャ」

「へっ?」

「白髪頭はシルのマブダチニャ。だからこれをあのおっちょこちょいに渡して欲しいニャ」

「アーニャ。それでは説明不足です。クラネルさんも困っています」

結局詳しい事情を伺うと休みを貰って怪物祭(モンスターフィリア)を観に行ったシルさんに忘れた財布を届けて欲しいとの事だった。

そしてモンスターフィリアについても教えて貰いつつお願いを引き受けたのだった。

 

この後、厄介事に巻き込まれるとは予想していなかった僕たちだった。

 

 




3話目です。もうちょいモンスターフィリアについて触れたかったんですけど、長くなりそうなので次回の部で逃げ出したモンスターの討伐などを書いて行けたらと思いますのでお楽しみに

次回「眷属の剣と刃(ヘスティア・ブレード・ナイフ)」
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