〜The Super Squad〜   作:アメコミ勢

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日本には様々な妖怪や神が存在する。彼らは日本の歴史と共に存在し、姿を変え、数を増やしてゆく。それらは時に人間に取り憑いたり別の物に姿を変え隠れる事も多々ある様だ。ある日、蜘野綾音と言う少女が山奥へ迷い込む。彼女は一人でハイキングに来ていた様だ。山の中腹に差し掛かった頃、彼女は猪に出会し追い掛けられる。彼女は必死に走っていた為周りが見えなかった。そして崖にて足を踏み外し落ちてしまう。落ちた場所は巨大な蜘蛛の巣であり蜘蛛は綾音にどんどん近付いて来る。次の瞬間蜘蛛は細かい大量の蜘蛛に変化し綾音に接近、そして綾音の体内に全て入り込む。すると彼女の服装は暗い紫色に変化していき髪は逆に白くなるのであった。



山奥の蜘蛛


トニー「やあスティーブ、僕は今日も新たなヒーローを探しに行こうと思う。」

 

スティーブ「それは良い考えだ、僕も一緒に行く。」

 

テクノレッドことトニー・スコットとキャプテンジェネラルことスティーブ・ロックウェルは今日もヒーローチームの拡張に関して話し合うのであった。サンダーマンは今日は能力のテストを行っている。其の為同行するのは難しそうだ。恐らくは二人だとしても問題無いと思われるが。そしてスティーブは気になった事をトニーに聞く。

 

スティーブ「それで、今日は何処に行くんだ?」

 

トニー「その質問待ってました、今日は日本に行くんだ。二人の強力な能力者が居るのではと言う噂がいくつか存在する。岐阜の山奥と秋田の森だ。」

 

スティーブ「なるほどな、先ずはどっちから行くんだ?」

 

トニー「寒い場所に行くにはより多くの準備が必要だ、だから先に岐阜に行く。」

 

スティーブ「了解。」

 

実はこの二人の能力者に関するデータは存在しない。どんな相手かも分からずに二人は日本へと飛んでいくのであった。しかし、日本には山が沢山存在する。岐阜だけだとしてもかなりの数が存在する為調査する山を絞らなければならない。

 

トニー「スティーブ、こんな時に大事な事は分かるか?」

 

スティーブ「聞き込み、だよな?」

 

トニー「That's right.データベースなんかも使うぞ。」

 

トニーはコンピュータで汎ゆるネットニュースを探りスティーブは聞き込みで生の情報を探る。二人の分担による協力により二人は目的の人物の情報を見つける事に成功する。

 

トニー「場所は恵那山か、中々大きいぞ。」

 

スティーブ「探知が必要そうだ。」

 

トニーはパワードスーツを使い山を調べる。スティーブもまた自身専用の乗り物に乗りトニーの後を追う。そしてトニーはスーツのスキャン機能を使い山を調べ始める。すると洞窟の中に人影を見つける。

 

トニー「スティーブ、見つけたぞ。恐らくは目的の人じゃないだろうか。」

 

スティーブ「よし、とりあえず行ってみるぞ。」

 

二人はそれぞれの飛行装置に乗り例の穴の方へと向かう。そして穴の前に降り立つ。 トニーは腕のライトを点け周囲を照らしてみる。

 

トニー「さあ進むぞ。」

 

スティーブ「あぁ、」

 

この時二人はまだ知らなかった。この洞窟に潜む女郎蜘蛛の恐ろしさを。二人が何気なく歩いていると一匹の小さな蜘蛛が現れる。

 

トニー「蜘蛛だな、そういえばここに居ると言われていたのも蜘蛛だよな?」

 

スティーブ「追ってみるぞ。」

 

二人は蜘蛛の進む方向に進んでゆく。するとトニーのパワードスーツの足に何かが引っ掛かる。

 

トニー「マズい、何かあるぞ。」

 

どうやらトニーの足に引っ掛かったのは蜘蛛の糸が束になった物の様だ。蜘蛛の糸は非常に頑丈で強い粘着力もある為トニーは動けなくなる。

 

スティーブ「近くに居るぞ」

 

トニー「その様だな。」

 

どうやらトニーのスーツに付いているセンサーに何か人形の物が反応した様だ。それだけではない、スティーブもまた何者かの気配と大量の蜘蛛の足音を鋭い聴覚で聞き取った様だ。

 

トニー「離れるなよ?」

 

スティーブ「そのつもりだ。」

 

スティーブがそう言うか言い終わらないかの内に大量の蜘蛛が現れる。そしてそれは黒い紫がかったタイトな服に白い髪の若い女性が現れる。そして彼女は口を開く。

 

女郎蜘蛛「妾は女郎蜘蛛、お主らは私の糧となれ」

 

トニーとスティーブは驚いた。と言うのも彼女は自分たちよりもずっと若い見た目でやや可愛らしい声をしていたからである。

 

女郎蜘蛛「貴様らは蜘蛛に食われ妾の糧となるのだ。さあ、食べておやり。」

 

蜘蛛の大群がトニーとスティーブに近付いて来る。更に小さな蜘蛛の群れがトニーとスティーブの身体を這い回り動きを止める。

 

トニー「マズいことになったな、それじゃぁ始めるか。」

 

トニーはスーツの手首のパーツから光る剣を出す。そう、エネルギーブレードである。どうやらそれを使い糸を切るつもりの様だ。しかし、現実は甘くなかった。と言うのもブレードが届かない場所にも糸が張り巡らされているからである。

 

トニー「ますますマズいぞ、スティーブ、何か思い付くか?」

 

スティーブ「いや、思い付かないな。」

 

女郎蜘蛛「貴方達はもう終わりよ。」

 

女郎蜘蛛がトニーとスティーブに代わる代わる顔を近付け舌舐めずりする。そして空中に鋭い蜘蛛の脚を何本か生み出し突き刺そうとする。しかし、ここでトニーの一手が炸裂する。

 

トニー「僕のスーツを舐めるなよ?」

 

トニーはスーツの背中の部分から小型ミサイルを発射する。そしてミサイルを脚に向けて飛ばし脚を破壊する。更に飛び火を使い糸を燃やし千切る。

 

トニー「さあ、君を倒してやる。」

 

トニーは手からビームを発射し女郎蜘蛛に向けて放つ。しかし、女郎蜘蛛は華麗に攻撃を避け無効化する。そして巨大な脚を作り出しトニーに突き刺そうとする。しかし、トニーのスーツは金属で出来ている為脚は装甲に阻まれトニーにダメージを与えない。

 

トニー「なあ、この女性に効果のある方法を教えてくれ。」

 

トニーはAIにこの状況を切り抜ける方法を尋ねる。するとどうやら相手は小さな蜘蛛が集まっており糸に関しても熱で何とかなる様だ。

 

トニー「僕の番だな。」

 

トニーは四方八方にビームを放つ。その一部はスティーブに付いている糸を焼き切る。そして小さな蜘蛛も何匹か焼き●す。そしてトニーとスティーブはそれぞれエネルギーブレード、銃弾を使い女郎蜘蛛に向かって走りそれぞれの方法で攻撃してゆく。

 

女郎蜘蛛「何故だ、、、何故動ける、、、」

 

トニー「僕は変わり者でね」

 

トニーのエネルギーブレードによる攻撃で女郎蜘蛛は腕を切られる。更にスティーブの銃弾により痛みを思い知る事となる。

 

女郎蜘蛛「降参だ、妾の負けだ。」

 

トニー「なら、僕達の仲間になるんだ。」

 

こうして女郎蜘蛛こと蜘野綾音はトニー・スコット、スティーブ・ロックウェルの仲間になりスーパー・スクワッドとしての活動を始めるのだった。そして3人は次なる目的地北海道へと向かうのであった。




女郎蜘蛛は実は毒を持っている。しかも●すのが目的ではなく痛みを与える事が目的なのである。しかし今回は分が悪かった。トニーとスティーブの戦い方ならば女郎蜘蛛の毒針にやられる事も少ないのだろう。2人にはまだまだ日本でやるべき事がある。そして女郎蜘蛛も2人に協力するのだろう。
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