凍てつく女
時は現代、トニー・スコットとスティーブ・ロックウェルは日本で女郎蜘蛛こと蜘野綾音を味方に付けた。そしてトニーは綾音に提案をするのだった。
トニー「実はな、僕達はまた次の場所に行かないといけないんだ。君は一緒に来るか?それとも本部に行くか?」
綾音は少し考える様な仕草をした後、こんな事を言うのだった。
綾音「私は、拠点に行きます。」
トニー「了解した、それじゃぁ組織の人に言っておくよ。」
トニーはアメリカにあるSilentの拠点にスーツで連絡を入れる。そして新たな仲間を連れ帰る為のお迎えを要請する。
トニー「1時間したら来るだろう。大丈夫だ、問題無い。」
トニーとスティーブは綾音に別れを告げると次の目的地である北海道に向かう為にそれぞれの装備を起動し飛んでいくのであった。
何時間か空を飛んでいると突然2人に何かが飛んで来る。それは宇宙生命体である。彼らは飛翔能力を持っており身体能力もかなり高い。しかし、トニーのスーツの力はかなりのものであり、スティーブの飛行機も頑丈な為殆どダメージを負う事なく逆に倒してしまうのだった。そして何時間か空を飛びようやく北海道の函館に到着するのだった。
トニー「さあ、着いたぞ。」
スティーブ「良い場所だな。」
北海道は非常に広い。たった二人でこの広大な大地から一人の能力者を探し出すのはもはや苦行以外の何者でもない。しかし目撃情報が存在するという事で実は余り難しい事は無いのかも知れない。
トニー「先ずは下ごしらえからだな。ラーメンを食べよう。」
スティーブ「良い案だ、早速行こう。」
2人は地元ではそれなりに有名なラーメンの店へと向かう。トニーもスティーブもかなり代謝が良い為ラーメンを何杯も食べてしまった。もちろんお金はSilentに支援して貰える為余り困る事は無いのだった。ラーメンを食べ終わると2人はいよいよ能力者を探し始める。
スティーブ「それで、場所の宛はあるのか?」
トニー「もちろんだ、場所は利尻山だ。」
スティーブ「何故知っている。」
トニー「データベースってやつだ。さあ、行くぞ。」
2人はそれぞれ装備を起動し利尻山へと向かう。利尻山は函館からは非常に遠い場所にある。しかし、二人の装備ならば実は何の問題も無いのである。理由は簡単だ、二人の使うパワードスーツと移動装備は大容量のバッテリーを使用している為、利尻山に行くのは余り問題がない。そして2日程空を飛び函館から利尻山へと向かう。その途中、やはり宇宙生命体との衝突はあったがトニーのスーツによって簡単に倒すことが出来た。そして利尻山に到着する。山には雪がかかっており幻想的な風景となっている。
スティーブ「本当にここにいるのか?」
トニー「その筈だ。」
2人は手分けして島を捜索する事にした。すると空から突然何かが降って来る。それはどうやら大量の大きな氷の塊の様だ。一つ一つがかなり大きく勢いも自動車を潰せそうな程である。
スティーブ「お出ましか」
トニー「その様だな。」
スティーブは盾で氷塊を防ぐ。トニーはエネルギーブレードを出し氷塊を切り裂く。ただかなり数が多く防ぎきれない。レーダーを使おうにも氷塊が多すぎてレーダーに無駄に反応してしまいかなり足手まといな上に敵の位置も分かりづらい。また飛べばスーツや移動装備を破壊されてしまうのかも知れない。
トニー「どうする事も出来なさそうだ。君ならどうするつもりだ?」
スティーブ「収まるのを待ってたらキリが無い。氷塊が少ない場所を探すぞ。」
トニーはその言葉を聞くと深く納得しスーツのカメラ機能で落ちてくる氷塊の少ない場所を探す。スティーブもまた優れた視力で氷塊の少ない場所を探すのだった。そしてトニーのスーツが遂にその場所を見つけるのである。
トニー「よし、行くぞ!!」
スティーブ「了解!!」
トニーは出から勢い良くビームを放ち抜け穴を作る。そしてジェット噴射を発射し抜け穴を一気に突き進む。スティーブも圧倒的な速度を出せる味でトニーが作った抜け穴を一気に駆け抜け事なきを得る。するとトニーは氷塊の雨の中に人影を見つける。ただスティーブに話している内に逃げられるかも知れないと思い単身その人影へ突っ込む。そこに居たのは青と白の鎧を着た女性体型の人物である。
トニー「やあ、始めまして。」
トニーは律儀にその人物に向かって挨拶をする。するとその人物は手を前に出す。すると突然風が吹き始める。どうやら相手を凍らせる風を吹き付けている様だ。トニーのスーツには実は凍結対策機能が付いていない。其の為段々とスーツが凍り始めスーツの動きが悪くなる。
???「さあ、凍えなさい。」
青い人物は吹き付ける風の温度をどんどん低くしてゆく。トニーのスーツは固まる一方でありスーツの機能が停止してしまいそうになる。
トニー「マズいな、、、一か八かだな。」
トニーは身体がエネルギーを発生させスーツの温度を上げてゆく。するとスーツが煙が出始め氷が溶けてゆく。それでいてスーツの機能も段々と回復してくる。
トニー「僕の番だ。」
トニーは掌を相手に向けるとそこからビームを放ち相手を吹き飛ばす。そして更に手首にある装置からエネルギーブレードを出し相手の首に突き付ける。
トニー「終りだ、無駄な争いは辞めよう。」
トニーは勝ちを確信した。所が突然何かが飛んで来る。それは鋭い刃の様な氷だった。そしてその氷はトニーのスーツに勢いよく突き刺さる。氷が突き刺さったことによりスーツは動きを制限され止まってしまう。相手は勝ちを確信したかの様にトニーに近づき氷の中に閉じ込めようとする。しかし、そこに黒い円盤が飛んできてトニーのスーツに着いている氷を破壊する。
スティーブ「僕が相手だ。」
???「ふっ...お前に何が出来ると言うのだ。」
女性はスティーブもトニーと同じ様に氷の刃で貫こうとする。しかし、スティーブの盾はトニーのスーツよりも頑丈で簡単に氷の刃を弾く。スティーブは銃を取り出し相手を撃とうとする。しかし、この場所はかなり気温が低い様で弾丸の攻撃力は低い。銃弾は相手の鎧に当たった途端砕けて地面に落ちる。相手は二人を同時に仕留めようと氷で閉じ込めようとする。しかし二人の連携はやはり凄かった。トニーは辺りにビームを放ち氷を粉砕した後溶す。スティーブはその隙に相手に飛び掛かり盾で直接殴り氷の鎧を破壊する。するとそこに現れたのは白い美しい肌と髪の整った顔の女性だった。そして彼女は自身の正体を明かす。
希利奈「私の名は氷龍、またの名を氷凍希利奈だ。ここに来た以上はもう生きられない。」
トニー「何だって!?」
スティーブ「逃げるぞ!!」
スティーブはトニーの腕を掴み走って逃げようとする。その時、希利奈は相手を凍結させる風を吹き付け二人を凍らせようとする。しかし、突然風の温度が上がり二人は凍ることなく難を逃れる。
???「待たせたな。」
そこには赤いスーツに白いマント、青いレンズの付いたマスクを被った人物が空を飛びゆっくりと降りて来る。そう、サンダーマン/リチャード・ジョンソンである。どうやら電気抵抗を利用し熱を発生させ風の温度を上げた様だ。
リチャード「僕が相手だ。」
リチャードは希利奈に向かって飛んで行き電撃を乗せたパンチを放とうとする。希利奈は氷を作りリチャードの攻撃を防ぐもリチャードはそれを簡単に破壊する。また風を吹き付けても電気抵抗により温度を上げ凍結を防ぐ。更に今度は電撃を乗せたパンチを本体の鎧にぶつけ希利奈の氷の鎧を破壊する。また
トニー「凄いな、君を仲間に出来て良かったよ。」
スティーブ「よくやった、これは名誉を与えるべきだ。」
リチャード「困ってる人を助けるのはヒーローの一番の役目じゃないか。」
リチャードはトニーとスティーブを助けられたことを非常に喜んでいた。希利奈は目が覚めた後、三人のヒーローとの話し合いによる和解でスーパー・スクワッドに入る事に同意する。そしてトニーとスティーブ、リチャードは希利奈を連れてアメリカにある拠点に戻り次の任務に備えるのだった。
スーパー・スクワッドが五人に増え、いよいよ本格的なヒーロー活動が始まる。実は