やられ役になってたまるか〜〜 黒き魔女へと堕ちるまで 作:瑠璃1
遅くなってすいませんでしたーーーー!!
お詫びといっては、なんですが後書にちょとしたもの書いたのでまぁ、気が向いたらみてください。本当にすいませんでした!!
ゴソゴソ モゾモゾ
うーーん、起きなきゃなー。俺はあの後、一緒に美味しいご飯を食べ、泣き疲れたのか直ぐに寝てしまった。そんな俺をサテラさんは、ありがたい事に布団まで、連れて行ってくれたらしい。
いつもなら起きなきゃいけない時間帯だけど、最近よくゲームとか課題で寝れなかったから、もう少し寝ようかな。俺ってあれをしなきゃ、コレをしなきゃって、時間に縛られていたのかもなーー、その点はこの異世界にきて良かったのかも?
ゴロン ゴロリ
‥‥スゥ‥‥スゥ
「え!」
なんでここにシエルがいるんだ!?しかも気持ちよさそうに寝てるんだよ!
「ムニャ、ムニャ、へへもう食べられないよぅ」
めっちゃ寝言いってる!!しかも、めちゃくちゃ顔が近いーー!‥‥ハァ、それにしても、やっぱり綺麗だな。まつ毛めちゃくちゃ長いし、黒い髪は透き通るようにサラサラだし、これが12歳だと思えないよな。
‥‥唇、めっちゃプルプルしててる!ダメだ!ダメなのに
パターン!!
「おはーよー!!ゴロウくん!気持ちのいい朝がやってきたぞ!!」
チッ
バサッ!
「お、おおはようございます!!バッカスさん!確かにいい天気ですね」
俺は慌てて布団をひっくり返し、自分の髪を直しながらシエルに対してしていた事がバレないように取り繕って挨拶をした。けれどその挨拶は少し上擦って声になってしまった。
「おいおい、何をそんなに硬くなってんだ?俺のことは気にせずにバッカスでいいんだよ!お、それかお父さんって呼んでもいいんだぞ」
バッカスさんは、俺が慌てている事を見抜いて、お茶目な冗談で場を和ませてくれた。
「ハハハハ、それは失礼ですから、それに申し訳ないですよ。こんなによくしてもらってるのに」
「そう‥‥か、それは残念だな」
「‥‥まぁ、それはそうとゴロウくんご飯ができたから呼びに来いとサテラにいわてなぁ、俺は待ってるから、慌てないできてくれよ!!」
バッカスさんは、俺がお父さんと言わないことに、気を落として肩を沈めていた、が直ぐに元気を取り戻しご飯のことを告げると、また直ぐに出て行く。
「あ、あとそこで、寝たふりしているシエルも連れてきてくれなーー!!」
扉を開ける前に、バッカスさんは爆弾を落としていった。
「え!?」
ビクッ!!
「へへへぇ、てへへぇ♪じ、実は起きてました!」
シエルが、ガバッと起き上がり、舌をぺろっと出しながら誤魔化している。
(あ、可愛い。い、いやそんな事より、ウーーーーッ!は、恥ずかしい!てことは、あの時き、起きてたってことだよね!!あーーー、俺はなんてことをしてしまったんだーーー!それに、お、終わった俺、中身は大学生なのに、こんな小さい子に対して夢中になってたってハハハハハハハどうしよーー、)
心の中で乾いた笑いを上げながら、顔を真っ赤にして布団で顔を覆い隠した。そんな俺を見たシエルは焦ったのか、慌てて弁明を始めた。
「ゴ、ゴロウクン!ち、違うの途中から起きてたけどね、起きるタイミング見失ったっていうか!とにかく違うからね!」
真っ赤な顔で両手をブンブン振り回し、目はぐるぐると回しながら言い訳を必死に重ねて弁解しようとする姿は『とても可愛い少女の姿』そのものだった。
ーーーしかし、その直後
脳裏にて、現実的な自分がブレーキを踏む。
(いや、待てよ?……そもそも、これ責められるのって俺のほうじゃないか?
俺、中身は一応(または元)大学生の成人男性なわけじゃん? それなのに、12歳の女の子の寝顔にガチでドキドキして、危うく唇を奪いかけ(てないけど)見入ってて……って、これ普通に犯罪だよな…!?……やばくない!?)
「と、とにかくご飯食べようか!!シエルもお腹すいたよね!」
「そ、そうだね!あーーー!私も、お腹すいちゃたなーー!」
お互いに頬を赤め、恥ずかしさを誤魔化すように、慌ててベッドを飛び降り、リビングへと走り出した。
ズッテーーーーン!
「いてぇ!」
「ゴ、ゴロウクン!大丈夫!」
「だ、大丈夫だよ気にしないで!」
慌てた影響か、足が絡まり頭から転んでしまったが、ものすごく痛かったが、これ以上シエルに、恥ずかしい所を見せたくない思いの方が強く、俺は慌てて立ち上がり、痛みを隠すように駆け出した。
リビングに近づくたびに、美味しそうな匂いが漂ってくる。それのおかげなのか、痛みは徐々にひいていった。
「あら、起きたのご飯できてるわよ♪」
「お、おはようございます!」
「お母さーーん、おはよう♪」
「シエルーー、ゴロウちゃん、食事を運ぶのを手伝ってくれるからしら?シエルはできるわよね。美少女だもんね♪」
「ウッ!‥‥も、もちろんだよお母さん!というか、美少女とか関係なくいつもしてるじゃん!」
「フフッ、そうだったかしらね♪」
サテラさんは、ご飯を作って忙しそうなのに、俺達に対して優しく挨拶を返してくれる。シエルとサテラさんはごく普通の家族のように、微笑ましい様子が、とても心地が良かった。
「さてと、あーーなーーたーー!なに、してるのかしら!」
「ウグっ!!なぜバレた!?」
「い、いたいからーーー!母さんやめてくれーー!!」
「うわぁ!」
バッカスさんは、いつの間にか机の下に体を丸めて隠れていた、それに気づいたサテラさんは、耳を引っ張り、机から引き摺り出している。その事実に、俺は驚き、声をあげてしまった。
キラン!
「ゴロウくん。やっぱり可愛いね!!ねぇ、そのままの方が絶対いいよ!私が、保証してあげる!だから、そのまま可愛い声、出し続けてほしいなーーー!」
シエルがニヤニヤと、俺の耳元に囁くように揶揄ってくる。俺は先程から、恥ずかしい思いしかしていないと、真っ赤になる顔を両手で覆いながら、膝から崩れ落ちた。
パンッ!
「さて、ご飯にしましょうか♪」
騒がしかった家がバチンと手を叩く音でかき消された。
「「「は!」」」
しょげていたバッカスさんも、俺を揶揄っていたシエルも、恥ずかしがっていた俺も、ーーーその手を叩く音はまるで魔法のように、正気を取り戻す。
「ガハ、ハハハハ!そうだな!そろそろ皆んなでご飯を食べよう!」
バッカスさんは気まずさを豪快な笑いで消し飛ばし、何食わぬ顔でドシンッと椅子に腰掛ける。
「私もーーー!ご飯食べるー!ほら、ゴロウくんも早く!」
シエルも、先程までの小悪魔的な余裕で、俺を揶揄っていたのが嘘のように純粋無垢な美少女に早替わりして、パタパタと軽快なリズムで、俺の手を持ち上げ、引き寄せてきた。
ーーーだが、その横顔は少しだけ、蠱毒的で、小悪魔的な少女のままだった。
「じゃあ、お、俺も失礼します」
この家族のノリと自分の失態に、頭を抱えそうになり、その現実から逃げるように、気まずさを抱えたまま自分の席へと向かった。
目の前に並べられたのは、昨夜のスープを温めたものや、少し冷えているパンだった。「ゴクリッ」美味しそうな料理と匂いに、涎が垂れる。
「フフッ、ゴロウくん涎出てるよ。私が拭いてあげるね♪」
ウッ!また揶揄われた。
「さぁ、冷めないうちに召し上がれ♪」
「「「「いただきます!!」」」」
「お、昨日のだけど、やっぱりうめぇなーー!!お前の料理はーー」
「お母さーーん、美味しいよーー!!」
「お、おいしーーい!!」
大学生で一人暮らしだった俺は、昨夜は浸る暇が無かったが、久しぶりの家庭の味というか、母の味が、胃に心に染み渡る事を感じながら、その美味しさに家族みんなで熱中して、食べ尽くしてしまった。
「グプゥ、も、もう食べられない、流石に食べすぎた」
「お父さん、食べ過ぎーー、私達が残した物まで食べちゃうなんて、食いしん坊すぎだよーー!」
「フフッ、それだけ私の料理が美味しかったって事でしょう。嬉しいわあなた♪これからも沢山食べてね♪」
「‥‥‥‥‥‥うぅ」
お、俺も食べ過ぎた。今は女の子なのに、いつもと同じ量を食べようと思ったら、全然入らなかったよ。なのに、まだいけるとか思って食べ過ぎて声も出せない。
「ふぅ、取り敢えず少し消化できたかな?よし!ゴロウくん聞きたい事があるんだ!!君は帰る場所はあるのかい?」
「‥‥‥‥いえ、ありません」
帰りたい、帰りたいけど帰れない、だって世界が違うんだ。帰れるわけがないんだ。
「‥‥そうか、ゴロウくん、うちには働かないものを養うことはできない。わかるね?だから!シエルとは同じ事をしてもらおう!!シエルは今母さんの手伝いをして、掃除、料理、ちょとした内職をしてもらう!!」
「わ、わかりました。一生懸命働きます!!がんばります!」
「うん!いい返事だ。だが、子供は遊ぶのも仕事、終わったら存分に遊びなさい。ーーただし!日が沈むまでには帰ってくる事!それがここにいる条件だ。わかったかい」
バッカスさんは、俺に対して厳しい現実を突きつけながらも、どこまでも俺の事を思って、働く訳と、ここにいてもいい理由を与えてくれた。
ーーやっぱり、この家族は泣きそうになる程に、優しい。
「はい!ありがとうございます!!」
ミニミニ劇場
シエル: さて、始まってしまったね。作者の自己満足のミニ劇場が。
シエル: まぁ、そんな事より、ゴロウくんめーーちゃ可愛かった!!もう食べたいぐらい可愛かった。私が揶揄ったりしたらすぐに顔真っ赤にするから、めちゃくちゃ揶揄いがいがあるよ!!
(じゅるっ)
シエル: あ、やば!涎でちゃた。まぁ、こんな所見られる心配ないから安心だけどねーー!
ゴロウ: し、シエルなにしてるの?
シエル: ご、ゴロウくんなんでここにいるの!?
作者: 私が登場させました。ここは別世界線、あの世界とは関係ない故にシエルの本性をゴロウくんに暴露するチャンスーー
(ボコッ!!)
シエル: な、何してんだ!?この馬鹿野郎はーーー!! ご、ゴロウくん、ち、違うからね!私は、あんな事考えてたわけじゃないんだよ!!そう!この作者が言わせたの!!
(ボソッ/作者を睨みつけながら)
シエル: そうだよね♪(プレッシャー)
(ゴボッ)
作者: し、死にかけて‥‥んだ、じ‥次回、新キャラ登場‥‥‥マイペースなシエルの幼馴染でお会いゴホッ!!
シエル: ち、違うんだよーーゴロウくん!!だからそんなに距離とらないでーー!