黒服が歩む救済への契約   作:ジールライ

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ちょいと思いついたので書いてみた
高評価と感想をお願いします。


1話「黒服」

『たすけて……たすけて……僕を…たすけて…』と私はその声を聞き向かって行き人のいない場所に向かって歩き始めた。そして倉庫部屋のような場所にたどり着き天井から何かが落ちてきた。

 

それは、耳にリングのようなものを身につけている謎の生物だった。

 

私は、急いでその子を抱きかかえ「あなたなの!?」と聞くと「たすけて…」とその子が助けを求める声を出した。

 

すると鎖が落ちてそこにいたのはほむらちゃんだった…

 

「ソイツから離れて…」

 

「だって…この子…怪我をして…」と弱っているこの子を守るように「ダメだよ!酷いことしないで!」とほむらちゃんから庇うように体を横にする。

 

「あなたに関係は「ありませんねぇ…」!?だれ!?」と突然の男性の声にほむらちゃんは、そっちの方を向き私も同じ方向を見る。

 

コツ…コツ……

 

靴音だけが静かなこの部屋に響く。

 

誰もいないはずの暗闇から、一人の男が姿を現した。

 

「はじめまして……ほむらさんに…まどかさん?」とソレは、私たちの名前を知っていた…

 

「な…なんで…知って…」

 

ソレは…人の形をしていた……だけど…

 

「そうですねぇ…それは、色々あるので説明はお控えさせてもらいます…私の自己紹介をしましょう」

 

人ではなかった…

 

「私を知る者は『黒服』と呼ばれております…よろしくお願いします…お二方…」

 

顔がない。正確には、人の顔があるはずの場所だけが真っ黒だった。

 

そこに無数の白い亀裂が走り、左目の辺りから眩い白光が漏れている。

 

頭からは黒い煙のようなものが静かに立ち昇り、その輪郭は揺らいでいた。

 

白いヒビはまるで笑っているかのように私たちを見ている。

 

私は、ゾッとするほどソレが怖かった…

 

「まどか!下がって!」と私はほむらちゃんの言葉を聞き私はほむらちゃんの後ろに下がる。

 

「おやおや…ずいぶんと警戒されてしまいましたね…ご安心ください…あなた達に危害は加えません…私の狙いはそこの白い害獣に用があります」と私の抱えているこの子を害獣と呼びながら指をさす。

 

「が、害獣って…この子が何をしたっていうのですか!」と私は黒服さんに質問をした。

 

「……何をした……ですか…『契約違反』ですよ…契約違反…ソコの害獣は、あなた達の前に出る価値などありません…」とその声は怒気をはらんでいるようにそう答えた。

 

「契約違反……?」

 

「えぇ…その子の名は『インキュベーター』…あなたが知る必要はありません…さぁ…早くソレをコチラに…」

 

「……残念だけど渡せないわ」とほむらちゃんが銃口を黒服さんに向ける。

 

「……ほう?意外ですね…あなたがソレを庇うとは…」

 

「得体のしれないあなたに何をするのか分からない以上仕方なくよ…」

 

「クックック……ソレは残念ですね…」と黒服さんがこっちに歩き出そうとした時白い煙が黒服さんを襲った。

 

「まどか!こっち!」とさやかちゃんが消火器で私達を助けに来てくれた。

 

私は来た道を戻るように走っていった。

 

「ふむ、逃走ですか……では…『暁のホルス』出番ですよ……」と黒服さんは誰かにそう指示を出した。

 

私達は非常口に出ようとしたが、突然部屋の空間が変わっていった

 

「変だよ…ここ…道が変わっていく…」

 

 

 

黒服Side

 

 

 

「おや…鬼ごっこは後にした方がいいかもしれませんね…」と私は、周りを見る…

 

「ふむ…薔薇園の魔女ですか…先を越される前に確保しなくては…と言いたい所なのですが…」と私はほむらを見る。私を睨みながら私に銃口を向けている。

 

「やれやれ…あなたなら協力してくれると思ったのですが……」

 

「あなた…何者?」

 

「黒服……所属名『ゲマトリア』ですよ…魔法少女や魔女の研究する組織です…」

 

「ゲマトリア?」

 

「はい……我々ゲマトリアは、魔法少女や魔女を研究する探究者です。」

 

「……何が目的?」

 

「……そうですねぇ…魔法少女の救済と言ったところですね…」

 

「救済?その見た目で?」

 

「クックック……どうです?貴方にも悪い取引ではないと思いますが…我々と手を組みませんか?」

 

「あなたにとっても損のない取引です。あなたの願いにも近づけると思いますが。」

 

「……お断りよ…」

 

「おやおや…残念…」

 

「予想通りとはいえ、交渉は決裂ですか……残念ですよ。」と同時に空間がもとに戻り始めた。

 

「どうやら…終わってしまいましたか…さて…もしあなたが取引を持ちかけるのなら…何時でも歓迎しますよ?ほむらさん?」と私はその場を去っていく

 

 

 

ほむらSide

 

 

 

「いったい…なんなの……」と私たちの周りには何が起きているのか分からなかった……ただ言えるのはマミさんの自己紹介が終わりマミさんが周囲の何かを殲滅した後ショットガンを持ったピンク色の髪をした女の子が現れ

 

「うへぇ〜…呼ばれて来たけど…魔法少女がいるなんてねぇ…しかもマミちゃんと出会うなんてねぇ〜おじさんこまったなぁ…」と言いつつ余裕そうに盾を構えている。

 

「あ、あの…」

 

「あ〜…いいのいいの…君達はそこで大人しくしててねぇ〜おじさんが用があるのはそこの害獣だから」とマミさんがきゅうべぇと呼んでいる白い生物を指さす

 

「……残念だけどソレは諦めてくれないかしら?」

 

「う〜ん…ごめんねぇ〜?個人的にもソイツはおじさん許せなくてねぇ〜大丈夫…別にソコの女の子2人に何かするわけじゃないから安心してよ〜」

 

「飲み込みが悪いわね…見逃してあげると言ってるの…」

 

「……」

 

「お互い無縁なトラブルは避けたいと思わない?」

 

「残念だけど…おじさん物分かりが悪くてね…お断「プルルルルルプルルルルル」ん?電話?黒服から?」と彼女は携帯を取り出し通話をつなげる。

 

『暁のホルス…作戦は失敗です…直ちに帰ってきてください…計画のやり直しです…』

 

「うへぇ〜やっぱり?おじさんなんとなくこうなると思ってたよ〜」

 

『すみませんね…ですが、彼女の接触を何としても止めたかったですが…これも運命なのでしょうかねぇ…』

 

「まぁ…たくさんいるからねぇ〜そこは仕方ないと思うよ〜?」

 

『今は、スピーカーですか?』

 

「うへ?あ…ごめんスピーカーになってた…」

 

『いえ、かまいません…ちょうど良かったので…聞こえておりますね?『巴 マミ』『鹿目 まどか』『美樹 さやか』聞こえていますね?』と電話越しで私たちの名前を呼んでくる。

 

「な、なんで…名前が…」

 

『事情がありましてね…まぁ、ソレは今は置いとかせてもらいまして…どうでしょう?我々と契約を結びませんか?少なくとも平穏をお約束しますよ?』

 

「……内容は?」

 

『マミさん…貴方は…魔法少女の『剥奪』する代わり普通の日常を過ごせるようになりますよ…少なくとも戦う必要をなくす事ならできますよ?あぁ、もしも魔女の脅威が気になるのでしたらご安心を…貴方には魔法少女を剥奪したその代わりに『生徒化』をさせてもらいます…』

 

「生徒化?」

 

『細かいことは省かせてもらいますね…流石にこの情報は貴方にとっては最悪の事態を引き起こしかけないので…簡単に言えば体が丈夫になる程度です…比較するとしては…通常の人間とは比較にならないほど頑丈になりますし…身体能力の向上もします。色々とメリットはありますよ?』

 

「そう…残念だけど私は今のままで充分よ…」とはっきりとマミさんは告げた。

 

『……警告はさせてもらいますよ…マミさん…きゅうべぇを信じない事です…彼らには…いえ、これは逆効果か…ひとまず…警戒はしておくように…』

 

『まどかさんにさやかさん…貴方達2人は魔法少女になろうなどと考えないほうがいいですよ…少なくとも迷ってきゅうべぇと契約するなんてことはしないようにお願いします…その選択が貴方たちに最悪な結末しか用意されていないので…』と私はその言葉を聞いて少し後ずさった

 

「あまり、魔法少女候補を脅さないでくれるかしら?」とマミさんが圧をかけるように黒服に言う。

 

『事実を言ったまでです…それに…暁のホルス…そろそろ魔女を追いなさい…被害が出る前に…』

 

「うへぇ〜……おじさん…クタクタなのに…」

 

『言うほど疲れてないでしょうに…』

 

「んじゃ…おじさんは魔女を追いかけに行くよ〜」と通話を止め立ち去ろうとし「まって!」と私は彼女を引き止める。

 

「なに〜?おじさんになにか用かな〜?」

 

「あ、貴方は…なんで黒服さんの言うことに従ってるの?その…少なくとも信用できる相手ではないと思うのですけど…」

 

「あぁ…まぁ〜あの見た目だからねぇ〜…」

 

「もしかして、脅されてたりするの?」とマミが心配そうに女の子を見つめる。

 

「ん〜?いんや〜?私はある目的の為に黒服に従ってるだけだよ〜?」

 

「その目的はなに?もしよかったら協力するわ」

 

「……ううん…いいよ〜少なくとも『魔法少女』に手を借りることはないかな〜」

 

「……そう…残念ね…」

 

「あはは…ごめんね〜?少なくとも『ソイツ』だけはおじさん許せないでね〜」と殺意が私達を襲った…あんな小さな女の子がしていい殺意ではない…

 

「っ…!」とマミさんは警戒するように銃を構える。

 

「さてと…早く魔女のところに行かないとね〜」と立ち上がり先ほどの殺意はなくなっていた。

 

「貴方名前は?」

 

「ん?あぁ…私の名前は『小鳥遊 ホシノ』だよ〜」

 

 

 

黒服Side

 

 

 

っはぁぁぁぁぁぁあ!畜生めぇ!全然上手くいかねぇ!

 

きゅうべぇを排除するため捜索してたら原作のシーンあったし!しかも!ほむらとの交渉ができんかったのが痛い!

 

『まぁまぁ…黒服さん…落ち着いてください…』

 

「仕方ないでしょう…結局変えられなかったのだから…まぁ…最悪魔女の『保護』ができれば及第点ですよ…」

 

そう…少なくとも魔女を人間に戻す方法を模索してる段階だろうと魔女を殺させるわけにはいかない…一応マエストロのお陰で魔女を捕獲し管理できる装置が、出来ているのが救いですね…

 

転生してから2年…コレまでに備えて試行錯誤してるものの上手くいきませんね…

 

どうにかしてバットエンドを回避させなければ…

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