『大空スバルのひまわり観察絵日記。〜我が愛しのマダオ』   作:しまうまP

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いつも読みに来ていただき本当に本当にありがとうございます!



【本作の注意書き】



・本作はAI(生成・編集)を使用したホロライブの二次創作小説です(執筆の9割がAI、パッションと熱は作者100%)。



・カバー株式会社様の二次創作ガイドラインに準拠した非公式のファンフィクションです。

※pixiv、ハーメルンでも同時連載しています。


第10話:大空家の、やかましい家族日記

【○月×日 てんき:なみだのち、さいこーの日本晴れ】

 

叙々苑の肉を巡る全面戦争から数日。

 

お母さんが

 

「マリンちゃん、本当にちゃんと弁償する気あるのかしらねぇ」

 

なんて笑っていた、ある日の夕方のことだった。

 

学校から帰ってきたスバルが、いつものように

 

「ただいまー……」

 

と居間のドアを開けた。

 

そこには、いつもならスバルのジャージを着てゴロゴロしているはずの、あのマダオの姿がなかった。

 

テレビもついていない。

 

お肉の匂いもしない。

 

それどころか、押し入れを開けると、マリンが持ち込んでいたはずの変なポエムノートも、怪しい海賊の帽子も、全部綺麗になくなっていた。

 

「……え? マリン?」

 

スバルは家中を探したけれど、どこにもあの赤い不審者はいない。

 

テーブルの上を見ると、ぽつんと一枚の手紙が置いてあった。

 

『スバルちゃん、お母さん、今までありがとね。

次のお給料が入ったから、叙々苑の特上肉とドームのチケット、冷蔵庫に置いておくわ。

お姉さん、やっぱりトップアイドルだから、いつまでも一般の家庭に甘えてちゃダメだなって気づいたの。

短い間だったけど、本当に楽しかったよ。バイバイ!』

 

いつもみたいなふざけた文字じゃない。

 

驚くほど綺麗で、どこか寂しげな文字。

 

それを読んだ瞬間、スバルの頭の中が真っ白になった。

 

(え……? 本当に出て行っちゃったの……?)

 

毎日お風呂を占拠されて、お肉を食べられて、不審者アラートを鳴らして。

 

「早く出て行け!」

 

って、毎日毎日あれだけ怒鳴っていたはずなのに。

 

静かになりすぎたリビングを見渡した瞬間、胸の奥が、張り裂けそうなくらい痛くなった。

 

うるさくて、めんどくさくて、限界オヤジで。

 

でも、誰よりも自分を信じて泥臭く努力していて、ステージの上で世界一輝いていて、スバルのことを

 

「大好き」

 

だって真っ直ぐ言ってくれた、あの人が。

 

もう、この家にいない。

 

「……っ……ッ!」

 

スバルは手紙を握りしめると、靴も履き替えるのも忘れて、玄関を飛び出した。

 

夕暮れであかね色に染まる街を、涙で視界をぐしゃぐしゃにしながら、全力で走った。

 

「待てよ……! 勝手に出て行くなんて許さないからな……!!!」

 

あじさい公園の、あの出会いのベンチ。

 

そこに、大きなキャリーケースを横に置いて、寂しそうに夕日を眺めているマリンの後ろ姿が見えた。

 

「マリンのバカ野郎ーーーーーーーーーーーー!!!!!(大号泣)」

 

スバルは全力で走って、マリンの背中に思いっきり飛びついた。

 

「ひぇっ!? ス、スバルちゃん!?」

 

驚いて振り向くマリンの服の裾を、スバルは両手でギュッと掴んで、子供みたいに声をあげて泣いた。

 

「行かないでよマリン!!! 勝手に出て行くなよ!!! スバル、まだあんたにジャージ返してもらってないし! お肉の恨みも晴らしてないんだからな!!! 寂しいじゃんかよぉぉぉ!!! 一緒にいるのが、当たり前になってただろぉぉぉぉぉ!!!」

 

スバルの大号泣の告白に、マリンは目を丸くしていたけれど、やがて、困ったように、でも愛おしそうにふにゃりと笑った。

 

「スバルちゃん……。お姉さん、感動しちゃう。……でもね、私、ただの居候だし……」

 

「居候じゃなきゃいいんだろ!!!」

 

スバルは涙をゴシゴシと拭って、マリンの目を真っ直ぐに見据えた。

 

「もうさ……うちの家族になっちゃえばいいじゃん!!! お母さんだってあんたのこと大好きだし! スバルだって……あんたがいない毎日なんて、つまんないよ!!! だから、もうずっと、うちにいろ!!!」

 

「……スバルちゃん……ッ!」

 

今度はマリンの目に、ボロボロと大きな涙が溢れ出した。

 

「本当に!? 本当にずっとスバルのジャージ着て、お風呂に一番に入って、未来のお嫁さんルート目指してもいいのぉぉぉぉぉ!?」

 

「それは断固拒否だけど、家族としてなら、まぁ、お姉さんとしてなら、置いてあげてもいいよ!!!」

 

二人は夕暮れの公園で、お互いに泣きながら笑い合った。

 

その日の夜、我が家の食卓には、マリンが弁償した叙々苑の特上肉が山盛りになっていた。

 

お母さんは

 

「あらぁ、マリンちゃんが本当の娘(?)になるなんて、賑やかになって嬉しいわぁ」

 

と大喜び。

 

マリンはさっそくスバルの横にぴったりくっついて、

 

「お義母さん、これからは毎日スバルちゃんを愛でますね❤️」

 

なんて言って、お母さんと乾杯している。

 

スバルは、新しく買ったノートの表紙に、マジックで大きくこう書き直した。

 

**『大空家の、やかましい家族日記』**

 

最初の1ページ目、スバルは笑顔で、こう書き込んだ。

 

◇◇◇

 

【大空家の、やかましい家族日記:マリンが本当に出て行きそうになったので、スバルは恥を忍んで大泣きして引き止めた。

今日から、宝鐘マリンは我が家の正式な居候……じゃなくて、世界一ダメで、世界一カッコいい、私達の『家族』になりました。

……あ、お嫁さんの件は、家族会議の結果、満場一致で今後も永久に却下されることが決定しました! ざまぁみろマリン!!! これからもよろしくな!!!】

 

◇◇◇

 

 

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