とある市民の自己防衛   作:サクラ君

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始まります


第4話 別人だったよ・・・なにごとだ!

「マテリアル?」

 

「ハイ。ですから私は高町なのはとは別人と考えて頂いて結構です。」

 

場所は変わって近所の公園。テンパル俺になのは?が落ち着ける場所を示してくれた。

 

「それにしてもソックリだな。危うく心臓が止まるかと思ったぞ。」

 

「私は、闇の書のメモリーを元に生まれましたから、90%同じと考えて頂いて結構です。」

 

あり?さっきと言ってる事違くね。

なのは?は、袋から勝手に肉まんを取り出すと二つに割った。なんだろうか。

 

「つまり、私は、この具の様なものなんですよ。言うなれば、ストレートな感情をもつ高町なのはと言った所です。」

 

「???」

 

どう言う事なのだろうか?原作にこんなのあったっけ?って言うよりなんで当然の如く肉まんを食ってんの?

 

「まあ、こんなことをアナタに言っても分らないでしょうけどね。」

 

なのは?はそう言うと軽く笑った。

 

「まあね。」

 

俺は、肉まんの半分を取り返し言った。

 

「では、私はそろそろ行きますね。肉まんありがとうございました。」

 

「ああ。気をつけてな。もうあんな酔っ払いに絡まれるなよ。」

 

「ええ。最後にちょっとだけ嬉しかったです。人になれたみたいで。」

 

そう言い残すとなのは?は空へと飛び上がった。

 

「さよなら。」

 

何故か、その言葉は、寂しそうに聞こえた。

 

 

 

 

家に帰りハガキを制作する事1時間。時計の針はもうすぐ9時となろうとしていた。

 

「あ~寝み。」

 

俺は、大きく欠伸をすると、布団の中に潜り込んだ。風呂には入っていないが問題無いだろう。

俺は、ゆっくりと近づいてくる睡魔に身をまかせ目をつむる。

 

「・・・・・・。」

 

眠れなかった。どうにも先程のなのはモドキが気になるのだ。

 

「外でも散歩するか。」

 

そう誰にともなく呟くと、俺は家を出た。

 

 

 

 

別に気配を辿るとか、魔力を感じるとか出来る訳では無いのだが、適当にぶらついていると、奇妙な感じがした。

何と言うか、誤魔化されている様な・・・そんな感じだ。

 

「???」

 

俺は、自分の右手を突出した。すると、空間に穴が空いた。

これは・・・結界とか言う奴か。

 

「・・・何かあるな?」

 

取り合いず深入りする気は無いので、”大嘘憑き”で自分の気配を無かった事にする。

因みに、俺の”大嘘憑き”は元に戻せる使用になっている。

 

「おじゃましまーす。」

 

そう言って入り込む。

 

「アレ?何かが、当たったみたいだ。」

 

あたりを見ると、墜落していく人間が見えた。・・・墜落?

 

「バカな、ルンガは、ちゃんとよけたハズだぞ!」

 

「・・・偶然?なのですか。」

 

見ると、なのは?と変な服を着た男が対峙していた。その近くには、プスプスと煙を上げる男が倒れていた。

 

「・・・俺のせいか?」

 

そういえば”不慮の事故”って反射的に出てくるんだったな。気を付けねえと。

ルンガと言う男に手を合わせ、なのは?と男を見る。

 

「ち、闇の書の残りカスの分際で・・・とっととくたばりやがれ!」

 

「たとえ、残りカスであろうと、私は闇に帰ります。」

 

「そのまま、死んじまえよ!」

 

結果は、見なくても分かる。あの男の勝ちだ。そもそもから、あのなのはモドキは既にボロボロだ。

きっと、別れてすぐから戦ってたんだろう。

 

「―――ブレイカー!」

 

「遅せいよ!スフィアー!」

 

「あぅ!!」

 

なのはモドキは、光弾に叩き落とされ、地面に打ち付けられた。

 

「止めだ。――――!!!」

 

よく聞こえなかったが、恐らく最大技か。・・・どうする?このまま帰るか?

 

「原作には関わる気は無いしな。」

 

そう言うと、俺は、なのはモドキに背を向けた。

 

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