とある市民の自己防衛   作:サクラ君

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続けて投稿です。短いですがどうぞ!


第5話 ただの不幸な不慮の事故ですよ。

この世に必然等無い。あるのは全て偶然である。

 

「ぎゃあああ!!」

 

だから、今目の前で男が絶叫して地面に叩きつけられるのも、全て偶然なのだ。

 

「え?」

 

なのはモドキは、体を起こしながら、不思議そうにこちらを見ている。俺は、直ぐにそいつを抱えて近くに建物に入った。

その際、なのはモドキの気配を無かった事にした。

 

「どうも。良い夜だな。」

 

「え?・・・・どうして、アナタが?まさかさっきのは。」

 

「いいや、あんなのは、ただの”不幸な不慮の事故”ですよ。」

 

俺は、某超能力者風に言ってみた。因みに加負荷の方では無い。

 

「ちょっと、散歩をしててな。やばそうだったから、顔を見せただけだ。因みにもう帰る。」

 

いくら気配を消しているとは言え、何時までもここにいる勇気など無い。平和に来年を迎えたいのだ。

 

「ありがとうございました。では。」

 

「ちょい待ち。」

 

俺は、なのはモドキに手をかざす。

 

「はい。終わり。」

 

取り合いず怪我を無かったことにした。そして聞く。

 

「なんで、戦ってんの?」

 

「・・・アナタなら良いですね。闇のためです。」

 

「闇?」

 

なんか、中二病ポイ単語出た!

 

「私の始まりであり、親の様なモノなんですよ。ですから、私達は戦うんです。」

 

「戦えば、取り戻せるのか?」

 

「・・・・・・。」

 

なのはモドキは、黙って下を向いた。

 

「・・・それでも仲間は戦っています。」

 

「仲間?」

 

「闇から生まれた仲間達です。閃光や闇それに他のマテリアル達。もうほとんど消えてしまいましたが。」

 

「・・・・・・。」

 

よく分からないが、きっと、他のキャラモドキの事だろう。そうか、仲間はもういないのか。

 

「お世話になりました。」

 

なのはモドキはそう言うと、俺に何も言わせないように飛んで行ってしまった。

 

「・・・・・・・。」

 

なんで、ここまで彼女の事を考えたのだろうか?まだ、出会って1日も経ってなかったのに・・・。

 

「・・・”不慮の事故”か・・・。」

 

アハハ・・・本当に事故だったな。・・・本当に。

 

「帰るか。家に。」

 

原作や関係者には関わらない。それが俺のスタイルだ。たとえ・・・彼女が死んだとしても。

 

「眠いな。・・・。」

 

こうして、俺は気付なかった事故は終わった。

遥か遠くで、綺麗な光が輝いていた。

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