いっぱいのチートとか抱えて魔神族になった。 作:RKtomousumono
書きたくなったら書くしかねぇよなぁ!
第壱話
俺は漫画が好きだ。
どれくらい好きなのかと聞かれると、語れる作品がとてつもなく多いほど好きだ。
海賊王を目指す麦わら帽子の男の物語。
あるサイキッカーの災難な日常。
魔法世界を
最弱種族に転生して、魔王にまでなっちゃうようなお話だって。
もちろん、摩訶不思議アドベンチャーも。
転生するとしたら、ひっちゃかめっちゃかだけど、あんまり死なない世界が良かった。
「なーしてこの世界に、いやこの世界であることに文句はないんだけどなんでこの時代に、それも
神(推定、俺が漫画を読んでいた世界のである)からの手紙曰く、
『名前はわからないけどこの手紙を受け取った君へ。
ごめんね?こっちの不手際で君は死んじゃいました。そのお詫びとしていろんな力を魂に付与したうえで
神様より』
と。
殴らせてくれ。
平均的な日本成人男性をこの世界にいくらチートありとはいえメモ書きだけ添えて送り込むな。
そして能力に関してもっと説明をくれ。能力ってかこの世界の場合は・・・
そう。この世界に生きる人間・・・否、知的生命体は全て極少ながら魔力を帯びている。そしてその魔力を目覚めさせた人間のことを、
・・・この世界は『七つの大罪』。時代は原作の3000年前の聖戦真っ只中・・・ではなく、もう少し前。
さらに俺が転生した種族は魔神族ときた。
うーんこれは控えめに言って終わり。
とりあえず何も考えずに歩いてみよう。
お、なんかキノコあるとりあえず食べてみるか!
「坊っちゃん!
「駄目だ。俺が育てる」
「全く・・・向こうは大変そうですな
「兄者!・・・俺も一枚かませろ」
「いいぞ」
拝啓クソ神様。
魔神王の息子×2に拾われて育てるとか言われました。
控えめに言って死ぬ気がしてます。
転生後一日も経っていないのにこんな目に合わせるなんて運命ってクソですね。
殴らせろ。
敬具。
兄弟に拾われて数ヶ月。ここ数ヶ月でわかったことを簡単にまとめておく。
一つ、俺の魔力は目覚めていないということ。
教授(ゴウセル様のこと。間違って『教授』と呼んだ後にその意味を『計り知れぬ叡智を持つ素晴らしいお方の事です』とおだてたら特例でそう呼んでいいことになった)曰く、魔神族にしては微々たるものであるが、確かに魔力はある。だがそれが力として目覚めていない。魔法はなんか使えた。
『ほぉ・・・その微量な魔力でどうやって構築を?そもそも幾つか見覚えのないモノを使っていたが?』
『アッエッソノ』
『やはりキミの事は詳しく調べなければ・・・』
二つ、魔力によらない技術が複数あること。
確認できてる限りでは魔神の力を用いて作ってみたワイヤーとアンカーとガス噴射装置での立体機動で某兵長クラスの機動力と空中制御能力があることが判明した。
珍しく酔っぱらったデリエリ様にサンドパックにされたときに、体がゴムのように伸び縮みして打撃を無効化できることに気づいた。
頭を冴えさせて、意識を冷たく冷やせばあらゆる攻撃に対して身体が勝手に反応することが分かった。
他にも、色々。
これが神が言っていた『いろんな力』の一旦・・・らしい。
『あははっ!ほんとぉに伸び縮みしてるぅ~!おもしろ~い!』
『飲み過ぎだぞメラスキュラ』
『良いではないかゼルドリス!しかしどんな魔力があろうとも打撃であればあらゆる攻撃を無効化する・・・か。何とも面妖な魔力じゃな!』
『おや?彼の魔力はゼルドリスと同系統だと思っていたのだが・・・実際にこの間の修練で似たようなことを行っていたし』
三つ、俺には戒禁が効かないらしい。恐らく恩寵も。
というか、俺の周りの一定範囲だと戒禁が反応しないみたいだ。
『・・・今あなた、間違いなく嘘をついたわ。どうして石化しないの?』
『まさか戒禁の無力化?・・・どれ、そこらの下位魔神も呼んで試してみるとしようか』
四つ、とてつもない才能があるということ。
一目見た技を、寸分たがわず再現することができた。
・・・恐らく、やろうと思えば魔力の模倣もできる。多分チートの影響。
『
『それが
『おぬしも試しにやってみぃ!』
『えっちょえっ、フ、
『『何故できた!/のじゃ!』』
曰く、
「ケツから言って、面白れぇ」
「・・・人間型の魔神で、魔力総量自体は微々たるものなのに自分がどれだけ本気で、魔力を用いて連続で殴っても絶対に壊れない面白い奴。といっているよ。私かい?そうだね・・・一度で獄炎鳥を真似されたときはとても驚いた」
「今は敵でも味方でもないが、メリオダスのように敵に回ってしまうとしたら、メリオダスより手が付けられない怪物だよ」
曰く、
「一度、
「あれを攻撃に転用したときは本ッ当に驚いたわい!一度でいいから本気で
「駄目よガラン。あれは私の。・・・今はまだゼルドリスのだけど」
「もし、次であったなら、ぶん殴って連れ戻してやるわい」
「私たちのユーガ。貴方はなぜ離反したの?メリオダスと違って独り身だったでしょう?」
曰く、
「俺がゴウセル様の代理を務める前からの付き合いで、実力主義の我々魔神族の中でも珍しい変わり者だ」
「・・・どう変わりものなんだって?如何に弱者であろうとも最後まで見捨てない、生きる上で必要な狩り以上での殺しを強く咎める・・・と言ったところか」
「まぁ陳腐な言い方をすれば・・・優しい友人だ」
曰く、
「まだ幼く、兄者の後をつけて回っていたころ、森奥で毒キノコを致死量以上食っているのを見てな・・・思えばそこから可笑しい奴だった」
「俺の
「単騎で十戒二人から三人分の戦闘力だ。もしも完全に魔力が目覚めたら・・・そう考えると悪寒がする」
「だからこそ、なぜ裏切ったのだ・・・ユーガ・・・」
どうも俺です。
只今、ブリタニア各地を駆け巡っております。立体機動だから飛び回ってるが正しいのか?
何をしているのかって?
「そこの
「そこの
「そこの
「そこの
人助けだよ!種族問わずにな!
額のあざを隠してさえいれば、力を行使するまでは魔神族とはバレることなく行動ができる。
力を使ったら?バレて大抵すっげぇビビられて終わりだよ!ちくせう。
あーあ別に感情だけを抽出して魔力に変換してそれを取り込むことで生命維持できるからいいんだけどさ?
つどつど、女神族に追われるのを撃退して・・・ってやるのめんどくさいのよ。
まぁ君たちの魔力とか種族特性とか使えるようになったし別にいいんだけどさ?
・・・あ、ケガしてる子供いるじゃん。
あー・・・女神族かぁ・・・
種族とか関係ねぇか。
「そこの
「ヒッ・・・魔、魔神族!」
「妹に近づくな!」
おぉ凄いビビりよう・・・兵士未満の少年とその妹の少女ってところかな?
たった今この瞬間に一刻も早くこの場を立ち去りたくなる理由が近づいてきているからとっとと済ませて逃げよ。
「落ち着いて少年。その少女のケガを治したいだけなんだ」
「・・・ッ!うわぁぁぁ!」
泣きながら近づいてきた少年の持っていた剣が左肩に突き刺さる・・・が、気にせずに近づく。
正直言って魔神族に転生しておいて魔神族の在り方には否定的だ。
同胞以外は食料?何なら自分以下の同胞はおもちゃ?
俺的には種族問わず争いがなくなればいいなって思う。
魔神族として数十年生きて、本気でそう思うようになった。
だから隊長になった時も、自分の配下には徹底して不要な拷問や殺戮を禁じた。
「落ち着いて。泣かないでいいんだよ」
俺が女神から盗んだ秘術。何度も目の前で撃退するたびに味方同士でかけあってれば流石にわかるし覚える。
・・・さて。
「なぜあなたが我々女神族の術を使えるのか、なぜ人々を助けて回っているのか。死ぬ前に説明してもらいましょうか。
〈
「対話してぇなら殺すとか死ぬとか使うもんじゃないってママに習わねぇのか女神族は!
なぁ!〈