俺の妹がこんなに可愛いわけがない~IF~   作:死徒

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オリジナル要素を入れたら若干長くなりました

それではどうぞ


オフ会後編

 

「兄さん、知り合い?」

 

瑠璃が俺に問い掛けてくる

 

「兄の方がな、中学の頃からの腐れ縁だ」

 

「おい五更、友人とか言えないのかお前は?」

 

「確かにその言い方も出来るが、腐れ縁なのは否定出来まい?」

 

「ぐっ…確かにそうだな…」

 

「何? あんたの友達なのこいつ?」

 

ピクッ

 

「…あなた、初対面の人に向かってこいつ呼ばわりは酷いのではないかしら?」

 

「はぁ? 何よあんた、自分の兄貴庇うとかブラコン?」

 

「ち、違うわよ! ただ私はあなたの礼儀のわきまえ無さを指摘したに過ぎないわ」

 

「その割にはやたら慌ててるようにあたしには見えるんだけど? あ~あ、訳のわかんないコスプレして更にブラコンとかマジで終わってるわねあんた」

 

「だから違うわよ! それにこの衣装が訳がわからないとかあなた本気で言ってるの? これはマスケラのクイーンオブナイトメアのものよ」

 

「マスケラ? あー、メルルの裏番組の中二病丸出しアニメのこと? 何? あのアニメってそんなヘンテコな服着てるやついんの? マジウケル!」

 

ムカッ

 

 

瑠璃のやつ珍しく怒っているな…

 

「…あら、マスケラのよさがわからないなんてあなたはとんだお子様ね、そんなんだから幼児と大きいお友達しか見ないメルルなんて好きになってしまうのよ」

 

「あんたメルルのことバカにしたわね! マスケラなんて中二病アニメ見てるあんたなんて邪気眼電波女じゃん!」

 

「じ、邪気眼、で、電波女…ふ、ふふっ、言ってくれるわねこの小娘…」

 

口論が激しくなり、火花を散らしにらみ合う瑠璃と高坂の妹

 

「お、おい、こいつら止めなくていいのかよ」

 

「別に構わないのでは? ほら、ケンカする程仲がいいと昔からいいますし」

 

「同感だ、確かに阿呆な争いだが見ている俺達にとってはこれはこれで愉快でもあるからな」

 

「沙織はまだ正論を言ってるからいいとして五更、お前何気に酷いこと言ってないか?」

 

「この不毛な言い合いを阿呆と言わずになんと言えばいいんだ?それにやつら犬猿の仲のようでいて中々に楽しんでいるように見えるぞ」

 

「何処がだよ! どっちも罵声浴びせあってるだけだろ! おい、お前ら“たかがアニメなんか”でそんなに熱くなるな」

 

ピクピク

 

高坂…火に油を注ぐとは命知らずなやつめ

 

そら見ろ、瑠璃も高坂の妹もお前の不用意な発言で争いも忘れてお前を睨み付けているぞ

 

「「たかがアニメ!?」」

 

それに加え見事なシンクロまで見せ始める始末だ…やはりこいつら相性がやたらいいらしいな

 

「す、すまん、失言だった…」

 

あまりの剣幕に高坂は直ぐに発言を撤回した

 

フン、無様だな

 

そんなこんなでまたもや争い(罵り合い)が始まろうとした時

 

「あれっ? もしかして沙織ちゃん?」

 

沙織の知り合いらしい一人の女がやってきた

 

「これはこれは、誰かと思えば彼方さんではありませんか!」

 

「久しぶり~! もしかしてこの集まりって前に沙織ちゃんが主催するって言ってたオフ会?」

 

「その通りでござる。 まあこれは二次会なのですが、彼方さんのお陰でこんな拙者でもオフ会を主催することが出来ました…本当に感謝してます」

 

「そっか、でもそれは沙織ちゃんの努力の結果なんだから私が感謝されることなんてないよ?」

 

「彼方さん自身は大したことした自覚は無いかもしれませんが、拙者はとても感謝してますよ」

 

「そんなに感謝されると照れるなぁ~! あっ、みんなに自己紹介がまだだったね、私は来栖彼方だよ! 私のことは気軽に、かなかなって呼んでくれていいよ!」

 

「ちなみに彼方さんは一郎氏や京介氏よりも年上ですがね」

 

…沙織の態度から想像は出来ていたが、彼方さんとやらはやはり年上だったか…人は見かけによらんものだ

 

「ちょっと~沙織ちゃん、ネタバレ早過ぎ!」

 

「おっと、これは口が滑ったでござる」

 

「嘘乙~!」

 

「あの、彼方さんでしたっけ?」

 

とても信じられんが、俺や高坂よりも年上という彼方さんとやらに対し流石に敬語を使う高坂の妹

 

「うん、どうしたの…えっと…」

 

「桐乃、私の名前は高坂桐乃です。 あたしの友達に来栖加奈子って子がいるんですけど、もしかして身内かなにかですか?」

 

「えっ!? 桐乃ちゃんって加奈子ちゃんの友達なんだ! 加奈子ちゃんは私の妹だよ~」

 

「やっぱりそうなんですか! 前に加奈子が“あたしは姉貴が一人いる”って言ってたので…二人共似てますね」

 

「でしょでしょ? みんなからよく言われるんだ~ いけないもうこんな時間だ! ちょっと今日は忙しいからもう行くね! それじゃみんな今度はゆっくり話そうね~」

 

彼方さんはそう言い残すと急いで店から出ていった

 

「沙織、今の彼方さんって人はなんであんなに急いでたんだ?」

 

ふと疑問に思ったらしく高坂が沙織に聞く

 

「彼方さんは漫画家なのでござるよ。 前の連載物の漫画が一応終わったので今は新しい連載物を創るのに忙しいようですな」

 

「前の連載物ねぇ…なんという漫画だったのかしら?」

 

興味ありげに瑠璃が問い掛ける

 

「黒猫氏のよく知っているマスケラでござr「なんですって!?」!!?」

 

話の途中に大声で遮られ沙織は怯む

 

あんな間近で大声で言われれば俺でも怯むだろうな…

 

「ちょっとあんた、いきなり大声出さないでよ! うっさいわね!」

 

高坂の妹…桐乃が瑠璃を非難する

 

「これが黙っていられるわけがないでしょう? あの人はなにせあのマスケラの作者だったのよ」

 

「それでも興奮し過ぎよあんた!」

 

再び始まる瑠璃と桐乃の言い合い…また長くなりそうだな…

 

 

 

 

あの後口論はしばらく続き、その後店を出てちょっとした秋葉原見物が終わる頃には夕方になっていた

 

「いや~、すっかり日も落ちてしまいましたな」

 

「今日はこれでお開きね、帰りましょ兄さん」

 

「ああ」

 

「拙者も同じ方角の電車なのでお供しますぞ」

 

俺達は高坂兄妹を残して歩き出す

 

すると

 

「待ちなさいよあんた達!」

 

桐乃が俺達を呼び止めた

 

「何かしら? あなたとまた口論をしていたら夜になってしまうのだけど」

 

「うちは親が共働きで帰りが遅い…妹達に食事を作らなければならん身としてはそろそろ帰らせて欲しいのだがな」

 

「拙者もちょっと家の方で野暮用がありまして…申し訳ないのですが今日は帰らねば…」

 

「桐乃、みんな忙しんだから今日はもう終わりでいいだろ?」

 

「うっさいわね! ただアドレス交換するだけなんだから直ぐに終わるわよ!」

 

半ば強引に桐乃により全員がアドレスを交換することになった

 

「これでよしっ! それじゃまたなんかあったら連絡するから! ほら、さっさと帰るわよ!」

 

「待てよ桐乃! そんじゃな五更、黒猫、沙織!」

 

アドレス交換が終わると桐乃は高坂を置いてスタスタと歩き出していき、高坂は慌ててやつを追いかけていった

 

それを見届けると俺達もまた帰りの電車に向かい再び歩き出した

 

 

 

その後沙織と別れ、無事に家にたどり着いた俺と瑠璃は共に夕飯を作り、日向と珠希も交えて食事を摂った

 

それから風呂を済ませ、珠希を寝かしつけたとき瑠璃の携帯がなった

 

「…ちょっと席を外すわ」

 

そう言うと瑠璃は自室方向に向かっていった

 

「珍しいね、ルリ姉に電話なんて…イチ兄なんか知ってる?」

 

興味津々な顔を隠しもせずに日向は俺に問う

 

「まあ、掛けてきたやつは大体想像出来るな」

 

「へぇ~! もしかして、男の人!?」

 

何故第一に異性が出てくる?

 

今まで同性の友すらいなかったやつがいきなり異性と話せるわけがないだろうが…

 

「阿呆が…お前の頭の中ではどんな勘違いが起こっている?」

 

「えぇ~違うの~? でもさ、今までずっとボッチだったルリ姉に電話してくるってことは絶対友達だよね? どんな人?」

 

どんなやつか…桐乃を一言で表すと…あれだな

 

「ビッチを絵に描いたような見た目のやつだと覚えておけ」

 

「そうなんだ! それじゃビッチさんで覚えておくね!」

 

俺とその後瑠璃までもが桐乃をビッチと言ったことで日向はやつをビッチさんで覚えることになり、それは日向が実際に桐乃に会うまで続くのだが、それは後の話だし気にすることはなかろう

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