スーパーロボット大戦 Re:Boot 作:戯龍
第3エネルギー基地での戦闘は何とか決着した。
ザウラーメカ達が盾となって施設を護りつつも穴だらけにされ、
巨大機械化獣へと変貌したサタンドリラーのドリル戦法に苦戦したものの、
合体したゴウザウラーが金太の背負い投げで阻止する事で、
何とか敵を撃退したその横で、電童は最大のピンチに至っていた。
「くそぅ。もう電池の残りが心許ないや」銀河が悔しそうに呟いた。
「貰った!」凰牙が電圧が下がり、動きが鈍くなった電童に迫るが
そこに具現化するバイパーウェップ。慌てて3人がギアコマンダーを翳す。
「何でだよ…」召喚誘致合戦はアルテアの勝利だった。
インストールされ牙を剥くバイパーウェップのファイナルアタックだったが、
ベガの駆るバイクによって辛うじて矛先を逸らされ電童は破壊はま逃れた。
だが、自信を消失してしまった銀河の顔は暗かった。
学校ですれ違った6年2組の白金金太にも心配される銀河だったが、母・みどりも帰宅した彼の異変を察知。
「今はほっといてくれよ」そう言う彼を家に留守番として残し、近郊のショッピングモールに
彼の妹、乙女を連れて出かけるみどりだったが、此処にも機械帝国の魔の手が迫っていた
第3エネルギー基地の出力先の一つでもあるそこに仕事の都合で訪れていた3人のチップ達は
回路から出てくるレオサークルを発見し、月の螺旋城に報告していたのだ。
月から取って返して来た凰牙の前に再び立ち塞がる電童。
避難誘導も間に合わず、避難する人々を背に流石の銀河も歯を食いしばって相対する。
「どうしよう、銀河。下手に避けたら皆死んじゃうよ!?」北斗が叫ぶ。
「判ってるって…。だったら正面から受けるしかないだろ!!」命を背負う覚悟に吹っ切れた銀河が吠える。
構えを取る電童を仰ぎ見ていたみどりがその構えを取る電童のパイロットの素性に気が付いた。
「あの構えは…そうだったの。あの黒い機体の主(ぬし)に一回負けてるのね。でも今の銀河なら、勝てる!」
己も格闘家だからこそ判る阿吽の息。銀河は見事螺旋の必殺技で凰牙の必殺技をねじ伏せる事に成功する。
そこに現れたレオサークルだったが何故か眠たげだった。
少々毒気を抜かれながらも3人が翳したコマンダーを無視する様にその場から消えていく。
がっかりした銀河だったが自信を取り戻し、再びいつもの日常生活へと戻っていくのだった。
箱根の山奥で着々と進む使徒への対策。ゆっくりと空中を移動するその使徒の速度は蝸牛並みに遅かった。
凶悪なビーム攻撃に持てる能力のほぼ総てを注ぎ込んだせいなのか極めて鈍足だったのだ。
余裕の出来たネルフ本部では超ロングレンジ射撃に向けて準備を始めていた。
初号機は伏せた状態からの精密射撃が要求される為、ATフィールドすら張れない状態となる。
復旧させた零号機を臨時の盾として使用するにしても初号機同様に撃墜されたらどうしようもない為、
宇宙開発公団のスペースプレーン用の耐熱底面タイルを盾に改造した物を構えさせる運びとなった。
防衛軍からは大出力型第2次試作自走460mm陽電子砲を貰い受け、改造がてらライフル仕様へと仕上げ直す。
「元々は対ヘテロダイン用装備でしたっけ?良くそんな物彼らが手放したわね」リツコが呆れた様に呟く。
「もっと使い勝手がいい物が手に入ったそうよ。…何でもダイ・ガードのプロトタイプだとか言ってたわね」
交渉を担当していたミサトがつい重要事項を漏らすが彼らも無論、唯で装備を渡した訳ではない。
改造記録だけではなく、ついでに戦闘データも回収しようと専用のスタッフが派遣されて来ていた。
「抜け目はないって事ね。…ていうかダイ・ガードにも零号機みたいな物があったのね」
端折ったせいで銀河のメンタルの立ち直りが早かったりしてますが多分平常運転です。
ユ「ほぼ一日の内に2つの事件を圧縮してしまっとるしのぅ。…アルテアの目も回っとるかも知れんが」