スーパーロボット大戦 Re:Boot   作:戯龍

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名脇役?の登場です


忘れさられし者が輝く刻

 懲りずに『ぼすらーめん』へと迫る、ブロッケン伯爵率いるミケーネ兵たち。

だがその時、『ぼすらーめん』の店舗が「ギゴゴ…」と音を立てて後退した。

直後、地面の下から丸っこいロボット―ボスボロットが勢いよく飛び出した!

 

 

「ジャジャジャジャーン! いくら言っても聞かないなら、このボロット様がお相手するだわさ!」

以前よりも装甲がリアルっぽくなってはいるものの、相変わらずの愛嬌ある姿で敵を見下ろす。

「いい加減、しつこいだわさ! パワーアップしたこのボロットでお仕置きしてやるだわさ!」

 

 車のハンドルを流用した操縦桿を握るのは、我らがボスだ。

子分のムチャとヌケも、それぞれ定位置について気勢を上げる。

「くそう、まんまと騙されたか! 高エネルギー反応の正体がボロットだったとはな…!」

 

 ブロッケン伯爵が何やらトンチンカンな悔しがり方をしているが、ボスたちは嘘などついていない。

「何言ってるだわさ。マジンガーZがこんな所にあるわけないことくらい、考えれば判るだろうがよ!」

よもやエネルギー反応だけで、お目当ての品があると決めつけられていたとは夢にも思わなかった。

 

 「わはは! ボロットの動力炉が『ぼすらーめん』の動力源だと気付かなかったのは、致し方なかろうて」

店の裏手のガレージから出てきたのは、せわし博士たちの乗る多脚戦車だ。

かつての重戦車Zを改修したジャンク品だが、ミケーネの雑兵くらいなら十分に蹴散らせる。

 

 「えー? そりゃ確かにボロットは光子力でも動くけどよぅ。そもそも勘違いするとは思えないだわさ…」

ボスは気の毒そうな顔でブロッケン達を見やった。マジンガーと取り違えるほどボケたのだろうか。

パワーだけならマジンガーを超えることもあるボロットだが、店を賄う程度で高エネルギー反応が出る訳が無い。

 

 (ていうか、あの遺跡の発掘現場の方がエネルギー使ってただろうから発電機位はあるだけどよ…)

あちらは新・光子力研究所から送電されているため、ボスが私物で節電してようと関係ない筈なのだが。

だが、どうやらブロッケン伯爵のポンコツなレーダーは、そうは解釈してくれなかった様だった。

 

 21世紀保証の朝は何時も騒がしい。

だが、何時もにも増して騒がしいのは赤木達ダイ・ガードのパイロット達であろう。

「城田さん、アレはどういう事だ!俺達の仕事は。ダイ・ガードはもう要らないって事なのかよっ!!」

 

 普段は止めに入るであろう青山やいぶきまでもが雁首揃えて出社してきた城田に喰って掛かる。

なんせその報道の内容は彼らの神経を逆撫でするには十分な程にダイ・ガードを扱き下ろしていたからだ。

 

元凶たる城田も甘んじて彼らの苦情を受け止めているが、彼にとってもアレはある意味晴天の霹靂だった。

 

 事の発端は、城田がダイ・ガードの帰属問題を調べていた所まで遡る。

毒島に言われるまでもなく、功績を上げつつあるダイ・ガードの価値は鰻登りであった。

それはもはや21世紀保証に取って欠かせない看板の一つであると言っても過言ではない位には。

 

 そんな中、城田が見つけたのはダイ・ガードの試作フレームが保管されているという事実だった。

ダイ・ガードの様な分割機構こそ持たない代わりに堅固な造りである事には違いなく、

搭載している機器さえ最新の物に更新すれば新品同様に使える筈だ。

 

 そう考えて防衛軍に掛け合った所、彼らは予想以上に驚き誉め称え、喜々としてそれを弄り始めたのだ。

かくしてミリタリー色に染め上げられた堅固な装甲と民間機に搭載出来ない火器の搭載を施された上で

ロールアウトされたソレの配備が大々的にTVで宣伝される運びになったのだった。

 

 その名は『コクボウガー』。




 両者とも多分隠して置いた心算はないんでしょうけど、注目の的が他にあったのでそっちにばかり気を取られてたパターンかも知れない。
ユ「まぁ野ざらしで置いとく訳にも行かんじゃろしな。試作フレームの方は埃被っとったかも知れんが・・・」
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