スーパーロボット大戦 Re:Boot   作:戯龍

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新たな相棒が組まれるみたいです


立ち向かう者達

 お姉さまたるカズミからペアを解消されてしまったとはいえ、

ノリコの機動兵器のパイロットとしての責務から解放された訳ではない。

だが、此処の部隊でも学校の時の様な「えこひいきだ」呼ばわりが付いて回る事に。

 

 「るくしおん」もあの奇跡の様な邂逅の後、跡形も無く消え去ってしまっている。

お姉さまに頼ろうも貴女はライバルだから。と突き放され、

一人艦内をさ迷うしか無くなってしまった彼女に声を掛けて来た人物が居た。

 

 地球帝国宇宙軍・宇宙第7艦隊直掩(ちょくえん)実戦部隊に所属する

スミス・トーレンである。彼は偏見に囚われる事なく、ノリコに接してきた。

最初は戸惑っていたノリコだったが、徐々に普段のノリコにと戻っていく。

 

 乗機は学校時代と同じくRX-7。訓練用と異なり実戦仕様となっている。

基本的構造はほぼそのままで、複座型と単座型の2種があるが、

どちらが初心者向けと決まっていたりする訳でも無い。

 

 「まぁ、最初の内は2人乗りの方が役割分担が出来て楽なんだけどもな」

と車でいう所の教習車を例えに出しつつ機体の前で雑談する。

ノリコも愛機にアニメキャラの名前を付ける位には愛着のある機体だ。

 

 「でも、宇宙怪獣相手じゃもう時代遅れにはなりつつあるんですよね」

幾ら頭部ユニットやカラーリングで差別化が進んだと言っても限度はある。

「あぁ。次世代機『シズラー』の開発が進んではいるからね。これはそれまでの繋ぎさ」

 

 宇宙怪獣はそれこそ宇宙艦艇程の大きさの個体が多いが、

中には空母の様な役割を持つ個体も居る。軍隊蟻の様な小型の宇宙怪獣の群れに

対応するには例え時代遅れになりつつある様な機体であっても使わざるを得なかったのだ。

 

 あのイスルギ重工が能力重視の機動兵器の開発に没頭する背景にも

ある意味仕方が無い現実が此処にはあった。現状でさえ地球側は負け気味なのだ。

一体一体は10mクラスとはいえそれらだけでも対処を謝れば死が確実に待っている。

 

 「まぁそれでも相手を感電死させられる手段が通用する相手と相対してる俺らはマシらしいけどな」

とスミスはボヤいていたが、圧倒的な物量と質量で押し切られれば、

あの宇宙昆虫バジュラ等よりも遥かに厄介な相手である事には違い無かった。

 

 堅固な砦となっている春風小を背に電童が凰牙の前に立ち塞がる。

『其処を退け。貴様らと一々相対していられる程、私も暇では無いのだ』

ベガと直接対決して以来、精神的に不安定になっているらしいアルテアが警告する。

 

 だが、相手の目的が明確に校舎にあると判れば北斗と銀河も黙って居られなかった。

「冗談じゃない。幾らデータ・ウェポンが欲しいからって言ったって此処を退くもんかっ!」

ショッピング・モールでの戦いを思い出し、銀河がコックピット内で吠える。

 

 北斗も同感だ。向こうがバイパーウェップでのファイナルアタックを狙うのに対し、

こちらもユニコーン・ドリルでのファイナルアタックでの技逸らしで対応しようと身構える。

しかし、それこそがアルテアの狙いでもあった。

 

 余裕をもって技を放とうとした凰牙の前に立ち塞がったのは校舎から飛び出し実体化した

レオ・サークルだった。レオ・サークルは銀河を認め、彼のコマンダーにインストールされる。

かくして凰牙を退けた放課後、基地へと招集された北斗と銀河を待っていた者が居た。

 

 

 「二人ともヨロシクね。本日をもってGEAR本部に配属されたエリス・ウィラメットです」

データウェポン解析主任として着任した彼女は既に大学を卒業した身だと言う。

「「そういう事はもっと早く言ってよ!!」」2人がそう突っ込んだかどうかまでは定かではない。




 レオ・サークルが春風小でもある校舎を潜伏先に選んだのはそこに『勇気』が満ち溢れてたから。本作ではゴウザウラーの基地でもあるので収集される自然エネルギーにも魅かれた可能性はありますけど、あえて描写はしてません。
ユ「学校ともなればクロス・オーバーするしないに関わらず、エネルギーに拘らなきゃ電子の聖獣だらけになりそうな施設でもあるが、そうはならんかったのはある意味面白いよな」
そう云われれば確かに・・・まぁ動物園化しないだけマシなのかな?
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