スーパーロボット大戦 Re:Boot   作:戯龍

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 過去から未来を託された者達が交差します。


汝、未来への希望なりや

 横浜市近郊―。北部の旧市街と湾岸の波止場町に挟まれた場所に、その新興住宅街はあった。

特徴的な外観をした巨大アミューズメントパークを抱えたその町の名前は「星見町」。

そんな住宅街の一角に、特徴的な半円形の店構えをした空き物件が存在した。

 

 ガラス窓には、新しく始まる喫茶店「ポラール」の文字が誇らしげに掲げられている。

その店頭では、今まさに大きな引っ越しトラックが横付けされ、荷下ろしが行われている最中だった。

母親らしき女性が己の名を呼ぶ声を後ろに置き去りにしながら、その建物から坂道を駆け上がっていく二つの影。

 

一つは、名前を呼ばれた少年、草薙北斗。もう一つは、ペットのボーダーコリー、ジュピターだ。

「お前だって、少しは息抜きしたかったろ?」と、北斗は相棒の犬にそう語りかけた。

坂の途中で一休みする彼の横を、下校途中らしい低学年の女の子たちが、談笑しながら通り過ぎていく。

 

(そうか、もうそろそろ新学期なんだっけ。なら、今のうちに校舎を見に行ってみるか)

北斗は坂の頂上にあるマンモス校を仰ぎ見た。彼は五年生として、その学校に編入予定だったからだ。

その学校の校庭の片隅では、一人の少年、出雲銀河が自らの体術の鍛錬に励んでいた。

 

 奇しくも銀河と北斗が邂逅したその時、校庭の中央では6年生の始業式が始まっていた。

学園長が最上級生としての心得を説こうと言葉を発した、まさにその瞬間。

突如、赤と白で色分けされた円盤型をした謎の機動兵器が、学校の上空を猛烈な速度で駆け抜けた。

 

「なんだ、あれ!?」と驚愕する北斗と銀河の目前で、街への攻撃が始まる。

ドガァァァン! と放たれたビームが直撃し、一瞬で炎に包まれていく都市。

激しく鳴り響くサイレンを背に、二人と一匹は家を目指して全力で校門を飛び出した。

 

 一方、校庭では教師たちが生徒を体育館へ誘導し始めていたが、一人の人物が呆然と固まっていた。

朝礼台の上であんぐりと大口を開けているのは、学園長の北条千代乃である。

彼女の見上げる先――我が春風小学校の校舎には、3体の恐竜メカが不格好に融合して鎮座していた。

 

「私の……私の学校が恐竜に……!」この学校はいずれ「春風小」から「星見小」へと

名称が変わる事が確定しているが、それを上回るショックの大きさのあまり白目を剥いて倒れ込む。

その頃、校舎と一体化したプテラノドン型ロボの開いたコクピットの中では、峯崎拳一が頭を抱えていた。

 

「学校にくっついちゃったロボットで、一体どうすりゃいいってんだよ!?」

拳一は今朝、地球とともに自分も機械化されてしまう最悪の悪夢を見たばかり。

さらに登校途中、謎のロボに襲われて過去へ飛ばされ、白く輝くおっさんからロボを託された直後だった。

 

 パカン、と本来なら拳一たちが通うはずだった教室の窓が開き、級友の白金太郎が顔を突き出した。

「拳一! これは一体なんなんだ!?」「それよりアレを見ろ、あれを!!」

拳一が指さした先では、先ほどの円盤型とは別に、全身が四角い不気味なロボットが街を破壊している。

 

「丸っこいのはともかく、あの四角い方は、地球を機械にしようとしてる連中の仕業だ!」拳一が叫ぶ。

「このロボットはエルドランて言う光るおっさんに託たれたんだよ!!」

その直後、円盤状のロボットが巨大なスタジアムを踏み潰すべく、凶悪な一歩を踏み出した――。




 設定的に隣町っぽいので取り入れてみました。メガゾーンもマクロスの類友みたいな存在だったりしてますしねー
ユ「どっかにアークダーマとかおっこちたりしとらんじゃなかのろぅな・・・」
いやぁまさかそんな事・・・
ユ「なーんか嫌な予感がするんじゃけど…」
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