スーパーロボット大戦 Re:Boot 作:戯龍
スタジアムを踏み潰し進撃しようとした円盤型ロボの前に、青い巨体が立ち上がっていく。
その胸部のコックピットの中に銀河と北斗は電童の手によって確保されていた。
激しく混乱する銀河に対し、冷静になる様に諭す北斗。
逃げ遅れた少女を助け、スタジアムのガレキに圧し潰されそうになった彼らを救った
そのロボットは敵のレーザーに対して姿勢を崩したものの、まるで傷付く様子が無かった。
そんな彼らの様子を監視用モニターで捉えた女性は北斗の姿を見て息を飲んだ。
遅れて到着した防衛軍の無人戦闘機郡が円盤型ロボに攻撃を加え始める。
少し離れた高台に止めた赤いバイクから降りた先程の女性が仮面のモニター越しに命令する。
「そのロボットはギアファイター電童。こうなったからには貴方達だけが頼りなの」
円盤型ロボの彼方には円盤ロボと似た様な色合いの四角いロボが
こちらには我関せずの様子で周囲を破壊しているのが彼女の位置からは見てとれた。
共闘はしない所を見るとどうやら仲間という訳では無い様だが油断は出来ない。
女性の指示に従い電童が円盤ロボに歩きだす。「そう、その調子!」
だが、電童は円盤ロボの横をすり抜けるかの様に歩みさろうとするのだった。
「違がーーーう!!そうじゃないでしょ。その目の前の敵と戦わないでどうするのよ!?」
思わず突っ込みを入れる女性の通信機の向こう側で2人が驚くが、
飛び上がったロボに対して右腕を振り上げる事で攻撃を回避。
反撃で押し倒されてしまったものの、女性の指示で両腕両脚のタービンを起動させる。
同時に電童の頭部の前面にまるで仮面の様に被さっていた白い装甲が頭頂部に移動し
赤い隈取りの様な装甲に縁どられた電童の素顔が現れた。
「判った、これインストローラーなんだね!銀河君、校庭でやってたあの技やってみようよ!!」
聡い北斗がゲーム機の様なダイアル付きのコントローラーの使い方を瞬時に理解した。
「よぉし!!」と今一仕組みを理解しきれない銀河だったが彼の激励で技のインストールに挑む。
北斗の特殊能力は瞬間記憶。学校での邂逅時に見た銀河の技を既に拾得していたのだ。
「インストール!!」
流れる様な動作で敵ロボをの攻撃を腕で跳ね上げると足払いの要領で敵を蹴り上げ、
両腕で相手を掴むと放り投げた所にさらに右脚をぶち当てる。
「疾風!三連撃!!」銀河の決め言葉と共に地面に激突した敵ロボは爆散した。
一方、四角いロボの行く手を阻む様に現れたのは地球防衛隊武田長官率いる戦車部隊。
防衛軍の関東方面司令部に掛け合い、地上部隊の旧式車両を辛うじて割り当てて貰う事に成功したのだ。
「ええぃ、不甲斐ない。せめて無人攻撃機を何機かこちらに回してくれれば」
地球防衛隊はあくまでも日本政府の統治下にあった頃の防衛軍の一部隊名に過ぎない。
幾ら武田長官が各方面に顔が聞くとは言っても旧体制の名残りの一名称に過ぎなかったものの、
それでも彼は己の持つ矜持に基づいて全力で物事に立ち向かうしか他は無かったのである。
そんな悲壮感溢れる彼らの後方から迫りくる新たな3体のロボットの姿があった。
「なんだあれは。まるで恐竜ではないか」
もしやミツルギ帝国が気を利かせて新戦力でも送り出してくれたのか。武田長官の期待が高まっていく。
何気にザウラーマシンがラグナメイルか新型のナニかに間違えられてる件。可変飛竜系ばっかじゃ味気ないですしね(絶対違。
電童を導師としたのは純粋な格闘ロボではないから。召喚もこなせる武闘派ではあります。
ユ「まぁあれじゃな。キョンシー映画なんかの主人公枠だと思えばええんじゃないかの?」