スーパーロボット大戦 Re:Boot   作:戯龍

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 山挟んで似通った連中が出てくるというある意味怪獣大決戦。


目覚める「天災」

 富士山山頂。かつてそこには、気象庁の富士山レーダードームがあった。

現在、その跡地は地球と周囲の宙域をも監視する一大施設『予報部富士山麓観測所』として運用されている。

無論、かつての気象レーダーとしての役目だけに留まらない。

 

 ワープ航法による空間の湾曲から、地上に発生する些細な次元の裂け目まで。

異星由来の技術を取り入れた観測網は、今や「界震」をも捉えるまでに発達していた。

近い将来には「界震を完全に予知できる」と言われるほどに。

 

 当然、先に月に生じた「界震」と、それに伴う宇宙艦艇の出現も捕捉されていた。

照会の結果、それらはれっきとした味方のハガネである事が確認され、

観測員たちが安堵の胸をなでおろしたのも無理はなかった。

 

 だが、今回ばかりは様相が異なっていた。

熱海海溝付近で発生した「界震」のパターンは、過去の最悪な事例と完全に一致。

それが意味するところは唯一つ。十数年ぶりとなる「怪獣」の出現だった。

 

 この「怪獣」の厄介な点は、出現パターンこそ似通っていても、毎回特性が変化することだ。

姿形は過去の個体と同じであっても、繰り出してくる「超常の技」が異なることなどザラだった。

なおかつ、通常兵器の類いはほとんど通用しない。まさに防衛軍泣かせの「天災」だった。

 

 その上、居座るタイプならまだしも、移動するタイプは決まって都市部を目指す癖がある。

出現時間すら毎回ランダムとなれば、対処法など簡単に確立できるはずもなかった。

防衛軍がようやく辿り着いた結論は、格闘戦が可能な機動兵器による「物理的な進行妨害」だった。

 

 手足がある機体であれば、泥臭くとも相手の行動を阻害できる。

マジンガーの廉価版の「イチ式」シリーズよりもボロットの方がまだ適任だという事実。

彼らにとってはそれだけ判明しただけでもマシと言うべきか。

 

  だが、対処法がまがりなりにも確立したと思った防衛軍の思いとは裏腹に、

「界震」は沈静化の一途を辿り、出現するのは「怪獣」というよりも

「魔物」然としたドラゴン達の方が多いという現実であった。

 

 ドラゴン達の生態も実際の所、今一判ってはいなかったりする。

火器の類いは効かない訳では無いが圧倒的な機動力を誇るゴーストタイプでも無ければ

バルキリーですら翻弄される程の機動力を発揮出来るなど、生物ならではの柔軟性も併せ持っていた。

 

 最もドラゴン達は南海の洋上にある伊豆大島を目指して移動する「癖」を持っていたので、

それさえ気を付けておけば対処も比較的楽だった。現在は改良版の「イチハチ式」の配備や

ラグナメイルと呼ばれるミスルギ帝国製の可変機動兵器が伊豆に防衛ラインを築いている。

 

 せっかく制作された試作型の陸戦型フレームは搭乗要員も3人必要な仕様だった為、

その改良版フレームも稼働に必要な最低限のフレームの状態にされた上で、

民間の21世紀警備保障の動く看板として払い下げられた。それが今のダイ・ガードである。

 

 21世紀警備保障展示会のイベント会場では、鷲の様なマスコットキャラクターのダイ・ガード君が

今日も今日とて汗水垂らしつつ風船配り等をしつつ観客の接客に当っていた。

学校の始業式真近という事も相まってなのか、まだまだ子供の観客も多く彼の任務は解けそうにない。

 

 だが、子供というのは非情なモノ。動かないダイ・ガードにケチを付ける者だって出てくる。

気を悪くした彼が、ダイ・ガードの排気機能を悪用して子供達に仕返しをしたのはある意味仕方ない。

怪獣よろしくフォフォフォ。と高笑いする着ぐるみ相手に通りかかった女性社員がチョップでお仕置きする。

 

 だがそんな微笑ましい日常生活は、熱海に上陸しようと来襲した「怪獣」によって崩れ去る事となる。




 ダイ・ガード建造の裏でまさかのボロット推し。コスパ的にもかなりお安い部類でしょうしね。脆さ的には看板ダイ・ガードよりも上だろうし何より3人搭乗型だったりと何故そっちを量産しなかったのか的な
ユ「居住性がアレじゃし廃材で出来たギャグロボじゃろ?却下されるのは当然じゃろが」
ごもっとも・・・
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