スーパーロボット大戦 Re:Boot   作:戯龍

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小が大を兼ねる刻


変ずる者達

 やはりおかしい―それがヒロトの導き出した結論だった。

「ヒトツメ」と呼ばれる機動兵器モドキの群れ。

最初はボールに触手パーツを付けただけの、単なるお遊び機体かと思ったがそうではない。

 

 だが、敵もさるもの。増援として出現したのは、デスアーミーのカスタム機3体だった。

無人MS特有の赤く点灯したカメラアイ。

それが意味するのは、敵の殲滅のみを目的とした「ハードモード」への移行だった。

 

 胸騒ぎを覚えるヒロトは、ついに切り札を切る。

「アースアーマー、ドッキング・ゴー!!」小型MSが遺跡から飛来した飛行メカのパーツを纏い、

通常サイズのガンダム、「アースリィガンダム」へと姿を変えていく。

 

 ビームピストルから換装したビームライフルの火力を遠慮なく叩き込む。

4人がかりの鮮やかな連携で、デスアーミーたちを蹴散らすことに成功した。

『ミッションクリア』リザルト画面の文字にホッと胸を撫で下ろすヒロト。

 

 しかし、画面に表示された自身の撃墜数は「0」のまま。

つまり、相手を「倒せて(破壊して)いない」ことに他ならない。

その奇妙な事実をカザミらに伝えようとしたその瞬間、ヒロトは強引に現実に引き戻された。

 

 ダイブを強制終了され、VR機器から降りる。半ば呆然としたまま愛機(ガンプラ)を回収し、

アミューズメントパークの出入り口から外へ出た。吐き出されるように外へ出たヒロトが目にしたもの。

それは、相次いだ戦闘によってズタズタに破壊された「星見町」の姿だった。

 

 「そこの者。気を付けて家に帰るんじゃぞー。足元には気を付けてな」

あっけにとられるヒロトの前を、安全ヘルメットを深く被った作業服姿の金髪の少女が通り過ぎていく。

彼女は猫車(一輪車)を押し、日常の作業のように淡々と歩いていった。

 

 目の前の現実を受け止められないまま、よろよろと帰路につくヒロト。

その頼りない後ろ姿を、通り過ぎた筈の少女がどこか心配そうに見守っていた。

だが、今のヒロトにはそれを知る由もなかった。

 

 

 

 余裕の笑みを浮かべ、俺――獅子王凱は、自ら飛び込んだミッションの最中にいた。

目的は、家電ゴミを巻き込んで巨大化した、馬面の謎のロボットから子供たちを救出すること。

奴の尻尾にあたる遊覧船パーツには、5人の子供たちが行き場を失って立ち往生していた。

 

 

 

 奴のバリアシステムをすり抜けた俺だったが奴は俺を異物と判断して強制排除、

さらに芋虫のような列車形態へと変形し、子供たちを巻き込んだまま、

猛スピードで地下鉄路線を使って暴走を始めてしまった。

 

『これより、あの馬型ロボをEI-02と呼称する!』親父―麗雄博士の提言により、

奴がゾンダーロボだと断定された。こいつの最終目的地は都庁だった。

その時、牛山一男から『ギャレオンの自己解凍が完了し、そちらへ向かっている』と連絡が入る。

 

 『 凱、フュージョンだ!』「了解!フュージョーーーンッ!!」

白い獅子が俺を呑み込み、眩い光の中で人型メカノイドへと変形を遂げる。

「ガイガー!!」そのままギャレオンクローで奴の尻尾を分断し、遊覧船のパーツごと、

子供たちを無事に救出することに成功した。

 

 だが、引き換えに今度はガイガーの身体が敵に捕まってしまう。

『長官! ガイガーより、ファイナル・フュージョンの承認シグナルが出ています!』

機動部隊オペレーター・命(みこと)の切迫した声が響く。

 

 親父はサイボーグである俺の身体への負荷を懸念して渋るが、大河長官の決断は早かった。

『ファイナル・フュージョン承認!!』『プログラム・ドライブ!』

命がパリンと、承認ボタンのプラスチックカバーを叩き割った!

 

 「ファイナル・フュージョーーーンッ!!」緑のGSライドの光の嵐の中、

異星のテクノロジーが、地球の叡智たる3機のガオーマシンを纏っていく。

いま、ここに最強の破壊神が誕生する。「ガオ! ガイ! ガーーーッ!!」




サブタイと前書きどっちにしようか迷いました。
ユ「金髪の少女は…誰じゃろなー(棒」
髪の毛ポニーテールにしようか散々迷ったけど省いちゃったw
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