スーパーロボット大戦 Re:Boot   作:戯龍

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踏ん張る者には年齢なぞ関係ないみたいです


老いたる者とて

 星見町のアミューズメントパークに噂の『ゲームの達人』が現れたと言う。

大地に降り立った宇宙船を模したその施設は春風町の子供達にも人気の場所だ。

朝岡しのぶは当初その事を特に気にしては居なかったのではあるが。

 

 「何やってんの?おばあちゃん!?」

噂が気になった彼女が観に行った先で拳一達相手に勝ちまくっていたのは

若作りに変装しサングラスを掛けた彼女の祖母であった。

 

 華道教室をやっている母との反発で男勝りになった彼女としては

その一見愚行にも見えなくもない大人げない勝ちっぷりに見逃せる訳も無く、

恥ずかしいし、みっともないからと祖母を連れて帰ったのはつい先日の事だ。

 

 「…気になる。まさかまたつるんで何かやってるんじゃないでしょうね」

下校時の拳一達のそわそわし過ぎる挙動に不審を抱いた彼女が向かったその先では、

楽しそうに拳一達とUFOキャッチャーでぬいぐるみを獲得しあう祖母の姿があった。

 

(・・・そっか。おばあちゃんも寂しかったんだ)

勝負ではなく、純粋に遊びを楽しむ。そこに年齢の壁等は存在しないのだと、

しのぶも祖母の後ろ姿から学ぶのであった。

 

「あれ?このUFOキャッチャー壊れちゃったみたい。店員さん呼ばなきゃ。すみませーん!」

「ほぃほーい!道具が壊れたと言うのであれば、この儂にお任せぞーーい!!」

星見町内ではもはやお馴染みのギーグが何処からともなく駆け付けた。

 

 たちまちの内にUFOキャッチャーの躯体は機械獣へと改造されてしまう。

「皆、早くこのアミューズメントパークの外に逃げるのよ!そいつの狙いは明らかに景品なんだから!!」

ボールが友達の関和孝、通称チョビの持つ熊のぬいぐるみを執拗に狙う機械獣を外に誘導する。

駆け付けた歯車王によって巨大改造され「デビルキャッチャー」となって逃げまどう彼らに襲い掛かって来た。

 

 コックピットに招かれたしのぶの祖母の助けも借り、ゴウザウラーは無事に敵を下す事に成功した。

出動時こそ大人達を強制排除してしまう仕様のゴウザウラーではあったものの、それ以降であれば、

内部に大人を招き入れる事が出来るというのはザウラーズにとって大きな発見でもあった。

 

 長きにわたる航海は、時に老練な船長であっても避けられぬ事故や事件をもたらす。

たとえ完全自動化され、操縦士がゲーム感覚で動かせる最新鋭の巨大タンカーであっても同じ事。

その日、その老船長がとことん不運に見舞われていたことだけは、誰の目にも疑いようがなかった。

 

 ペンチノンの謀略により、あるはずのない障害物へと乗り上げた巨大タンカー。

それは老船長を核とした『EI-07』へと変貌し、鹿島臨海工業地域で別のタンカーをも吸収した。

さらに巨大化した怪物は、エネルギーを貪るようにそのままコンビナートを急襲した。

 

 「…で、そいつが強奪したのは、全部ガソリンばかりってことで間違いないんだな?」

火麻激参謀が、険しい表情で猿頭寺オペレーターに最終確認を求める。

「そうです。明らかにゾンダーは、EI-06の時のやり方を気に入ったようですね」

 

 メインモニターには、洋梨型の宇宙人の様な歪なタンカーが映る。

それは不気味な質量をたたえながら、東京方面に向けて悠々と海上を北上していた。

大河長官や麗雄博士も厳しい顔でそのタンカーゾンダーを睨み付けていた。

 

 「強奪されたガソリンの総量は既に約二十万トンか。万が一、あれが爆発すれば……」

陸地が駄目なら海上から。手口としては前回の単純な模倣に過ぎない。

しかし、ひとたび引火すれば半径二十キロ圏内が確実に灰塵に帰すのは明白だった。




 復興しつつある世界だからこそ年取った方々も頑張ってるという・・・当初GBNも絡めようかとも思いましたが今回はパス。
ユ「片方はゲームの達人じゃからなぁ・・・アカウント持っててもおかしくはないんじゃが」
ガンプラ格闘家にも喜々として戦いを挑んでそうですけどねw;
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