スーパーロボット大戦 Re:Boot   作:戯龍

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なにやらどっかで聴いた様なフレーズがあるようです


隠されしもの

 螺旋城のドッグ内。気が付かない間に背後を取られていた事に焦るベガではあったが、

その小型ロボは小首を傾げたままベガを見つめるだけだった。

(もしかして…個別の認識機能が無い?そうだ!試しにアレやってみましょう)

 

 「こほん…。そうだ。そこのお前、あの電童の空の電池を満タンの物と入れ替えるのだ!」

電童と凰牙は元々兄弟ロボ。もしも機械帝国が仕様変更をしてないのであればそれが可能となる。

「ワカリマシタ。ゴメイレイドウリ、デンチヲコウカンシテオキマス」 

 

 かくしてベガの思惑通り、小型ロボは何の疑いも持たず作業へと戻っていった。

(危なかった。よもやアルテアっていう奴と私を誤認するだなんて思わなかったわ)

凰牙を改造して機獣化させている可能性もあったがそれも今、消えた事になる。

 

 つまり、あの凰牙は元の仕様のままに近い状態である事を指し示している。

あの機体も2人乗りの筈だが、その問題はもう解決済みと言う事なのではあろう。

(でも、電童同様にパイロットは選ばれしヒトの筈。恐らく洗脳されちゃってるんだろうけど)

 

 機体の出目を考えれば一番考えられるのは彼女の親族であると考えられるものの、

アルクトスの文明は真っ先に潰された筈だ。よもや自分以外に生き残りが居るとは思えない。

…だが、その予想は直ぐに覆される事となる事を彼女はまだ知らない。

 

 碌に警備体制もされていない螺旋城の中をこそこそと探りまくっていたベガは

相変わらず仲たがいの様相で騒ぎまくっている銀河と北斗を捕らえた檻を発見する。

「ベガさん!やっぱり来てくれたんだね」「お遅ぇよ。こっちは喚き疲れちまったよ」

 

 「あんた達ねぇ…」どうやら電童に忍び込んでた事がとっくの昔にバレていたらしいベガ。

あれだけ騒いでいたのもベガを誘導する為のフェイクも兼ねての事だった様だ。

「兎に角、此処から電童で脱出するわよ!二人共、ギアコマンダーは手元にあるわね!?」

 

 にっかり。と笑いつつ隠し持っていたギアコマンダーを懐から取り出す二人。

「あいつら、碌に俺達の持ち物を調べようともしなかったからな。拍子抜けしたよ」

よもや真っ先に洗脳される可能性もあったかも知れない2人に苦笑いするしかないベガだった。

 

 

 一方…。あれから村の子供達に軒並み尻尾をモフられまくったらしいパルが

恥ずかしげに尻尾を毛繕いしながら言うこの「星」の現状を聞いていたヒロトは考察する。

(やはり、この「舞台」の設定は地球上ではありえなさそうな気がする)

 

 『エルドラ』。それがこの『星』の名前なのは確定事項だとしてもだ。

かつてはヒトと呼ばれるヒロト達そっくりな存在が満ち溢れ、

高度な文明を誇っていたらしいが今は昔。

 

 現在は、「ネコヒト」や「イヌヒト」と呼ばれる事もある彼らが

その文明の残照をひっそりと受け継ぐ形で命を育んでいるらしい。

そんな彼らの創生主の名前は『アルス』だと云う。

 

 この星を護る聖獣『クアドルン』という伝説の名の竜と共に

この星に襲い来る外敵からこの星を護ってきたとされているその存在。

されど『アルス』はある刻から姿を消してしまった。

 

 現在、聖獣『クアドルン』は傷付き秘境に籠ってしまい、

かの者に謁見出来るのは代々の神官の家系のみとされているのだとか。

つまり詳細を聞き出すにはまずあのフレディという神官の子に頼るしかないらしい。

 

「地域によってはスチームバンク的な文化を育んでいるらしいです」とパルも困惑気味だった。

傍から聞けば魔法あり、科学ありのRPGのフレーバーとしてはありきたりな要素満載ではあるが、

公式がこういった特殊ミッションを実装しないという保証は無いだけにヒロトもまだ確信を持てないでいた。




参戦こそしませんが、ほんのちょっとばかり某ケモノゲーの要素を匂わせてみました。二次創作の二次創作的な(ややこしい
ユ「まぁ本編には関係ないので、主はこれ以上のクロスはせん心算ではあるらしいがの」
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