スーパーロボット大戦 Re:Boot   作:戯龍

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俺がおれが的な?


蠢く悪意なき向上心

21世紀警備保障。その地下ラボの一角では、とある物質の解析が静かに進められていた。

それはダイ・ガードの『ロケットパンチ』によって、ヘテロダインから抉り出された破片。

後出しじゃんけんの如く突き出された、その鉄の指の間に挟まっていた「ソレ」である。

 

 赤木たちパイロットには知らされていなかったが、機体には秘密の機構が試験導入されていた。

その名も『独立稼働システム』。部位ごとに駆動を独立させ、操縦のGや負担を軽減する。

左腕を放ったはずの握り拳が、途中で右手の形状に変化したのもこれが理由だった。

 

 左右の換装を容易にする「指の接続位置切り替え機構」が、あの瞬間に完璧に作動したのだ。

百目鬼博士が盛り込んでいたその機能のおかげで、ヘテロダインの組織回収に成功する。

だが、もたらされた解析結果は、彼女の当初の予想を遥かに超えるとんでもない事実だった。

 

 その衝撃の一報は、即座に大河内社長をはじめとする21世紀警備保障の重役たちへ共有される。

「……それがヘテロダインの『核』、だと?」モニターを凝視する大河内の目が鋭く光った。

画面の向こうで、百目鬼が頷く。『そうよ。この六角形の断片こそが本体であり、最大の弱点』

 

 それはたった1個の核から構成される、緻密な多積層型の構造体。

これまでの攻撃の大半が無効化されていたのも、核以外の肉体が単なる身代わりだからに過ぎない。

『だけど恐ろしいのはね、身体のどこに核があるのかを外部から一切悟らせない点にあるわ』

 

 今までの撃破例は、偶然そこに核があっただけ。そう言い切る百目鬼の表情は険しい。

一見すると強固な固体だが、その実態はガラスのように、液体としての流動性も持っていた。

『今、複製パターンを解析中よ。上手くいけば、リアルタイムで場所を特定できるようになる』

 

 「しかし……位置が判ったところで、それをピンポイントで破壊できるのか?」

大河内の問いに、百目鬼はかつて世界を救った「偉大な黒鉄の城」の記録を引き合いに出した。

『かつて、グレートマジンガーが放った「グレートブースター」の選択は間違ってなかったのよ』

 

 『マッハ4に達する超音速と、あの圧倒的な質量。それを一点に叩き込んだからこその辛勝ね。

「フラクタルノット」と名付けたこの核の剛性は、控えめに言っても「超合金Z」並みよ』

「もっと早く、その事実が判っていればな……」大河内が悔しげに呟くのも無理はなかった。

 

 かつて、国連軍のOE兵器をもってしてもヘテロダインを倒しきれなかった理由。

それはOE兵器が広範囲を焼き払う「面」の兵器だったからだ。

巨大な標的の内側にある極小の「点」を射抜くなど、当時の技術では到底不可能だった。

 

 『とりあえず、核の場所さえ特定できれば、あとはそこを撃ち抜けばいいだけの話。

今、そのための専用『ツール』を突貫で製造しているから。もうちょっとだけ待ってて』

「核さえ抉り取れば倒せる」という明確な道筋が見えただけでも、彼らには十分な御の字だった。

 

 かくして完成したそのツールはダイ・ガードの確実な勝利を齎す事にこそ成功するものの、

百目鬼博士自身に関わるとある重大な、ともすれば忘れられがちな欠点を浮かび上がらせる事となる。

そんな事になるとはつゆ知らず、眼鏡を光らせながら今日も百目鬼博士は己の職務に没頭する。

 

 「なんだと…?そんなモノが21世紀警備保障に2つもあるだと?けしからん。とっとと接収せねば」

大河内体制に不満を持つ役員から情報を聞き出した毒島が防衛軍にその事をタレ込むまであと僅か。




 ようやくグレートブースターの有効性が立証されたけど、ダイ・ガードにそれに似たパーツ付けようってんだからある意味頭おかしい(誉め言葉)
ユ「とある女性博士と握手出来るんじゃね?百目鬼博士…」
うんまぁコンセプト的には良く似た装備付け…おっと誰かが来た様だ
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