スーパーロボット大戦 Re:Boot   作:戯龍

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こぅ、ゴリゴリとですね…


消せるもの、消せないもの

 ザウラーズの火山洋二は最近、6年3組の教師、弥生由里先生にお熱である。

クラスメートの女子達は彼が今より男らしくなるのなら。と歓迎ムード。

そんな折、由里先生が出掛けた先のデパートが火災に見舞われた。

 

 例に洩れず、壊れたアイロンをギーグが機械化獣へと改造してしまったのだ。

洋二は此処が見せ場と備え付けの消火器を抱えて単身デパートに乗り込む。

煤に塗れながらもゴウザウラーの自分の席に彼女を座らせる事に成功したのまではいいのだが…

 

 「私、年上の人が好みなの」学校で皆の見守る中、あっけなく撃沈する洋二と男性教諭達。

男まさりのしのぶは着る物すら無頓着だったが、拳一達のデリカシーのなさに呆れて彼らを追い回す。

結果として下校中に母にその姿を咎められ、一日着物を着る事を強要される事に。

 

 翌日着物姿で登校せざるを得なくなってしまった彼女を揶揄する拳一達であったが、

機械化帝国が空気を読む訳でも無く、壊れた旧式の携帯型ラジオを元にしたラジオデンジャーが現れる。

電波による攪乱波とアンテナを流用した二刀流の相手に苦戦するゴウザウラー。

 

 こんな時にまでおしとやかではいられない。とふっきれた彼女は、

変形機構に引っ掛かってしまった着物の裾を破りながらも

拳一からゴウザウラーの操縦を代わり、見事一本を敵から勝ち取るのだった。

 

尚、破れてしまった着物の裾は由里先生らの手によって補修されしのぶの母へと返却される事となる。

 

 

 EI-07の残照が光の柱として上空へと消えていく。ディバイディング・ドライバーによって

海に穿かれた特殊空間の中心部分からほんの少しだけ離れたその場所で、

ゾンダーコアを両手で掴んだままのガオガイガーがその登り消えていく光を見送っていた。

 

「炎竜、氷竜…。いや、『超竜神』。無事、左右合体出来たんだな…」

感慨ぶかけに凱が正面を見やる。その目線の先では青と赤の非対称に彩られた巨体が毅然と佇んでいた。

超竜神と超ツール・イレイザーヘッドの緊急投入によって辛くも敵の策を辛くも敵の策を打破したばかりだった。

 

 「凱隊長!随分お待たせしましたが無事、我々は合体を果たす事が出来ました」

シンメトルカル・ドッキングによって合体した彼らの精神もまた一つの人格として統合されている。

彼らにとって一か八かの現場での初合体は命令無視という形で成し遂げられた。

 

 EI-06の失敗を踏まえ、より大量のガソリンを満載したゾンダーを倒させた瞬間に自爆させ、

その破壊力でもってガオガイガーを撃破する。ヘル・アンド・ヘブンの最大の欠点を付き、

機体が持ち堪えたとしても中の凱だけでも確実に葬ろうとしたその作戦はあえなく霧散した。

 

 超竜神が、その腰のラダーアームとクレーンアームの二刀流で支えるのは巨大なバケツ状の発射装置。

今しがた光の柱の根源となった超ツール・イレイザーヘッドの白いヘッド部分も今、光へと還っていく。

超振動による原子分解による自己崩壊現象は発振部にまで及ぶ荒業でもあった。

 

 この機構のヒントになったのは先のダイ・ガードによるフィンガーネットアームの使用に因る所が大きい。

超振動によって周りを粉微塵にするヘテロダインを抑え込んだあの手法は実に有用性の高いものであった。

発振部こそ使い捨てとなるが、発射装置となる基部さえ残っていれば次弾の再装填による連続使用も容易となる。

 

 現在は発振部の大きさをそれまでの約3倍以上に引き延ばしたLサイズを開発中だ。

無論、撃った方の超竜神にだって反動が無い訳ではなかろうが、それでも損傷は最低限に抑えられる事だろう。

『ヨモヤ、ケシゴム二マケルトハ…』ペンチノンが東京某所の何処かの暗がりで呆然と呟いた。




何気に負けフラグが立ってる超竜神でした。
ユ「そぅそう一刀両断に…って鬼か己は」
でも彼にはあの技もあるし…(ぉ
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