スーパーロボット大戦 Re:Boot 作:戯龍
GEAR本部での測定の結果、ユニコーンドリルを得た電童の攻撃力は
最大で今迄の80倍にも相当する程の威力を誇るという。
螺旋城で交換した電池の解析も同時に行われており、それが終わり次第容量も増大するそうだ。
「名付けて『ハイパーデンドー電池』。これで一回の戦闘で必殺技を撃てる数も増やせます」
一本で日本全土の総発電力を1日分は賄える程の容量だが、これでも足りない方だと言う。
「そもそも一機で何でもこなそうというのが無理なんですよ。だから2機必要なんでしょうが」
Dr.井上が地下のラボで電池の改良をしつつも凰牙が造られた背景を考察する。
「データウェポンが12支を模しているのも『ツール』として考えれば妥当なんですがね」
その背後では北斗のギアコマンダーから勝手に出て来たユニコーンドリルが闊歩している。
「この様に『個』を確立してる所を見ると元々は実際の生き物だったんでしょう」
存在しない幻獣としての馬を模しているのではなく、その真逆。
だからこそ主導権はデータウェポン側にあるのだろうと彼は結論付けた。
一方、富士山麓近くの台地に設けられた「第三エネルギー基地」。
その工事現場では星見町で建設会社に拾われた例の3人組のチップ達が働いていた。
偶然が重なったとは云え高エネルギー供給用設備近くに潜伏出来る現状は彼らにとって好ましい。
「このネジ旨いバリ」「人間の食事とやらは口に合わんがこれはイケるダワ」「モグモグ」
ネジ等の合金類を好んで食べる彼らだったが人間に警戒される所かむしろ違和感無く溶け込んでいる。
漏れ出る高エネルギー波に寄って来るであろう電子の聖獣を彼らは手ぐすね引いて待ち構えていた。
『シャー』目論見通り現れた半透明の紫色の蛇の姿を確認した彼らは早速螺旋城に連絡を入れるのだった。
同時に工事関係者にその姿を目撃されたバイパーウェップの情報はGEAR本部にも齎される事となる。
「よっしゃ!今度は俺がインストールしてやるんだかんな!」遅刻ギリギリで出撃に間に合った銀河が吠える。
6年2組の金太には少々悩みがある。チームメイトの5年1組の銀河の様子が最近変だったからだ。
今迄以上に手強くなったのはいい。今年最後の柔道大会に掛ける彼としては頼もしい限りだ。
彼は秘密特訓の成果だと自慢してはいたが、あれは間違いなく実戦での場数を踏んでいる感触がある。
負けていられないと一人自主練をするその姿を一人の女の子が物陰からじっと見つめていた。
泣き虫3人組の一人、水原結花だ。彼女から話を持ち掛けられた級友達は皆で応援に行こうと盛り上がるが、
金太は拒絶。話を持ち掛けた結花は泣いてしまうが、大勢での応援はむしろ邪魔だと彼はすげなかった。
結局、拳一と結花だけが密かに応援に駆け付けるが、後少しで決勝戦といういい所で緊急連絡が入る。
「第三エネルギー基地」の工事現場から廃棄された電気ドリルが機械化獣されたというのだ。
このままでは基地が穴だらけにされてしまいかねない状況の最中、機械帝国の先兵まで現れ現場は大混乱。
拳一と結花は金太に連絡する事を止め、ザウラーズと合流する為に会場を抜け出そうとする。
既に試合の終わった銀河も家の事情とやらで早退し、やれやれと館内を見回してた金太がその姿を目撃。
何かあったと悟った彼だったが、試合を放棄すれば不戦敗はまぬがれない。
悩む彼だったが、どう考えたって試合よりも地球の危機の方が大事だろう。
敢えて不戦敗を選択し会場を後にするものの、合流する為の足が無くて困っていたその時、
しのぶがザウラーカートで迎えに来たのと鉢合わせし、それに便乗する形でランドステゴへと乗り込むのだった。
同じ学校ならではの事象のごっつんこ案件でした。尚、お互い正体を知らない前提だったりしてます。出動の度に派手に校舎が変形してるんですが電童側も出撃してたりで意外とバレてない状態という・・・
ユ「つまりまたこういうごっつんこな事件が起こる前提というか予告みたいなモンな訳じゃな」
まぁそういう事w;