スーパーロボット大戦 Re:Boot   作:戯龍

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ライオン繋がりじゃありませんよ


裏返されざるモノ

 黒の300にビークルモードで追いついた炎竜と氷竜。車体を覆う電磁波の影響を避ける為、

ラダーアームとクレーンアームで両脇から挟み込む事で車両の進行を止めようと試みるが止められない。

 『炎竜、氷竜、そこからゾンダーメタルの確認は出来るか?』

 

 『いえ。外見からでは確認出来ません』並走し続けながら確認する二体。

『ヘッドの鼻部分にも無しだ。無人である事は間違いないんだけどな』

ゾンダーなら特徴的な赤いジュエル状の意匠が何処かにある筈だが見当たらないと言う。

 

 「そうか…分かった。今迄の傾向なら比較的目立つ部分にある筈なんだがな」

明らかにライト部分が吊り上がってる等の些細な違いこそあれば後は至って普通の車両。

だが、このまま本線上を走らせておく訳には行かない。

 

 窓の外で飛行するギャレオンの横で路線上を走るライナーガオーのコックピットで

どうしてくれようかと考え込む凱に横のシートでシートベルトを締めて座っている護が提案した。

「ねぇ凱にいちゃん、それならさ、あの車両のお腹側にあるって事は無い?」

 

「お腹側?…床下の事か。成る程。それならぱっと見じゃ判らないかも知れないな」

鉄道車両を擬人化した場合、胸や腹側は地面に接した裏側となる。

つまりあれがゾンダーなら一度ひっくり返さないとゾンダーメタルの意匠は目視出来ない所にある事になる。

 

 仕組みとしては単純だがわざわざ脱線させてまで確認しようとまでは思わないであろう人間の

保守の取り組みの仕方の盲点を逆手に取った作戦と言えなくもないだろう。

抵抗もせずに走り続けるだけの不審車両を本線上で裏返すにもいかない。凱は即座に連絡を入れた。

 

 『了解した。確かその先に鉄道車両基地があった筈だ。ポイントを切り替えそこに誘導しよう』

GGG基地の判断でその車両基地へと車両を誘導する事になる。だが、それこそがゾンダーの狙いだった。

鉄道車両用基地に保管されていた複数の車両がジョイントし、EI-08へと組み上がっていく。

 

 その胸の部分に浮き上がるゾンダーメタル。本線を爆走していたのは唯の囮パーツでしか無かったのだ。

「本体は最初から此処に潜んでいたのか。だが自分からネタバレしたのは失敗だったな!」

例え強力な電磁波でその身を包もうとも、合体を果たしたガオガイガーの敵ではない。

 

 ディバイディングドライバーで基地から物理的に引き離されて車両の取り込みを阻止され、

超竜神のイレイザーヘッドで電磁波を消されたゾンダーロボは核を抉り出されて浄解された。

その中継映像をたまたま見ていた護の父、勇が慌てて彼の部屋の寝床に確認に赴く。

 

 だが、頭だけを布団から出して寝ている息子の姿をみてホッとした彼は部屋から出ていく。

そこに寝てるのが護に買ってあげたライオンのぬいぐるみだとまではついぞ気付く事は無かった。

 

 

 富士山麓山中。伊豆基地からの援軍と合流する為、移動したユイネであったが、

ついうっかり野営したのが失敗だったのか。と激しく後悔する事になっていた。

「…わーぃ。今度はおっきな白いネコさんじゃー(棒」

 

 ユイネの背後で彼女を護るが如く丸まって寝ているのはもはや言うまでもなく、

半透明の電子の聖獣、レオサークルであったりする。

「『自信』の次は『勇気』とかどんだけ感情に飢えとるんじゃ己らは…」

 

 野営は『勇気』ではない気がするが、巳の次は寅だけにその次が怖い。

「うっかり火ぃ焚こうもんならその次のアレも来る言う訳じゃな・・・こりゃ」

何気に吹っ飛ばされるフラグが立っている気がしないでもないが幸い此処は山の中。

 

 火の用心だけはしっかりしようと心に刻むユイネだった。




 寅なのにライオンなのはアルクトス仕様だからなんですよね。でも猫科だしそれ位の幅があってもいいのかもしれない。
ユ「冴島総監が居たらかっこいいからだ。とか言うてたかも知れんがのう…」
スーパーなビルドタイガーのドリルもサークルカッターにされてたかもw
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