「本当にいいの?」
「はい、もう……いいんです。」
「……一緒だね」
「そうですね…」
砂漠の地平線、そこに佇むは白髪な女性と黒より黒い髪を持った女性の二人きり、すでに寂れてしまった校舎の屋上にて憂いを帯びた諦めの表情を浮かべ空を見上げる。
満点な星空だった。
「本当に綺麗ですよね……ここ」
「……そうだね、ここで見るのは最後になるだろうから堪能しないとだね」
「……はい」
二人は身体を寄せ合いながら依然としてそこに佇む。
憂いを帯びたその表情は少しだけ解れ、それと同時に覚悟が決まったかのような顔つきになって行く。
彼女達は進むだろう、他の誰かに止められようとも意に返さずに……その先にあるのが地獄よりも苦しい虚無であることを知りながら。
「……だから言ったのに……あ〜あ中途半端に終わっちゃったね?」
「遮音性高すぎですってぇ!!」
現在ボクは瓦礫の布団の中で泣き言を言っている。
だってしょうがないだろう。音もしないのにいきなり上からレーザー飛んでくるし、あまつさえモロに食らうし瓦礫に埋まるしで不運でしかないのだから。
というなんで床が崩落するほどの戦闘音が真下にいたボクに聞こえないのだろうか……ミレニアムってどんな技術してるの?
「てか大丈夫かよ?頭チリチリになっちまってるぜ?」
「しょうがないじゃないですか、あんな高火力受けたらチリチリにもなりますって」
「ふふんっ!」
「褒めてませんからね?」
というか、これモロに干渉しちゃってない?この段階でゴリゴリに人見知りになっちゃったけど……え?ヤバくない……!?
もう遅いかな!?今からでもまだ…っ、ほんのギリギリ間に合うかもしれないので逃げますね!?
「いやぁ……怪我しちゃったかもですし、ボク医務室にでも行ってきますね」
「……おい待て、痛がってるのは本当だろうがよ、レイ……そんなに怪我してねぇだろ?」
ネル先輩が訝しむ。こういう時のネル先輩の勘は尋常ではない……
「嫌だなぁネル先輩?ボクだってそこまで頑丈じゃないですよ、あはは」
「また迷子になるかもだしなぁ?……あたしら全員ついて行ってやろうか?」
「……あはは」
くそうっ!見抜いてやがるっ!?そう、ボクの身体はかすり傷や軽い打撲程度で済んでいた、これならば医務室に行かずとも自然治癒で数刻もしないうちに治るはずだ。
遮音性の高い床の縦幅が厚いからなのかなんなのかは分からないが、かなり威力が相殺されていたので少しの怪我が出来る程度で済んだのだ。
「レイちゃーん!上までおいでぇ!」
アスナ先輩が上から手を振って呼びかけてくる。
そのアスナ先輩を見てニコニコと笑顔を振りまくが、頭の中はパニックである。
よし逃げよう…っ!
「…………っ!!」
「逃がさねぇっぞ!」
意を決して逃走をしようとするが、ネル先輩に後ろから手を掴まれてしまった、ボクの足は生半可な速度ではないというのに何故……
そんなの分かっている。足場が悪かったせいで本来の速度を出せなかったのが敗因か……っ!!……いや多分違うんだろうけど……!
「なぁ……レイそんなにあたしが嫌か?」
「へ?ちょ……!?」
壁際にまで迫られ、手を上に持ち上げられ壁ドン見たくなってしまっている。
なんでそんな寂しそうな表情するんですか?そんな素振り今まで見せなかったじゃないですか?……っ
「え〜と……告白ですか?あはは…」
「ちげぇよ、これは勧誘だ。なぁレイ、そんなに嫌なのか?」
「いや……えっと、嫌じゃ……ないですけど…」
「じゃあよ」
顔を近づけてくる、キスができてしまうほどに。
真剣な眼差しでこちら見つめ、そのまま……
"はい終わりだよネル"
「……わぁたよ」
「……っ!これが本当の告白イベントですねっ!?アリス真実を得ましたっ!!」
「だぁから!勧誘だって言ってんだろぉ!」
本当に勧誘だったのだろうか?
いや考えすぎだろう、ネル先輩ならそのイケメン行動で紛らわしいことをする可能性はあるし、何より自意識過剰だ。
「わ、わぁ……」
「わぁ……リーダー大胆!私もするっ!」
「……え?え?」
他の生徒達もやはり連想してしまったのだろう。
顔を赤らめたり、困惑していたり、少しの変化はあるが似たようなものだ。
「えっ……と」
「とりあえず、ほら医務室行くんだろ?あたしらも着いていってやる。いいな?」
「……はい」
"私も行くよ"
「そうかよ。」
あれ?なんでこんな空気悪そうなんですか……?
やっちまった。
なんであんなことをしてしまったのか自分でも分からない。レイを壁まで押し付けあまつさえその唇を奪おうとするなんて……
あの時あたしは、少し……いやすごく変な気持ちになってしまっていた。
確かにレイは良い後輩だ、優しく気遣いも出来るしなにより一緒にいて楽しい後輩だ。
だが、それだけでは片付けられない行動をしでかしてしまった。
確証は無いがきっとあたしは……
「ネル先輩?」
「ん?あぁわりぃ、考え事してた。」
「珍しいですね?」
現在レイは医務室のベットに横たわっている。
医者曰くかすり傷や打撲等々がある程度で、直ぐにでも治るようだが一応安静にしておこうと言うことになり、先生やアタシらC&Cの奴らが残っている。
ゲーム開発部の奴らはあたし達の目を盗んでいつの間にか逃げ仰せていた。
いつかまた出会うと思うので今はいい。
「レイ……年上は好きか?」
突拍子もなく聞きに行く。
我ながらどうかしてると思ったが、勝手に口が動いていた。
「……はい?」
"……"
先生がジトッとこちらを見るが関係がない。
チラチラとレイの方を見てるので、先生も明らかにその質問の答えを知りたがっているかのような素振りを見せるので同罪だろう。
「これは私達は出ていった方がいいのか?」
「なんだか少し湿気が……」
「私も気になるっ!どうなのレイちゃん!」
「えっと、まぁ、好き……ですよ?」
"やっぱりレイは大人びた人の方がいいのかな?"
「そう……なんだと思います。包容力があって、一緒にいて安心できるそんな大人びた人……ふふ、まるで先生みたいですね」
"え……!?えと、その、そう……かもね?"
「……」
「リーダーとか私たちもそうなの?」
「そうかもしれませんね。初対面もいますが、ネル先輩やアスナ先輩もとても安心します……ふふ、幸せ者ですね」
心臓が高なる。
本当に幸せそうな魔性と呼べる笑顔をするレイ、恥ずかしそうに足を組んで縮こまる小動物のようなレイ、その全てに胸の高鳴りを抑えられそうにない。
初めての感覚だ。
先程に先生のことを言われた時に軽く絶望したぐらいにはあたしはレイを好いているようだ。
まだ会って少ししか経っていないというのにもう既にここまで心を奪われてしまっている。
「……なるほど、リーダーが気にいるわけだ」
「見定めるつもりでしたが、大丈夫そうですね。」
「え?」
「それで、いつC&Cに正式に迎えるのですか?」
「え!?レイちゃんC&Cに入ってくれるの!?やった〜!」
「まだ入ると決めてないですからね!?」
今はいい。
あたしが必ずレイをC&Cの物に……いやあたしのもんにする、強引にはダメだ、ゆっくりじわじわと好意を向けさせてやる。
本当にあたしはどうしちまったんだろうな、恋する乙女は盲目だと言うが……ははっ、あながち間違いじゃねぇのかもな
「……んにゅ」
「眠いのか?」
「……はい少しだけ……眠い……です。」
「じゃあ寝とけ、仕事はまた今度でいいからよ」
「……でも……いえ、分かりました……おやすみ……なさい」
程なくして規則正しい寝息を立てるレイ。
あぁ本当に心を揺すぶられる……
「本当に良かったんでしょうか。あのまま帰ってしまって……」
「後で必ず謝らないといけないけど、今はしょうがないよ……」
「うう……罪悪感が……」
「他の生徒の流れ弾だったらこうはならないけど……アリスのフルチャージの弾だったからなぁ……」
相手に重症を負わせたという訳では無いが、少なくとも怪我を負わせてしまった、キヴォトス人なら問題ないとかそういう理屈ではないのである。
巻き添いを食らわせてしまった、室内でアリスの光の剣の全力で向かい打ってしまったことが引き金で崩落して激痛を負わせてしまった挙句にろくに謝罪もできていないことに気づいたゲーム開発部は、最初は逃げ切ったと大喜びをしていたが、アドレナリンがでていたゲーム開発部が部室に戻って少しすると次第に一人また一人と冷静になって行き今や皆して肩を落としている。
「アリス今から謝りに行ってきます……!」
「そうだね……ゲーム開発部相続以前に人としてダメだと思うし、C&Cと鉢合わせないように医務室にいるであろうレイさんに謝りに行こう!みんなで!」
「C&Cの人達にバレないように……ねっ!」
「わ、私も行きます……」
「いえ、元はと言えばアリスのせいです!アリスひとりで行きますっ!」
「え、……でも……」
その瞳は頑固なもので、ちょっとやそっとじゃ変えられぬように思えた。
だが、頑固なのはアリスだけではなかったようだ……
「だめだよアリス、アリスはもうゲーム開発部の一員だし、私たちの後輩だからね。」
「でも……」
「……アリス」
「……分かりました。手を貸してくださいっ!!」
「よし!じゃあ、レイさんに謝罪しに行こう大作戦……決行だねっ!」
「それは賛成だけど……C&Cやセミナーの人たちに見つかったらゲームオーバー……」
「高難易度のクエストだからこそ燃えるってものでしょ?」
「はいっ!その通りですっ!それではみんなっ!出発ですっ!!」
「「「「おー!!!」」」」
燃え上がるゲーム開発部達。
みなが団結しこれよりレイさんに謝罪しに行こう大作戦決行の狼煙が上がったのであった。
「また会ったね」
「……っ!」
「今回は逃がさないよ?」
「っがあっ!」
胸ぐらを捕まれ押し付けられる。
下も上も左右もない暗黒な空間でただ2人がそこにいる、一人はボクで、もう一人も……ボクだ。
「思い出してきた?……そうゆっくりでいい……全部思い出せ、今回は少しきつく突きつけてあげる。」
「……っ、や、やだ……」
「あはっ、この世界に来てから少し……いや大分幼くなったわよね。貴方は……」
恍惚とした様な安堵した表情で見つめられる。鷲掴んでいた胸ぐらを少し解きながら囁いてくる。
まるで我が子に教育を施すかのような……
「質問するわね。私は誰?」
「……っ……ボクだ」
「うん、そうだね。それで貴方はこの世界では何がしたいの?」
「干渉を……したくない」
「……中途半端だよね?」
「……っ」
中途半端……この世界に干渉したくないと言いつつ多大に影響を及ぼしてしまっている。
あの時点でアリスと出会った瞬間から既定路線からは大幅に外れてしまった……これからはボクが知らない世界を旅することになる。
「前世でもそうだったわよね。貴方が忘れ去りたい過去……この世界に来てから私が生まれた原因。」
「やめて……」
「いいや、今回はダメ、しっかりと分からせなくちゃいけないから……」
「……」
「私の存在……今すごく安定しちゃってるの。どうしてか分かる?」
「……」
「貴方は周りと親しくなりすぎちゃったからよ。こうして私が貴方に触れられるほどにね」
「……え?」
どういうことだろうか、何故した親しくしたらもう一人のボクの存在が強くなるのかは分からない。
だが、親しくなりすぎてるという点はボクにもわかる、元々ボクは彼女達と接することは本来ありえないのだ。
あの時先生が倒れていなかったら、ボクはきっとあの田舎町で一人で過ごしていただろう。
親しくしすぎるなと言う警告なのだと思う……
「まぁ、貴方には知りえないわよね。無意識下で私を生み出したのだから」
「じゃあ、なんなんですか?あなたは……」
こちらを目を細めながら見つめてくる。
少し悲しそうに少し寂しそうにそれと言って嬉しそうに見えた。
「…………私はあなたの罪悪感よ」
「……はい?」
「分かってるはずよ、思い出しなさい。寂しがり屋な貴方にはとても苦しくてとても辛い出来事を……それを受け入れなければいけないことを」
「……っ」
罪悪感……?ボクは……救われたはずだ。
先生に優しい言葉をかけてくれて、ここにいてもいいんだって少しは思えるようになって、ボクは……ここにいるのが楽しいはずだ。
罪悪感を感じるところなんて……
「私が言ってあげるわ。あの時ネル先輩に明らかな好意を向けてくれた時、貴方……辛そうだったわよ?」
「そんなことないですっ!!」
「いいえ、辛そうだったわ。本来ここにいてはならない貴方がここに来てしまったことにより、本来美甘ネルが先生に向くはずだった好意が貴方に向いた。それだけじゃない、小鳥遊ホシノの時も先生の時もそうだわ、あれらは明らかな好意をこちらに向けている。これらは本来ならば到底ありえない。でも貴方は気づかない振りをして目を逸らしていた。そうしないとよりもっと辛くなるから……」
「……ちが……ちがい……ます」
「私が証拠よ、これから私との会話を現世でも忘れることが無くなるわ。罪悪感が募って、私という存在が強固になってしまったから。」
「……」
思考が止まる。
ボクの気持ちに納得が行ってしまって、よりもっとボクが異端者なんだということが真に理解できてしまって……
あぁ……これからボクは……どうすれば
「中途半端なことはしない事ね」
「え?」
「ここが分水嶺よ、元の場所に戻ってずっと一人でいるのか、それとも進み続けるのか……」
「干渉しろってことですか?」
「違うわ。責任を取れって言ってるのよ」
もう一人のボクの手に力が入る。
その顔はとても苦しそうだった。
「責任……?」
「貴方はもう関わってしまった。関わってしまったのにも関わらず、好意を向けてくれた人達を無下にするなってことよ。」
「……」
「貴方は寂しがり屋、心が脆くてすぐにでも壊れてしまいそうだと言うのに変な理由をつけて自ら壊しにいこうとしてる。私は……見てられないのよ本当に」
「え……?」
ポタポタと涙が垂れる。
頬を赤で染め、ボクを押し倒してくる、その際に顔に涙が零れてきて頬を伝う。
「なんなのよ……本当に、前世からずっと辛い思いだったのにこの世界でもそうなの?バカじゃないの……?何度話しかけても怖がってろくに聞きやしないし、あえて強い言葉とか貴方が妄想で考えてたこととかありもしない事言ってみたりして覚えててもらおうとしても目が覚めたら忘れるし……」
「え?あっ、ご、ごめん……」
そのままの勢いで胸に顔を埋めてきたので恐る恐る頭を撫でてあげる。
今やっと理解できた、この子はボクを陥れるためではなく、ボクを心から救いたかったんだ。
それなのに、ボクはただ怖いだの干渉だの戯言を吐き捨てて、無視し続けていた、こんなにもボクのことを思っているというのに……本当にボクはバカな奴だ。
頭を撫でている間際にボクは覚悟を決める。ボクは進み続ける、干渉しないとかもう今となっては不可能だ。
倒れている先生と会ってしまった時点で計画は頓挫してしまった。
先生の頭の中にボクという存在は一度会ってしまったら忘れるわけが無いだってボクは先生の生徒なのだから。
その段階でもう……物語は終わってしまっていたんだと思う。
「本当にごめんね。ずっと見ていてくれたんだよね?ありがとう。これからは逃げないから、ちゃんと君と向き合うよ」
「……ばかぁ……」
多分この子はボクであってボクじゃない。
頭を撫でながら確信する、不甲斐ないボクのことを見続けてくれた小さい少女なんだ。
「ねぇ君のことをなんて呼んだらいいかな?」
「勝手に考えれば?」
「そうだなぁ……じゃあ、ミナって呼ぶね」
「ミナ?」
「うん、ミナ……改めて本当にありがとう」
その時世界が暗転する。
薄れゆく世界で最後に見たのは涙を浮かべながら笑うミナの姿であった。
「おいレイっ!レイっ!」
「……うぐ、ネル……先輩?」
「大丈夫か?涙なんか流して……」
"また、悪い夢でも見た?"
「あ、いえ……大丈夫です。これはそういう奴ですから」
「……?」
うん。覚えてる。
ボクは逃げないことを決めた、これからボクはこの世界がより良いハッピーエンドを迎えれるように、行動する。
干渉とかなんだとかは今はあまり考えないようにしようと思う。
既定路線通りに行くようには務めるが、その際に起きる悲劇をボクの全力をもって防ぎに行く……そう誓ったから。
『何カッコつけてるのよ』
「わっ!?」
「レイ……!?」
ミナらしき声が頭の中に声が響く。
ネル先輩と先生が目を見開きながらこちらを見つめてくるので凄く気まづい。というかなんでミナの声が頭の中に……!?
『名前をつけられた時に私の存在が明確に確立されたからじゃないかしら』
そういう仕組みなの!?
『知らないわよ私だって』
アリスとケイみたいな事なのだろうか?同じ存在だけど違う性格と違う価値観を持っている様な存在……てことかな?
"レイ……?本当に大丈夫?"
「だ、大丈夫……です」
「むちゃくちゃ目泳いでんじゃねぇか」
「そ、それより!他の人たちはどこに行ったんですか?」
「ん?あぁ、ゲーム開発部から果たし状が届いてな」
「……はい?」
"なんだか一騎打ちをするだとかなんだとか書いてあったみたいで、ネル以外の子達は先に行ったよ。これからネルも行くんだよね?"
「まぁ、挑まれちまったなら行くしかねぇわな」
果たし状?今更そんな古風なことをする生徒達だったかな?
そんなことを考えていたらネル先輩が重い腰を上げて荷物をまとめる。
「なんだか知らねぇが案外遠いんだよなぁ、罠なのは確実なんだが……」
「んまぁ、ネル先輩は最強ですもんね……」
「あぁ、その通りだ」
最強は断らない、いや断れないのだ。
断らないからこそ最強であり、ミレニアムのダブルオーとして存在できるのだから。
そして何より負けないだろうと確信できる。
「んまっ、ちょっくら行ってくるわ」
"なら私も行こうかな。"
「先生も行くんですか?」
"ふふ、寂しい?"
「ウザイです」
"言葉のオブラートは!?"
そして、この部屋にはボクただ一人になった。
ミレニアムの医務室の数は尋常じゃないほどあり、ボクの医務室は当然が如く無人であった。
「ふっふー!上手くいった!!」
「お姉ちゃんにしては頭が回る」
「にしては!?」
果たし状を出したゲーム開発部は今現在レイが居るであろう病室に全速力で向かっていた。
果たし状で示した場所とは真反対に直進しているのが今の現状だ
「だ、大丈夫かな?後で報復……だとか?」
「あ、アリスすごく怖いです……」
「大丈夫でしょ、ネル先輩もそこまで心狭くないって!」
ゲーム開発部の面々はヴェリタスの力を使い医務室にC&Cが動いていないことを把握し、メールにて偽の果たし状を添付して見せたのだ。
そしてこの作戦はこの作戦は大成功しするのであった……
「こ、ここが……」
「はい……、レイさんがいるところですね……」
「あ、あける……よ?」
ユズが恐る恐る扉に手をかける。
そして少しつづ中の様子が顕になっていくのだが……
「わぁぁ!!ごめんってぇぇ!!!え?この前の服……?いやあれはすぐに片付けようと……!あっ!?ご、ごめん!!本当に!しっかりやるっ!本当にっ!!というか、案外ミナも寂しがり……嘘です!!すみませんっ!!ごめん本当に…っ!頭痛いからァァ!……んえ?」
「「「「………………」」」」
こちらに気づいたようだ
「………………いらっしゃいませ、どうしました?」
「「「「失礼しましたぁ!!」」」」
「ごめん本当に誤解だからぁぁぁぁ!!!」
レイさんに謝罪しに行こう大作戦……頓挫の危機……?