「あぁなるほど、そういった反応を見せましたか……クク、創成者め、面白い"魂"を持ってきましたねぇ……」
「えぇ、今や亡き創成者……"あれ"が産まれない世界の方に圧倒的に多いのですから、この世界の創成者は中々いい活躍をしたものです。」
「そういうこったっ!」
二人……いや三人でしょうか。
ゲマトリアのゴンコンダとデカルコマニーから情報を貰っている。
にしても、白宮レイが産まれて来ない世界がある……白宮レイを観測できない世界など考えたくもない。
あの神秘は解明せずには居られないほどに魅惑的で勝つ蠱惑的なものだ。
「創成者…彼の者はさほど遠からず死に至るべくして至る。そう言った荒業を用いて崇高へ至ろうとしていました。シッテムの箱の主が来る前には事切れる運命にあることは誰の目から見ても必然……」
「そういうこったっ!」
「やめておけとは前々から言っていましたが、その探究心はやはり止められませんでしたねぇ……」
「仕方がないですね、あの無防備な状態で色彩に観測されないわけがないのですからあれは……」
「そういうこったっ!」
前々から創成者には小言を言ってきたが、聴き入れずに研究を進めてしまったのだろう。
まぁその結果白宮レイを手にすることができましたが、創成者にとっては道半ばでしょうねぇ。
「あぁ、そうだ。アヌビスにも接触していましたよ?」
「死の神ですか。なるほど本質的には同じ…興味深い。それに……クク、本当に創成者は面白いものを持ってきた……」
「そうですね。我々は非常に運がいい、"アレ"が生まれてくるどの時間軸でも全く同じ個体が生まれることなど到底ありえないのですから。」
「まぁそういうこった!」
あぁ面白い、もっと観測させてください白宮レイ。
貴方の行く末をこの私……いえ、ゲマトリアが見守っています。
「えぇ〜?もぉ帰っちゃうの?」
「うん、長くお世話になる訳には行かないからね」
「先生も?」
"そうだね、元々もっと早く帰る予定だったし"
アビドス高等学校の下駄箱での会話だ。
今いる人はホシノちゃんと先生とボクの三名のみだ。
ホシノちゃんはこれからパトロールに出るらしく、先生はボクと一緒の電車に乗る。
アビドスはとても居心地がよかったが、流石に長くいる訳にも行かないので、今日でもう帰ろうと思う。
まぁ、帰る場所というか家は無いのだが、それはおいおいである。
「お別れの挨拶はみんなに言わないの?」
「そうしようとは思ったんですけど……」
"朝の電車これしかないもんね……"
「あぁ……」
別に挨拶をしたくない訳では無いのだ、だが朝のうちに帰るには皆がまだ寝ているこの時間帯しかなく、皆より早く行かなくては行けない。
「それじゃあそろそろ……」
「うん、またね。レイちゃん」
「うんっ!」
"え?私には?"
「も、もちろん忘れてないよぉ〜」
"ふふ、冗談だよ。またねホシノ"
「うん……またね」
どこか寂しそうなホシノちゃんを見て、またここに来なくては行けないなと思う。
シロコさんとの約束もあるのだ、きっとまたここに……
"それじゃあ、行こっか"
「はい」
ボク達は各々の行き先を目指して、アビドスの駅へと向かう。
先生とボクでは歩幅が違うが、先生がボクに合わせて隣合わせで歩いてくれていた。
こういう所が生徒からモテる秘訣なのだと思う。
「遭難しないといいですね本当に……」
"お、お互いに経験者だし、同じ轍は踏まないと思うなぁ……あはは"
「フラグにならないことを祈ってますよ」
出発する前にホシノちゃんに言われた通りの道順を辿ってはいるが、目に付くランドマークが見つけずらい事もあり、下手したらまた遭難である。
今回は先生もいるし、なんとかなるとは思うのだが砂漠を舐めてかかって死にかけたことがあるので用心すること不足はなしである。
"ねぇレイ、嫌なら別にいいんだけど、どこかの学園に所属する気はないの?"
「ないです。」
ここはハッキリさせた方がいいと思う。
ここに来るまで色々考えたのだが、やはり線引きは必要だ。
"即答するね?"
「あはは、まぁ、そうですね。沢山考えましたから。」
"なら、これ以上は何も言えないかな"
「はい、そうしといてください」
正直言ってちょっと羨ましかったりするのだ、普通に学園に通って普通に友達を作って普通に遊ぶことが羨ましい。
でも、身体に精神年齢がかなり引っ張られてはいるけれど大人であり、この世界を揺るがす異分子。
先生に次ぐ特異点であることには変わりない。
だが、以前の様に一人でいることもしたくない。
少しばかり友人を作りすぎてしまったからなのか、手放したくないと心に思う。
「……寂しがり屋なのかもしれませんね。」
"え?なんて?"
「なんでもないです。それで……話すことがあるとはこの事なんですか?」
"そうだよ。でも心配要らなかったみたいだね"
「ふふ、本当に先生みたいですね」
"本当に先生なんだよっ!"
そうだった。本当に先生なんだった……
忘れていた訳ではないが距離感が本当に友達な為にたまに忘れてしまう。
ふと思ったのだが、この時間軸のブルーアーカイブをプレイしてる人とかいるのだろうか……
その人達にボクのことを認識すらされていないといいなぁ……
1.名無しの先生
いやぁ……よかったですね。アビドス編……
2.名無しの先生
ホシノぉぉぉおおお!!!よかったぁぁあ!!
3.名無しの先生
黒服……なんなんだアイツ
4.名無しの先生
ゲマトリアだっけ?変な組織もあるもんだ。
5.名無しの先生
ユウカのスチルと黒服のスチルが似ている……つまりそういうことかっ!?
6.名無しの先生
陰謀論先輩ちっすちっす
7.名無しの先生
というかさ、プロローグに名前だけ出てたレイって誰なんやろね。立ち絵とか無かったけど
8.名無しの先生
あ〜アビドス編でも名前しか出なかったしな
9.名無しの先生
というか長距離スナイパー誰なん?
10.名無しの先生
十中八九レイって生徒じゃね?イオリの足舐めに行ったあとの電話でレイって名前ごりごり出てるし
11.名無しの先生
なんだか意図的に存在はぐらかされてるよなぁ
12.名無しの先生
信頼できる護衛……だっけ?先生とかなり親密だよな
13.名無しの先生
今はとりあえず、アビドスの子達が幸せになることを本気で思ってるよ……
14.名無しの先生
それはそうっ!
15.名無しの先生
便利屋とか破天荒だったけどかっこいいところはかっこよかったぜ……
16.名無しの先生
てかBGM良すぎて無限リピしちゃうんだけどあれw
17.名無しの先生
それなwミームになるかもなw
18.名無しの先生
テッテテーレテレテレテテッテレー
19.名無しの先生
や、やめろおぉ!!無限に頭に流れ続けるんだそれぇ!!
20.名無しの先生
分かりみが深いねぇw
194.名無しの先生
まだ第一章だから考察の材料がまだまだ足りないからなぁ……
195.名無しの先生
憶測になっちゃうもんね。
196.名無しの先生
おや?もうこんなにレスが……
197.名無しの先生
んま、また次の章終わった辺りで作るわ
198.名無しの先生
おっけおっけ、楽しみにしとくわ
199.名無しの先生
俺には分かるね……レイって子は俺の推しになるって
200.名無しの先生
↑なんだこいつ
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第一章は終わりになります。
ここからは読んでも読まなくてもいい所ですが、キャラの内面を知れることを書いてみました。
白宮 レイ
年齢 十五歳
学年 一年生
所属 なし
身長 百四十四cm
好きな食べ物 イチゴ
嫌いな食べ物 人参
現在白宮レイ
物語に過度な干渉をしなければ多少は関わりを持ちたいと思ってしまっている。
アビドスに妙な気持ちや感覚を持ってしまっていることに疑問を抱いているが未だその正体に気づけずにいるが、まぁいいかという具合に楽観的に考え日々を過ごす。
根は寂しがり屋な甘ちゃん気質であり、頼まれ事や約束、変な言い回しなどされた際には基本断れない。
ブルーアーカイブ本編が始まる前は何処か諦めた心持ちでいた為にズバズバと依頼やら何やらを断ることができていたが今は無理だそうな。
◇
先生
名前?⃞?⃞?⃞
年齢 二十一歳
身長 百七十五cm
バストサイズ 秘密
好きな食べ物 チョコレート
嫌いな食べ物 なし
現在の先生
転生者や憑依者という訳でもなく、外から来た人物とされている。
何よりも生徒優先で自身のことなど考えてすらいない生粋の聖人枠である。
だが、白宮レイにのみ生徒という組み分けから外れている節が見受けられ、親しい友人関係または親子のように見えるようだ。
また、白宮レイに少しばかり信頼しすぎている部分も否めない為、本人的には気おつけているらしいが、つい頼ってしまうとのこと。
「あ〜あ……また関わりを持っちゃったわね……レイ……」
第一章アビドス編はここで終了です。
次回からパヴァーヌ編になると思いますが、第一章で学んだことを活かして書いていこうと思います。
どうか今後ともよろしくお願いします。