GM:さて、この街には魔王軍の略奪部隊が向かっているわけだが、ここからどう迎え撃つかを考える作戦会議なシーンだ。
足柄:腕が鳴るわね!
神通:一騎駆けして、首級をもらうというのは?
足柄:いいわね!
GM:相変わらず物騒だな。敵の情報くらい聞けよ(笑)
足柄:それもそうね。
GM:こいつらは魔王軍の兵站を賄うため、物資や食料、労働力を徴発するための連中だ。精鋭ではないが役割上数が多い。撃ち漏らせばこの街の人たちに被害が出るぞ。
神通:それは、負けられませんね。精鋭ではないのが少し残念ですが(不敵な笑い)
GM:だが味方もいる。お前たちが地図と睨み合っていると、作戦会議の席上に、新たなパーティが入室してくる。彼らの姿を見て、同席する冒険者たちの間におおっと歓声が上がる。「話は聞いた。魔王軍の侵攻部隊は、僕たちが引き受けよう」と言って出てきたのは、傭兵部隊『鷲の団』のグリフォン隊長だ。彼はこの世界で五本の指に入る剣士で……。
神通:その人、敵ですね。
GM:へっ?
足柄:そうね。裏切るわ。
GM:いやまて、こいつまだ登場したばかりだぞ。
神通:鷲か鷹か知りませんが、そのような名の知れた傭兵団なら、もっと稼げる場所で戦っている筈です。
GM:それは、ちょうどたまたま戦場に向かう途中で……。
足柄:そんな理屈は良いのよ。こいつ強そうだもの。裏切ってくれた方がむしろ手っ取り早く戦えるわ! ねえ、裏切るわよね?
神通:待ってください足柄さん。このような相手が無策で現れるわけがありません。このギルドは既に……。
足柄:(にやりと笑って)囲まれてるってわけね。
GM:えっ?
神通:そうです。私たちをこの街ごと消してしまえば、魔王軍の進路上にもう障害はありません。いえ、恐らく既に、別動隊が王都を……。
GM:えっ? えっ?
足柄:なんて悪辣な作戦! 流石ていと……GMね! ゲームとは言え、戦えて光栄だわ!
神通:そうですね。智将と名高いていと……GMの繰り出すシナリオ、これほどのものとは!
GM:そ、そう? 俺も楽しんでくれて嬉しい、かな(目を泳がせる)
足柄:でもやることは変わらないわ。目の前の敵を叩き潰して、すぐに王都に向かいましょう。
神通:そうですね。では、行動値を出してもよろしいでしょうか?
足柄:敵の配置は? 何体いるの? 20体? 100体?
GM:えー、ごめん。ちょっと時間もらっていいかな? お前らがやる気ありまくりだから、敵のデータを上方修正するわ(←嘘は言ってない)
足柄・神通:(歓喜の表情)
GM:(どうしようこれ?)