第14刻 古い時計
旧校舎が年に一度の大掃除に入ったため、今日の部活の定例会議は兵藤家で行うことになった。
一誠、リアス先輩、朱乃さん、木場くん、小猫さん、アーシアさん、そして私。居間に全員が集まると、それなりの密度になった。座布団が足りず、途中で一誠が押し入れから追加を引っ張り出す一幕もあった。
会議自体は穏やかに進んだ。旧校舎の掃除が終わる時期の確認。次の依頼の割り振り。朱乃さんが集めてきた近隣の異常報告。特に緊急性のある議題はなく、いつもよりのんびりとした空気だった。
一段落したところで、一誠のお母さんがお茶と菓子を運んできて、それから、なぜか一冊のアルバムを持ってきた。
「せっかくだから、みんなに一誠の小さい頃の写真を見てもらおうと思って」
「母ちゃん! それはやめてくれ!」
止める間もなく、アルバムは開かれた。
「あら、可愛い」
リアス先輩が最初に反応した。表紙をめくった瞬間の一枚に、もう頬が緩んでいる。朱乃さんも身を乗り出す。
「まあ。一誠くん、こんな時期があったのね」
「可愛いです!」
アーシアさんは素直に喜んだ。目を輝かせて、ページをめくるたびに小さく声を上げている。
「……幼児体型」
小猫さんの一言は短かったが、的確だった。
「おむつ姿で転んでいる写真もありますね」
「ミライまで!?」
私は写真の中の一誠を見て、確認できた事実を述べただけだった。感想を求められれば、事実を答える。それだけのことだ。
「やめろ、恥ずかしい……」
一誠は顔を赤くしながら、必死にアルバムを取り返そうとしていた。誰も手放さなかった。むしろ、全員がページをめくる速度を上げた気がする。
三歳くらいの一誠が泥だらけで笑っている写真。七五三らしき晴れ着姿。小学校の運動会で盛大に転んでいる瞬間を捉えた一枚。どれも、目の前で騒いでいる男の来歴を、確かに証明していた。
その中の一枚で、木場くんの手が止まった。
幼い一誠と、同じ年頃の少年が並んで写っている写真だった。二人とも、まだ小学校に上がったばかりくらいの背丈で、笑顔で並んでいる。二人の間に、一振りの剣が写り込んでいた。
木場くんの笑顔が消えていた。写真全体ではなく、その剣だけを見ている。指先が、写真の上でぴたりと止まっていた。周囲の賑やかさが、その一角だけ、急に音を失ったように感じられた。
「木場くん?」
私が呼びかけると、反応がわずかに遅れた。普段の彼なら、名前を呼ばれて反応しないことなど、まずない。
「……ああ、すみません。何でもありません」
声が、少し硬かった。表情はすぐに元の穏やかさへ戻ろうとしていたが、その戻り方自体が、いつもより不自然に早かった。
一誠が写真を覗き込んだ。
「ああ、これ。小さい頃の幼馴染だよ。こいつ、親の転勤で外国に引っ越したんだ」
一誠は記憶を探るように、写真へ顔を近づけた。
「これは、向こうに行く前に撮った写真だったかな。その剣は、あいつの家にあったやつで、一緒に撮っただけだけど」
「その剣について、何か知っているかい?」
木場くんの質問には、いつもの穏やかさの下に、何か張り詰めたものがあった。声の高さは変わっていないのに、そこに含まれる重さだけが変わっているように感じた。
「いや、特には。当時はガキだったし、剣がどうこうなんて興味なかったから。」
木場くんは、しばらく写真を見つめていた。数秒だったはずだが、その場にいる全員が、なんとなく口を挟むのをためらうほど長く感じられた。
それから、静かに言った。
「形状と、鍔の意匠から見て……これは、聖剣の一種だと思う」
部屋の空気が、少しだけ変わった。
「聖剣って、教会の……?」
「ええ。ただ、これがどの聖剣かまでは、写真だけでは断定できません」
リアス先輩も、一度だけ木場くんへ視線を向けた。何かを確かめるような目だったが、その場では何も言わなかった。
木場くんは写真をそっとアルバムへ戻した。その手つきが、驚くほど丁寧だった。まるで、写真そのものが壊れ物であるかのように。指先が触れる時間も、他のページをめくる時より、僅かに長かった。
私は、聖剣というものの詳しい事情をまだ知らない。教会に関係する神聖な武器、という程度の知識しかなかった。ただ、木場くんの反応が、いつもの彼のものではなかったことだけは覚えておくことにした。
小猫さんが、ちらりと木場くんを見た。何かに気づいたような目だったが、彼女も何も言わなかった。朱乃さんも、いつもより少しだけ静かにお茶を口へ運んでいた。
深く聞くことはしなかった。本人が話したくないことを、こちらの好奇心だけで開かせるべきではない。今、この場で聞いたところで、木場くんは笑って誤魔化すだけだろう。それは、彼にとって親切な問いではない。
会議は、その後もいつも通りに進んだ。ただ、木場くんの相槌が、ほんの少しだけ遅れがちになっていることに、私は気づいていた。
会議が終わり、私は一人で店へ戻ることにした。
一誠は、これから悪魔の仕事があるらしく、途中で別の道へ向かった。玄関先で靴を履きながら、「今日は遅くなるかも」と言い残していった。誰と契約するのか、どのような相手なのか、私には分からない。分かる必要もなかった。
歩きながら、木場くんの表情が頭に残っていた。あの反応は、単なる驚きではなかった。忘れたかったものを、不意に目の前へ置かれたような顔だった。驚きなら、もっと表情が動く。あれは、動かないようにしている顔だった。
木場くんの中にあるものは、私の知らない過去だ。分からないものへ勝手な形を与え、理解したつもりになるのは、乱暴なことだと思った。
人には、触れられたくない場所がある。私にだってある。時の魔王。名もなき神々の王女。あの名前を聞かれた時の部室の空気を、まだ覚えている。誰かに土足で踏み込まれることの居心地の悪さは、身をもって知っているつもりだった。
気になる。それだけは事実だった。けれど、気になることと、踏み込んでよいことは違う。
夕暮れの商店街を歩きながら、そんなことを考えているうちに、店の看板が見えてきた。
店に戻り、シャッターを開けた。
預かっている時計の整備記録を確認しながら、一人で店番を始める。いつも通りの午後だった。修理待ちの腕時計を二つ片づけ、電池交換の依頼を一件済ませ、伝票を整理する。
窓から差し込む光が、いつもの棚を、いつもの順番で照らしていく。壁の時計たちの音が、雨のように店内へ満ちていた。この音の中にいると、木場くんのことも、少しだけ頭の隅へ落ち着かせることができた。
けれど、頭の隅に追いやれないものが、もう一つ残っていた。婚約パーティーの会場で見た、赤い光の輪。火宮チナツ。
あの後、何かが起きたわけではない。彼女がこちらへ近づいてくることもなければ、私へ声をかけることもなかった。私も、結局は何も尋ねられないまま現世へ戻ってきた。サーゼクス様と話していた、ということしか分からない。
あの女性が、本当に私の知る火宮チナツなのか。ただ同じ姿をしているだけなのか。なぜ頭上にヘイローがあったのか。そして何より、どうして私の中にしか存在しないはずの知識が、この世界で人の形を取っていたのか。
答えは、一つもなかった。
夢や見間違いだったと片づけることもできない。あの赤い輪を見た瞬間に浮かんだ名前は、考えて導き出したものではなかった。知っていた。初めから、その姿も、名前も、彼女がどういう人物なのかも知っていた。
だからこそ、分からなかった。私の中へ流し込まれた記憶は、本当にただの補完にすぎないのか。それとも、あの学び舎も、そこにいた少女たちも、実際にどこかに存在しているのか。
もしそうなら、私がアリスの姿をしていることも、偶然ではないのかもしれない。
考え始めれば、疑問は際限なく増えていった。けれど、今の私には確かめる方法がない。私は整備記録へ視線を戻した。分からないことを考え続けても、答えが生まれるわけではない。
それでも、火宮チナツという名前だけは、どうしても頭の奥から消えてくれなかった。
カラン、と入口の鈴が鳴ったのは、その時だった。
入ってきたのは、見知らぬ中年の男性だった。落ち着いた服装で、物腰も穏やかだった。仕立てのよい上着を着ていたが、それを見せびらかすような雰囲気はなく、ただ自然に着慣れているように見えた。
「いらっしゃいませ」
「兵藤一誠くんから、ここを紹介されてね」
「一誠からですか」
一誠が私の仕事を、契約相手へ勧めていたことが少し意外だった。
「先ほど、酒席の話し相手をしてもらったんだ。彼自身には酒を飲ませていないよ」
「それなら安心しました」
「話の途中で、この時計が最近少し遅れるとこぼしたら、君の店を紹介してくれてね。なかなか面白い少年だったよ」
「迷惑をかけませんでしたか」
「いや。彼は十分な働きをしてくれたよ」
契約。
一誠が、初めて悪魔として結んだ契約が無事に終わったということらしい。それを、この客の一言で知ることになるとは思わなかった。本人からは、まだ何も聞いていない。
「それは何よりです」
私はそれだけ答えた。安堵はしたが、詳しく尋ねることではない。契約の中身も、相手が誰だったのかも、私が知るべき情報ではないだろう。
「今日は、これを見てほしくてね」
男性は、革張りの箱を取り出した。使い込まれているが、手入れの行き届いた箱だった。
箱の中から出てきたのは、一つの懐中時計だった。
最初に見た瞬間、意識が仕事へ切り替わった。
一見すると、華美な装飾のない古い懐中時計だった。宝石も、過剰な彫刻もない。上質ではあるが、地味な佇まいだ。カウンターの上に置かれたそれは、何も知らない者が見れば、少し上等な古時計としか思わなかっただろう。
けれど、ケースを手に取った瞬間、指先が違和感を拾った。文字盤の仕上げ。針の形。蝶番の合わせ。どれも、知識のない人間なら見過ごしてしまうほど控えめだったが、通常の時計とは明らかに違っていた。重さの配分。表面の艶の出方。竜頭を回した時の抵抗感。そのすべてが、量産される時計の作りとは根本から異なっていた。
「……少し、確認させていただいても?」
「もちろん」
ルーペを目に嵌め、専用の工具を使って慎重に裏蓋を開ける。
息を止めた。
受け板の独特な曲線。輪郭に施された面取り。石の留め方。歯車の歯先にまで施された仕上げ。どれもが、単なる機能のためだけに存在しているのではなかった。美しさのための細工が、機能の中に溶け込んでいる。
特に、三番車を支える受け板の先端に施された、小さな三日月形の切り込み。装飾ではない。調整時の視認性を高めるために、その時計師だけが用いた特徴だった。
内部の作りが、尋常ではなかった。少なくとも百年以上前の技術だ。それにもかかわらず、部品の加工精度と仕上げは、今の時代の量産品を遥かに上回っている。
工房名も、製造番号も見当たらない。偽物だからではない。一般への販売を想定していないのだ。
これは、特定の一人のためだけに作られたものだった。
時計の歴史を学んだ者なら、誰もが一度はその名を目にする伝説的な時計師がいる。受け板の独特な曲線も、石を留める細工も、三日月形の切り込みも、彼の作品に共通する特徴だった。専門書に載っている図版を、何度も見返した記憶がある。
けれど、私が知る限り、公開されている作品目録に、この時計は存在しない。
「……これは」
「何か問題があるのかい?」
「問題というより、なぜこれが個人の手元にあるのかが分かりません」
「本物だと思うかい?」
「分からなければ、時計店を名乗れません」
私は内部の細工を、もう一度確かめた。角度を変え、光を当て直し、拡大鏡越しに石の留め方を見比べる。
本物だ。疑いようがない。
だが、私が本当に驚いたのは、その希少価値ではなかった。
この時計は、長年にわたって日常的に使われ続けている。
竜頭には、何度も指で巻かれた摩耗の跡があった。ケースの縁は、長い使用によって僅かに丸みを帯びている。細かな傷は無数にあるが、落下や乱暴な扱いを思わせる大きな歪みはない。
箱に仕舞われたまま保存されてきた時計ではなかった。内部を見れば分かる。何度も分解され、整備されてきた痕跡があった。それも、乱暴な修理ではない。過去の整備担当者は、原型を尊重し、必要最小限の部品しか交換していなかった。古い部品を、可能な限り生かし続けている。
修理の跡そのものが、幾つもの時代を跨いでいた。ある部分には古い工具の跡が残り、別の部分には、より後の時代の技法が見える。一人の職人が手掛けたものではない。何世代もの整備者が、この時計へ触れてきたということだ。
歴代の整備者は、いずれも相当な技術を持っていたのだろう。素人が手を入れれば、必ずどこかに歪みが残る。この時計には、それがなかった。
この時計は、大切に保管されてきた美術品ではない。誰かが、今日まで使い続けてきた日用品だ。傷も摩耗も、隠すべきものとして扱われていない。
「……随分と、大切に使われていますね」
「そうだね。私にとっては、そうだ」
男性は、それ以上多くを語らなかった。
私は竜頭を慎重に巻き、音を確認した。完全に止まっているわけではない。けれど、動きは重い。測定器へ載せ、文字盤を上にした状態と、竜頭を下にした状態で歩度を比べる。振り角が低い。姿勢を変えた時の差も大きかった。
致命的な故障ではないが、油はすでに役目を果たしていない。主ゼンマイも、本来の力を出せていない可能性があった。歯車一枚一枚は健全に見えるが、全体として動きが鈍っている状態だった。
測定結果を確認しながらも、持ち主のことを考えずにはいられなかった。
これほどの品を注文できる立場にあった人物の子孫。最初の注文主から、正式に受け継いだ家系。あるいは、名工本人や注文主と近しい者へ、記録に残らない形で譲られた可能性。
一つずつ並べてみても、どれもしっくりこなかった。子孫が受け継いだにしては、扱い方に緊張がなさすぎる。譲り受けたものにしては、馴染み方が深すぎる。
歴代の所有者へ受け継がれてきた品なら、どこかで扱い方の癖が変わるはずだ。鎖の擦れる位置。竜頭に残る摩耗の方向。ケースの片側へ偏った細かな傷。持ち主が変われば、使う手も、持ち歩く場所も、竜頭を巻く角度も変わる。その違いが、長い年月の中で僅かに積み重なるはずだった。
けれど、この時計に残る使用の癖は、不自然なほど一貫している。
そして、あり得ないと分かっていても、頭の隅に浮かぶ仮説が一つあった。
製作された当時から、同じ持ち主が使い続けている。
馬鹿げている。人間のまま百年以上生き続ける者など、普通は存在しない。悪魔や天使のような長命の存在なら、話は別なのかもしれないが。もっとも、この学校に来てから、あり得ないと思っていたものにいくつも出会っている自覚はあった。
それでも、この時計の摩耗の仕方を見ていると、完全には切り捨てられなかった。
高価な骨董品を受け継いだ者が、慎重に扱っているようには見えない。この時計の扱い方が、あまりにも自然なのだ。
特別な品だから大切にしているのではない。長く使ってきた自分の時計だから、必要な手入れを続けている。そういう扱い方だった。
私は、その疑問を口にしなかった。入手経路は、整備に必要な情報ではない。時計職人が、客の私生活や家の事情を、好奇心だけで尋ねるべきではない。盗品を疑うような不自然な痕跡もない。この人が、この時計の価値を十分に理解し、大切に扱っていることは明らかだった。
聞きたいという気持ちと、聞いてよい質問は、別のものだ。この店で働くようになってから、それだけは徹底して叩き込まれてきたことだった。
「状態をご説明します」
私は工具を置いて、姿勢を正した。
「故障しているわけではありません。油が劣化し、輪列の動きが重くなっています。姿勢差による誤差も少し大きくなっていますね」
「そうか」
「分解清掃と注油、歩度調整が必要です。主ゼンマイも本来の力を出せていない可能性があります。分解後に状態を確認しますが、交換は可能な限り避けます」
「外装は?」
「傷や摩耗は、そのまま残します。磨き直せば新品のように見せることもできますが、おすすめしません」
「直すだけなら難しくありません」
私は続けた。
「この時計の場合、直しすぎないことの方が難しいです」
この時計に刻まれた傷の一本一本にも、意味があるように思えた。それをすべて消し、新品のような顔へ戻すことは、技術的には可能だ。けれど、それがこの時計にとって正しいことだとは思えなかった。
「……そのままで頼む」
男性は、迷わず答えた。
その返事だけで十分だった。この人は、時計の金額ではなく、そこに積み重なったものを大切にしている。金額なら、迷う理由はいくらでもある。迷わなかったということが、何よりの答えだった。
私は必要事項を確認し、預かり証を書き始めた。仕上がりの目安。連絡先。預かり品の状態。いつもと同じ手順で、いつもより少しだけ丁寧に。
男性が帰るまで、時計をどこで手に入れたのか、誰から受け継いだものなのか、私は尋ねなかった。彼自身のことも、深く聞かなかった。
男性は預かり証を受け取ると、静かに礼を言って店を出ていった。扉の鈴が、いつもと同じ音で鳴った。
店内に静けさが戻った。
私は預かった懐中時計を、もう一度そっと持ち上げた。
百年以上前に作られた、一人のためだけの時計。長い年月、誰かの手で使われ続けてきた時計。
その持ち主は、どのようにしてこれを手に入れたのか。
聞かなかった。整備に必要のない質問だったからだ。
木場くんが写真の剣を見つめていた顔と、この時計を無理に同じものとして扱うつもりはない。剣にも、時計にも、それぞれの重さがある。同じ棚に並べてよい種類の話ではない。ただ、どちらにも、私の知らない長い来歴があることだけが、静かに気にかかった。
私は状態記録を開き、確認した内容を書き始めた。分解清掃。注油。歩度調整。交換部品は最小限。外装は、そのまま。
持ち主への疑問は、整備記録のどこにも記さなかった。
窓の外は、もう暗くなっていた。壁の時計たちの音だけが、今日も変わらず、店の中に降り積もっていた。
あなたが一番好きな平成ライダーは?
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クウガ
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アギト
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龍騎
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555
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ブレイド
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響鬼
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カブト
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電王
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キバ
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ディケイド
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