どうも、半人半妖です 作:覚め
「何これ」
「ん〜…新しい神社が出来たっぽい…?」
「慧音がそんなに歯切れ悪くて良いのか?…これ神社か…?」
「妖怪の山で開かれてるんだもんな…わからん…」
なんだかよくわからんな。博麗神社の宣伝すら行われない人里の中で、突然現れ突然宣伝を始めた謎の人物が最初に渡してきた謎の紙に書かれていたのは、守矢神社だった。何?モリヤ?と言うかこの紙によく綺麗に描けたな。写真かな?しかも大量に…なんて技術力と暇さなんだ。恐ろしい…まあ正体は考えるまでもなく河童だろうな。あいつらたまに人里に来てたりするし。来るな。面倒なんだよ。妖怪と結託してる神社と考えるとそれはもう神社ではないのでは?とも思える。
「なーんか…なぁ?」
「なぁ?と言われても…私にもわからないな。稗田家から何か来てるわけでもないし…」
「それ、稗田家が辞めさせたりする?」
「平が人の心配をするなんて珍しいな。まあ許可をとってなければ多分。」
「…まあ、別に良いんじゃないか…?」
容姿からか、少し集まりが出来てる。まあ人気が出るような容姿だ、素晴らしいことだと思うよ。そう言うことを言ってみたら慧音に詰められそうになった。後で妹紅にどうにかしてもらおうか。守矢神社の紙を一枚だけ掴み、寺子屋に戻る。博麗神社にでも行って様子を聞いてみるか?とも提案してみるが、それをするには関わりがなさすぎると言う話になった。まあ確かに…今更すぎる話にはなるが、まあ確かにだ。確かにそうなんだけどな。怖えぞ、後が。
「と言うわけだ射命丸。なんか知らない?」
「あ、あやや…博麗神社と守矢神社の密談については知りませんが、どうやら博麗神社からのお許しは出ているようですよ。まあ、稗田家に関しては何も知りませんがね。」
「なら良いか」
「ところで、貴方の言っていた月に関してなんですけど…」
「八意に聞け。俺は知らん」
「えぇ!?そ、そんな…あの人、ちょっと近づき難いでしょう?」
じゃあ俺が連れて行ってやろうかと言ってみたら結構とのこと。射命丸の情報はほとんどが倫理的にどうなのと聞きたくなるような方法で手に入っているので、恐らくお許し自体は本当だろう。経緯は知らん。それこそ、家出してから異変解決やらに奔走している霧雨のお嬢さんに聞けば分かるんだろうが…霧雨は俺を閉じ込めた時に先頭にいた奴の苗字なんだよなぁ。うーん…ちょっと怖いな。慧音が言うには昔と変わらなかったとか言ってたけど、それも怪しいところではある。
「いつまでも過去に縛られてないで、克服したほうがいいぞ?」
「慧音が言うのか」
「…私が言ったら何か悪いか?」
「過去を書き表すから…」
「ん…まあ、そうかもしれないが。それに霧雨さんの所から平のことで何か言われたこともない。案外、記録もどこかに捨てられてるんじゃないか?」
「そうかなぁ」
そうだと良いが。まあ俺が居ることに反対する人間は少なくないが、そこに霧雨家がいないことは知っている。無くした可能性の方が高い。そんなことを考えながら歩いていると、何やら声をかけられた。そこのカップルのお二人さん、だそうだ。カップルってなんだ?わからなくて最初無視しようとしたぞ。もちろん話しかけてきたのは守矢神社。こっちは買い出しの途中なんだから、多少の時間も取られたくないのだ。射命丸に時間取られたしな。
「貴方達も守矢神社、どうですか!?」
「悪いが神は信じてない」
「これから買い出しなんだ。」
「えぇ!?」
カップルの意味を慧音に尋ねると、慧音も知らないらしい。推察するに、男女2人の何かだろう。慧音と歩くとかなり声をかけられる。主に慧音に対してだが。俺一人ではそもそも声はかからないだろう。慧音と歩くと嫉妬の感情を向けられるだろう。碌なことがない…ま、これに関しては当分は良いか。こう言うので良いと言うことだな。慧音の買い出しに付き合い、何故か俺の服を買い、帰宅。俺も慧音もいつも同じような服を着ているはずなのだが、果たしてどうだったかな。
「…この服…」
「あぁ。平のために用意してもらった服だ!」
「物置の肥やしにでもするか」
「それは流石にあんまりじゃないか?」
「慧音から貰った物なら大事に使うからな。出かけるときとか」
「平にとって外出は大切な事柄なのか…」
「あれ、伝わらんな」
割と正直に言ったはずだけど。と言うわけで少しの沈黙。溜め息。仕方ない、こればっかりは仕方ない。俺のこと対人経験が少ないと言う話だろうからな。それはそれとして、助けてくれ妹紅。どうすればこう言う場面を切り抜けられるんだ?咳払いして、今日一日は一応この服で行くことにした。動きやすいし大きさも合う。いつもは少し大きめの服を着ているせいで歩くときが辛かったからな。毎回毎回少し足を上げないと踏みそうになったりしてな。ま、老ける途中に大きくなるから、それもない今は大きい服を着る理由なんてないわけだ。
「…で、へそくりはどれくらい貯めてたんだ?」
「まあ六…危ない言ってしまいそうだった」
「六ヶ月…長いな」
「いや、まあ…うん…」
「どうした?」
「寺子屋でもう少しお金を集めようかと迷った」
「紙と墨、後新聞か。まあ老朽もあるか」
慧音、自分で老朽化の対策してそうだけど結局延命しか出来無さそう。