どうも、半人半妖です 作:覚め
妹紅が輪廻転生を否定するために寺の前で自殺を!?
一番意味ないよそれ
「と言うわけですね」
「俺に言われてもなー」
「とは言え、関わりがあるのでしたら辞めてもらうように言ってもらえますか?」
「あいつ自分から進んで死ぬようなやつじゃないしな」
まあ恐らくは揶揄い目的だろうな。もうそろそろ飽きてくるんじゃない。妹紅の自殺。妹紅の奴め、白蓮にそんなことを相談されて困っているんだぞ俺は。なんでそんなことしてるかな。そのせいで俺は今命蓮寺に居る。慧音を連れてくる訳にもいかず、妹紅本人は何処に居るのかわからないし。そして俺は何もないため。ナズーリンに呼ばれたまま歩いてたらこうなったのだから、どうしようもないね。…しかし、なんか、里にこんだけ近い場所に寺を建てて良く稗田家に認められたな。
「まあ近くないと墓地も困りますから…」
「里の墓地も無限にある訳じゃないから助かるけどな。まあ助けなくても良いと思うけど」
「…何故里で暮らしているんですか?」
「恩人の意向に従ってるだけ」
「まあ」
なにがまあなのか。まあ実際、助けたのが妹紅だったらおそらく里に住んでない。別に洞窟暮らしでも飯以外は困ってたけど不便を超えることはなかった。飯はとても困っていたが。動けないのもな。白蓮の封印環境と比べればだいぶ酷い。白蓮は動けるし飯は自分でなんとかできるし景色も暗いだけでなく魔界を見て回れたらしいし。魔界というものが実際にあるとして、景色はかなり変わるらしい。景色無し、飯無し、寿命無しの三拍子はかなり苦しく感じていた。普通に辛い。
「それで私と同じような期間…気が狂いませんでしたか?」
「実際狂ったけどどうにもならなかったら狂ってもしょうがないよねって。」
「えぇ…」
「んで、妹紅には俺から言っておくけど。帰って良い?」
「同じ封印されたもの同士、まだ少し話せませんか?」
「…お前面倒だな…」
ここに寺が建った理由は、立地もあるがこの土地に意味があるらしい。なんか変なのが封印されてるんだとか。封印封印…普通、封印ってそんなに乱用して良い訳じゃないからな。封印って、普通どうしようもない時の最終手段だからな??分かってんのか??どうせ封印なんていつか解けるんだから、それまでになんとか出来るようにさ。そう言ってみると、果たしてどうだろう。封印とは違ったものだと思うとか言われた。なんだそれ。封印じゃないなら何だよ。そう聞いたところで返答は無し。帰りたい。
「じゃあ帰るわ」
「封印とは違うと思いますが、今この足下で眠っている者の力は並大抵のものではありません」
「?」
「復活させてしまった場合、私や平さんにも不利益があると思われますが?」
「人外だろ?なら博麗の巫女が何とかする。」
「そういうことではなく…」
詳しく聞く気もないので立ち去る。要は封印されてるやつを寺でもう一度封印してるって話だ。だからなんだよ、としか言いたくないのが現状。人外にしろ人間にしろあまり関係ないだろ。どの道復活した時点で人外だよ。博麗の巫女によって制裁される。と言うか、俺と白蓮が不利益って…俺と白蓮に共通した何かなんてないだろ。元人間くらいか?封印されてたことか?…封印した張本人はないか。死んでてくれ。最悪、八意を頼るとしよう。大体はそれで片付く。
「って訳。なにもなかった」
「平…慧音にそのまま話したのか」
「うん」
「それで今は?」
「残念そうに言うなとか言われてな」
「だろうな?」
なんか、命蓮寺が関わると毎回こうなるな。とりあえず妹紅に釘を刺す。分かったか?やめろよ?寺の前で自殺って。そう言ったら揶揄い目的だし良いぞと言われた。どうせ輪廻転生を否定したいとかそんなもんだろ、と言ってみたところ正解とのこと。やめとけ、相手は宗教、勝ち目云々以前に無視されて終わり。とは言え里でやる訳にもいかないだろ。じゃあやめろ。そう諭したところ、至極つまらなさそうに返事をされた。お前のせいで慧音は拗ねたんだが??
「良い加減くっつけよ」
「…俺も慧音も自己肯定感低いからな。絶対にうまくいかない」
「二人には共通する物もあるのに」
「俺は老いないからな。どの道慧音が先に死ぬ可能性が高い」
「お前なぁ」
「あと普通に慧音が面倒」
「好きと面倒って両立するんだ」
少なくとも俺は両立した。この会話を慧音が聞いてないことを祈りつつ、会話を進める。大体、慧音は妹紅のことをどう思ってるのやら。ちんちくりんとか呼んでたが、もしかして慧音から見れば俺と妹紅は無いと思ってるのか?まあ確かにないけど、だったら白蓮とか八意とも無いのは分かることだろう。一体どうしてそこまでなにかにこだわるのか。俺にはわからない。そんなこんなで妹紅が肉を取り出し、慧音を確認したら寝ていたので、ちゃっちゃと楽に飯を済ませることにした。慧音は後で起こす。
「健康なんて無縁の私たちにしかできない丸焼きだ」
「うさぎの形のままじゃ無いから違うんじゃ無いか」
「確かに…まあ良いや。じゃ、火付けるから離れてな」
「はいはい」
「なにしてるんだ?」
「あれ、慧音だ。寝てたんじゃ無いの?」
「平が確認に来たおかげで起きた」
てゐ「酷い!誰がこんなことを…!」