どうも、半人半妖です 作:覚め
???「何やてぇ!?」
「平…何故か命蓮寺の信者と神霊廟の信者の間で緊張が…聞いてるのか?」
「慧音が知らんわけじゃないし。俺?」
「その通りだ。具体的には、命蓮寺の連中がほとんど神霊廟を無視して、その流れが信者にまで流れて…と言う話だ。心当たりは?」
「全然ある」
と言うわけで慧音に拳骨を喰らう。痛い。そして今、俺が言ったことに関して質問があると白蓮まで来てるらしい。…マズイか、少し。でも俺あの時来てた布都って奴見えないからどうしようもないんだよな。実際命蓮寺側にしか何も言えないし。と言うわけで応接間に行き、白蓮と対面。あれ、なんか少し怒ってそう。でも俺、白蓮が言ったらやめようねとか言ったよな。どうしてこんなことになっているのか。まあ…一輪ととか村紗あたりが少し反対しそうだけどね。
「いてっいたっ、殴った場所で俺を抑えるな」
「正直言って里が荒れる原因を作ったならもう少し殴りたいぞ私は」
「俺は人里なんかどうでもいいって言ってるよね?」
「えっと、お話よろしいですか?」
「あ、はい」
「…星になんて言ったんですか!?あの子があそこまで徹底的に無視するのは本当に珍しいんですよ!?」
徹底的な無視は誰にも効くぞ、としか言ってない。白蓮が注意すればそれまでで終われるはずだけどなぁ。あいつら全部話してなかったのか。じゃあそうなるか。んで、信者同士が怒ったりしてる訳だ。えぇ面倒…そっちで何とかしてよ。原因が俺にあるとはいえね。そう思ってたら慧音と白蓮が話して何故か俺がほぼ全ての責任を負って無視やめようねって星達に言いに行くことになった。…これ、神霊廟の奴らにも話に行くことになるよな。でも信者の不仲は流石に無理じゃないかなぁ。
「って訳になったから無視やめてあげてね」
「話が二転三転してますが…」
「住職さんから何したんだった言われてな。こればっかりはしょうがない。」
「今更不仲を解消しろと?」
「我慢しろって言ってるの。お願いします」
「貴方が頭を下げるとは…まあ、仕方ないですねぇ」
神霊廟はいいって。やったね。慧音も最近は暇が増えたおかげでこう言うことに首を突っ込むことが増えた。いやまあ今回は俺が勝手に突っ込んで変なことにしたのは言うまでもないけどね。そうして痛む頭と共に里へ帰る。これ以上いたら視線が痛い。主に一輪からの。仕方ねえだろあいつら面倒なんだから。正直言って太子は好かん。寺子屋に着いてから、あー面倒なことになったなと不貞腐れる。緑の方はまだ良いけど、太子はなぁ…個人的に本当に好かない。
「痛いよ」
「分かった分かった。絆創膏だな?」
「それより撫でて欲しい」
「全力でか?ん?」
「いっだ!?」
本気で抑えられたので痛みを訴える。結局絆創膏で終わった。…鈴仙が言っていたことを思い返すと、絆創膏の使い方としては間違ってる気がしてならない。が、実はどうやってこれを使えば良いのかよく分かってない。怪我したら貼るものだって覚えてる。正直言って覚える気は無さそう。俺はない。でも頭に貼るものではなかったと思う。そんなことを考えながら久々に焼き芋をする。芋焼くぞ芋。最近…と言うか、俺が月から帰ってからは全くと言って良いほどできなくなったからな。本当に月の奴らは嫌いだ。
「よし…」
「お、久しぶりだな?」
「妹紅がいれば火もつけやすいんだけどなぁ」
「はぁ…火は私がやるよ。」
「火をつけることが楽しいんだけどな」
「平、妹紅の体を少し面白そうとか思ってる?」
「うん」
火を扱えるのは本当にいい。寒い時は特に。暑くても物焼く時に便利。ないと困るんだよ火は。全部実体験だけど。いやー悲しいなぁー。ちなみに、俺が檻の中にぶち込まれてた頃の体験談は慧音には話してない。妹紅と八意には話したよ。八意は謝罪目的だったけど、全然謝ってくれなかったわ。そんな感じで待ってたら芋が焼けた。焼けたのでさっさと慧音に渡す。んー…里の様子がかなり危なくなってきたので、里を離れたい。俺の発言が原因だけど。また別の宗教来たらそれこそ大荒れじゃないのかな。
「それも平の発言のせいだな?」
「かも」
「はぁ…そんなに余計な一言が多いわけでもなかっただろ?何でそんな急に変わったんだ。」
「宗教はちょっとよくわからん」
「宗教だからって話じゃなかっただろ」
痛いとこつかれた。熱い焼き芋を食べて誤魔化す。いや、同じような境遇のやつがいたから勝手に肩入れしてるだけなんだけどな。やったぜ同じ幽閉仲間だ。太子?あいつは、緑の人が言うには自らそうなったから別だ。流石に気が知れない。どうなるかとかわからんもんかね。意識があるかもわからないけど。…そういや慧音は俺のことをどこまで知ってるんだ?幽閉されたことを知っても、霧雨の家にあるやつくらいしか記されたものはないだろうし。妹以外では様子を見に来た奴もいないはずだし。
「ほら。これで大丈夫か?」
「ん、すまないな」
「…慧音はやっぱ小さいな」
「なっ」
「まあ、可愛らしくていいんじゃないか?」
「そう言う平は随分と小さくなるなぁ。妖怪の時とか」
「最近は立ち上がるんですけどね」
「それでも私より小さいだろう」
「角の話?」
慧音のツノは20センチくらい身長盛れて欲しいな。