どうも、半人半妖です 作:覚め
とある付喪神が仮面無くしたから希望が消えた!?!?←あんまよくわからない
「さて」
「俺は何もしてないぞ」
「違う。平を里の外に出したのは、今が危険な状態だからだ。」
「?」
なんか、慧音の話だと人里は今少し危険らしい。なんだか仕事を後先考えずに行う人間が増えてしまったとか。なんでも掛け声はええじゃないか、らしい。慧音が言うには縁起の悪いことなんだとか。命蓮寺や守矢、あと太子たちが対処に当たってるけどええじゃないかは止まらないらしい。うーん、まあ、そんなもんか。そんなことで力の弱い妖怪はいつ刺されるか分からない、なんなら俺は片腕ないから襲われるかもしれない、とのこと。慧音も同じじゃないのか。
「妹紅の家に住んでもらうぞ」
「しょうがないか」
「…いや、それ以上にもっと面倒なことになるかもしれない」
「どんなことに?」
「博麗の巫女が復権を目指している」
「わぁ」
まずい。けど俺は関係ないからね。どうにかして慧音も連れて行きたいが、今のこの状態を放っておくわけにはいかないと言って慧音は行ってしまった。仕方がないので俺は妹紅の家に行く。慧音が言うには里が危険な理由の一つに、この先何があるか分からず状況が改善しないことがあるらしい。奈良何やってもええか、ええじゃないか、と言うことだ。ふざけてんの?と言ったら慧音は少し驚いたような顔をしていたな。いやまあその気になれたら俺はとっくの昔に解放されてたよ。
「つーわけで住まわして」
「お前…慧音が危ないよな?」
「つーわけで慧音を見守りたい。が、俺も妹紅もあまり目が良くない。なら?」
「…なら?」
「どうしよう」
「どうすんの??」
と言うわけでなんとかなって欲しいと願いながらここで過ごすことになった。それ以外に道はない。と言うわけで、里の危険が収まれば慧音が教えてくれるらしいのでそれまで待機。最悪妹紅が慧音を攫っていくのはどうかと言われたが、それならより里に受け入れられていない俺の方が良いと言ったら妹紅に全否定された。だからお前は平なんだよとか言われた。一応言っとくけど本名は平じゃないからな、俺自身名前忘れたけどもね。…慧音が名付けたはず…。
「いやそれは今聞いてない」
「えっ」
「目が良くないとかは永琳に聞いてなんとかしてもらうか」
「なるほど」
「…嫌じゃないのか?」
「そんなに。」
そうして八意のもとへ。そこで言われたのは、視力の問題ではなく単純に遠いのだとか。よって俺と妹紅に与えられたのはその場で作られた双眼鏡とやらを渡された。これを用いて見ろってことらしい。使い方わかんね…妹紅の家に戻り、竹林の合間を縫うように里を見る。あ、すんごい見える。八意ってすげえ。そう思いながら里を見ていた。今のところは言うほど危険かなと言ったところ。口喧嘩が多いかな。居酒屋とか。昼なのに居酒屋にいるとか、ちゃんと働けよ。
「お前だよ」
「なんでぇ」
「平だろ、寺子屋増やさせた原因」
「まあ俺だけどね。俺が信頼できないって声が出て、その結果増えた。」
「…まあ確かに、慧音の隣に突然現れた男だもんな。里の男たちからすれば嫉妬の的だわな」
「俺と慧音だぞ?」
とか言って、双眼鏡を覗くのをやめた。これなら当分は安全だろう。俺としては慧音と会えないことが不満に思うくらいだろう。まあ仕方ないね、その慧音本人にここにいろと言われてるんだから。今更だが寺子屋に戻りたくもなったが、我慢する。会いに行ったとしても本人によってまたここに来させられる感じだろう。よほど危険な時じゃないと。ちなみに双眼鏡で覗いたところ、宗教一つ一つの周りに人だかりがあり、その周りを嘲笑うような顔をしている奴によって囲まれている。やっぱ人間ってクソだわ。
「…ダメだ、やる気ない」
「そんなにか?月に行った時は何やってたんだよ」
「抜け出すために暴れてた。でも今回は俺が暴れても何も早まらないからなぁ」
「そこまで好きなら告白して来いよ…見ててムズムズする」
「いや、妹紅とも会いたかったぞ。俺にとっては妹紅と慧音さえいればなんでもいいからなぁ」
「はぇ」
妹紅の動きが止まった。まあたしかに少し気持ち悪かったかもしれないけどさ。そこまで露骨に反応しないで欲しい。まあ優先順位を言ってしまえば、慧音の方が上だけどな。俺を解放してくれたのがでかい。まあその場に妹紅がいれば話も変わったかもしれないが。とにかく、ひとまずは人里の荒れ具合を観察しつつ、妹紅の暮らしに合わせていくことになりそうだ。つまり筍狩り…と行きたかったのだがあまり取りすぎるとダメだからと言われ、結局家で一人。暇なんだよな、かなり。
「すみませ〜ん」
「あれ、鈴仙」
「っ!?なんでいるんですか!?」
「里が危ないからな。慧音に言われた」
「へ、へぇ…」
「妹紅は今筍取りに行ってるぞ。」
「男が恥ずかしくないんですか」
「お前の目の前にいるのは人外だぞ」
鈴仙を小突く。用事は妹紅に対して試薬を持ってきたらしい。蓬莱人に?と思ったのだが、どうやら身体能力を改善する薬らしい。蓬莱人に?老いない奴の身体能力を、一体どうやって改善すると言うのか。意味がわからん。鈴仙が言うには体調不良も含まれるらしいが、よほど分からん。蓬莱人って体調不良になるのか?そう考えていたところに妹紅の目を鈴仙がジッと見つめ始めた。何やってんだかわからん。すると唐突に妹紅は足取りを悪くし、酔っぱらったかのように歩き始めた。
「よし、これで経過観察で…」
「そういえば俺たちついさっきまで永遠亭に居たんだけど、なんでその時に渡さなかったんだ?」
「えっ…と…忘れてて…」
「そう言う割にはこっちきたの遅かったよな」
「良いじゃないですか、別に…」
鈴仙から見た平ってかなり話しにくいと思う
なんとなくだけど。